ドイツで相次ぐ事件、何が起きているのか？（マンハイム、暴力、社会問題）マンハイムの事件から読み解くドイツ社会の課題

それでは、近年のドイツで発生した、人々に衝撃を与えた事件と、その背景にある社会問題について詳しく見ていきましょう。

カーニバルを襲った悲劇

2024年3月3日、ドイツ西部のマンハイムで発生したイースターカーニバル中の車両突入事件について解説します。

ドイツで群衆に車が突っ込む、人死亡西部マンハイム

公開日:2025/03/04

✅ 2025年3月3日、ドイツ西部マンハイムで車が歩行者専用区域の群衆に突っ込み、83歳女性と54歳男性の2人が死亡、5人が重傷、5人が軽傷を負った。

✅ 容疑者は40歳のドイツ人男性で、精神疾患の兆候が見られ、単独犯として拘束された。彼は造園業者で、空砲を込めた銃で自らを撃った後に病院に入院。

✅ 事件を受け、マンハイムのカーニバルは中止となり、ドイツ各地で警備が強化された。過去にも同様の凶悪事件が起きており、当局は捜査を進めている。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.bbc.com/japanese/articles/cqjdq0k2prdo

犯人の精神疾患の兆候や単独犯であること、事件後の対応など、詳細な情報が伝えられています。

犠牲者の方々には、心よりお悔やみ申し上げます。

2024年3月3日、ドイツ西部のマンハイムで、イースターカーニバルが開催される中、黒いハッチバックの車が歩行者専用区域に突入する事件が発生しました。

この事件では、83歳の女性と54歳の男性が死亡し、5人が重傷、5人が軽傷を負いました。

犯人は40歳のドイツ人男性で、造園業を営んでいました。

彼は単独犯と見られており、精神疾患の兆候がみられたため、過激主義との関連はないとされています。

事件発生後、容疑者は空砲を込めた銃で自らを撃ち、病院に搬送されました。

監視カメラの映像には、車が高速で走行する様子が記録されていました。

当局は車を凶器として使用したと説明し、事件発生に伴い市中心部のカーニバルは中止されました。

この事件に対し、マンハイム市長は「おぞましい」と表現し、ショルツ首相も犠牲者に哀悼の意を表しました。

この様な事件は、本当に恐ろしいですね。旅行者が多い場所での事件ということもあり、他人事ではないと感じました。

繰り返される暴力の連鎖

2024年5月31日、マンハイムで発生した、刃物による襲撃事件について解説します。

ドイツで暴力事件が頻発：マンハイムで自動車事故、少なくとも人死亡、人負傷

公開日:2025/03/04

✅ ドイツのマンハイムで、車が歩行者ゾーンに突っ込み、少なくとも2人が死亡、25人以上が重傷を負う事件が発生し、運転手が逮捕された。

✅ 事件はマンハイム中心部のパラデ広場からヴァッサートゥルムにかけて発生し、監視カメラには容疑者が猛スピードで歩行者に突っ込む直前の姿が映っていた。

✅ ドイツでは最近、同様の暴力事件が相次いでおり、今回の事件についても警察は他の共犯者がいるか捜査を進めている。

さらに読む ⇒北美華人即時新聞出典/画像元: https://news.vocofm.com/ja/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/132849/

繰り返される事件に、強い憤りを感じます。

類似の事件が多発している現状は、ドイツ社会が抱える問題の深刻さを示唆していると言えるでしょう。

今回の事件は、過去9ヶ月間でドイツ国内で頻発している凶悪犯罪の一連の流れを想起させます。

昨年9月には、マンハイムでアフガニスタン人男性による刺傷事件が発生、警官が殺害されました。

さらに、ゾーリンゲンでのナイフ襲撃事件、アシャッフェンブルクでの子供たちへの襲撃事件、ミュンヘンでの車両突入事件など、類似の事件が相次いでいます。

また、昨年12月にも車両突入テロの脅威が警戒されていました。

これらの事件は、ドイツ社会における暴力行為の増加と、市民の不安を浮き彫りにしています。

ドイツだけでなく、世界中で似たような事件が増えている印象です。旅行先での安全対策は、改めてしっかり考える必要がありそうですね。