ロシア海軍、シリア撤退と日本近海での活動…その目的は？シリア撤退と日本近海での活動の裏側

それでは、はじめにロシア海軍のシリアからの撤退について詳しく見ていきましょう。

シリアでのロシア海軍の撤退

これは、ロシアにとって大きな戦略上の損失になる可能性がありますね。

ロシア海軍の艦船、シリア基地を離れ沖合に停泊安全上の理由か

公開日:2024/12/10

✅ ロシア海軍の艦船が、シリア・タルトゥースにあるロシア軍基地から出港し、沖合に停泊していることが衛星画像によって確認された。

✅ 艦船の出港は、アサド政権崩壊後の安全上の懸念から、タルトゥース基地から離れたことが示唆されている。

✅ ロシアはアサド政権の強力な後ろ盾であり、戦略的に重要な軍事基地の安全確保のために、反政府勢力との協定締結を急いでいる。

さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/markets/commodities/LVKFTGKMGVK7FNEPBLYACULKCI-2024-12-10/

ロシア海軍がシリアから撤退したことは、現地情勢の変化を反映していると言えるでしょう。

ロシア海軍は、シリアのタルトゥース海軍基地から艦艇を撤退させたことが確認されました。

これは、シリア反政府勢力の進攻が続き、同基地への脅威が迫っているためと推測されています。

ロシアは、同基地を地中海における重要な戦略拠点として位置づけており、2017年には同基地の拡張と使用を許可され、恒久的な部隊を形成することを発表していました。

しかし、反政府勢力の進攻により基地の防衛が困難になったことから、ロシア軍は艦隊を退避させることを決断したと見られます。

この撤退は、ロシアにとって戦略的な損失であり、地中海におけるロシア海軍のプレゼンスを弱体化させる可能性があります。

ロシア海軍は、今年7月にもウクライナのミサイル攻撃にさらされていた黒海艦隊をクリミア半島のセヴァストポリから撤退させており、今回の撤退はロシア軍が直面している厳しい状況を表していると言えるでしょう。

なるほど！シリア情勢は複雑ですね。ロシアはアサド政権を支援していますが、反政府勢力の勢力拡大も懸念されています。撤退は安全上の判断なのでしょうか？

ロシア艦艇の日本近海における活動

ロシア海軍の日本近海での活動は、我が国の安全保障上重要な課題の一つです。

ロシア海軍の情報収集艦「クリルィ」、津軽海峡を航行し太平洋へ海自「あおしま」が警戒監視

公開日:2023/05/22

✅ ロシア海軍の情報収集艦「クリルィ」が津軽海峡を通航し太平洋へ向かった。

✅ 海上自衛隊は「あおしま」とP-3C哨戒機で警戒監視・情報収集を実施した。

✅ 「クリルィ」は5月19日に青森県竜飛岬の北西300kmの海域を南東進し、その後津軽海峡を通過して太平洋へ向かった。

さらに読む ⇒フネコ出典/画像元: https://funeco.jp/news/news-20709/

情報収集艦の活動は、軍事的な意味合いを持つ可能性もありますね。

ロシア海軍の情報収集艦が長崎沖の接続水域を航行したことが確認されたことにより、防衛省は警戒監視を強化すると発表しました。

ネット上では、この行動がウクライナ戦争の影響や将来的な侵略の兆候ではないかと懸念する声が多数寄せられました。

ロシアの軍事力強化や侵略の可能性に対する不安、国内経済状況の悪化の中で行われるロシアの行動に対する批判などがみられました。

国民の間では、ロシアの動きが日本に対する脅威として意識され、今後の展開について強い懸念が生じています。

情報収集艦ですか！日本の領海に近づくのは、ちょっと怖いですね。