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ラマダン、シリア難民、希望? イスラム教徒が迎える特別な月と復興への願いラマダン、シリア難民キャンプ、写真プログラムが語る食文化と伝統

ラマダンが始まり、シリア難民たちは故郷への思いを胸に希望を抱いています。エジプトやヨルダンの難民キャンプでのラマダン、子どもたちの写真プログラムを通して、食文化と信仰を守る姿を描きます。困難な状況下でも、家族との絆を深め、未来を願う難民たちの姿を伝えます。

ラマダン、シリア難民、希望? イスラム教徒が迎える特別な月と復興への願いラマダン、シリア難民キャンプ、写真プログラムが語る食文化と伝統

📘 この記事で分かる事!

💡 イスラム教徒にとって神聖な月であるラマダンが始まり、シリア難民は故郷の復興を願っています。

💡 ヨルダンの難民キャンプでは、ラマダン期間中も伝統的な習慣が守られ、故郷への思いを募らせています。

💡 写真プログラムを通して、難民の子どもたちがラマダン中の食文化や思いを表現しています。

本日は、ラマダンをテーマに、シリア難民の方々の様子をご紹介します。

まずは、ラマダンの始まりと、彼らの現状について見ていきましょう。

ラマダンの始まりとシリアの復興への願い

シリア難民がラマダンに抱く特別な思いとは?

希望を胸に早期の安定と復興を願う。

本日は、ラマダンの始まりとシリア復興への願いについてお伝えします。

イスラム諸国「ラマダン」入りシリア難民、復興に願い
イスラム諸国「ラマダン」入りシリア難民、復興に願い

✅ イスラム諸国は、1年で最も神聖な月であるラマダンを迎え、約1ヶ月間、イスラム教徒は日中の飲食を断ち、宗教心を深める。

✅ 昨年12月にアサド政権が崩壊したシリアでもラマダンが始まり、国外での生活を続ける難民たちは、早期の安定と復興を願っている。

✅ エジプトのシリア難民が多く暮らす地区では、食材や装飾品のランプを求める買い物客で賑わい、政権崩壊後の希望を語る声も聞かれた。

さらに読む ⇒北國新聞出典/画像元: https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1672650

シリア難民の多くが暮らすエジプトでは、ラマダンを前に活気が見られますね。

困難な状況の中でも、希望を抱いてラマダンを迎える姿に、胸が熱くなります。

2025年3月1日、イスラム教徒にとって最も神聖な月であるラマダン(断食月)が始まりました。

この期間、イスラム教徒は日中の飲食を断ち、宗教的な意識を高めます。

アサド政権崩壊後の混乱と経済苦境が続くシリアでは、国外に避難した難民たちが早期の安定と復興を願っています

エジプトでは10万人以上のシリア難民を受け入れており、首都カイロ近郊の難民が多く暮らす地区では、ラマダンを前に食材や装飾品を求める人で賑わいを見せています。

ある飲食店従業員は、以前の政権下では希望がなかったが、今年のラマダンは格別だと語り、難民たちはラマダンという特別な月を、希望を胸に迎えています。

ラマダンは、世界中のイスラム教徒にとって特別な意味を持つんですね。シリア難民の方々の希望を願う気持ち、とてもよく分かります。僕も、旅先で彼らの文化に触れたいと思いました。

ザータリ難民キャンプでのラマダンと伝統の継承

ザータリ難民キャンプでのラマダン、どんな過ごし方?

伝統を守り、親戚と交流する

続いては、ザータリ難民キャンプでのラマダンの様子です。

×クーリエ・ジャポン
×クーリエ・ジャポン

✅ ヨルダンのザータリ難民キャンプでは、ラマダン期間中もシリア難民は故郷の習慣を守り、親戚や友人を招いて食事を共にしたり、アル・ムサハラティが夜明け前に人々を起こす慣習が受け継がれている。

✅ 難民キャンプでのラマダンは、日没後の食事の準備や、夜の礼拝後の訪問など、シリアでのラマダンと変わらない形で過ごされており、故郷への思いを募らせている。

✅ ザータリ難民キャンプのアル・ムサハラティであるレダ・イブラヒム・サイードは、3年間人々の起床を促しており、夜明け前の祈りの言葉でラマダンの雰囲気を作り出している。

さらに読む ⇒自分で明日を選べるように出典/画像元: https://www.jen-npo.org/blogs/15220/

難民キャンプでも、シリアの伝統が守られているのは素晴らしいですね。

故郷を離れても、ラマダンを大切にする姿に感動しました。

困難な状況でも、伝統を守ろうとする姿勢は、私たちも見習うべき点です。

シリア難民が多く暮らすヨルダンのザータリ難民キャンプでも、イスラム教徒の信仰と断食の習慣が守られています。

2017年5月26日にラマダンが始まり、キャンプでのラマダンは、故郷のように家や通りの飾り付けをすることは難しいものの、親戚を訪ねて夜を共に過ごすなど、伝統的な過ごし方をしており、夜明け前の食事のために人々を起こす「アル・ムサハラティ」という習慣も受け継がれています。

難民たちは故郷でのラマダンを懐かしみながらも、親戚との交流や伝統を守ろうとしています。

日本の国際NGO「JEN」が発行する月刊誌「THEROAD(ザ・ロード)」は、ザータリ難民キャンプの住民の生活や情報などを発信しており、難民自身が執筆することで、難民キャンプの状況を伝えています。

ザータリ難民キャンプでのラマダンの様子、まるで故郷にいるかのようですね。家族や親戚と集まり、伝統を守る姿に、私も心が温まりました。いつか、私も難民キャンプを訪れて、彼らの生活に触れてみたいです。

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シリア難民キャンプの子どもたちが、ラマダン期間中の食を写真で表現!愛情と感謝あふれる食文化を垣間見る。