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コンゴ民主共和国東部紛争はなぜ?M23とルワンダの対立が招く人道危機とは?コンゴ民主共和国東部紛争:M23の台頭と国際社会の対応

コンゴ東部でM23反政府勢力と政府軍の戦闘が激化。ルワンダの関与疑惑も。紛争はルワンダ大虐殺に根ざし、700万人以上が避難。医療支援も困難に。国際社会はルワンダに非難と撤退を要求するが、対立は深まる。早急な解決策が求められる。

コンゴ民主共和国東部紛争はなぜ?M23とルワンダの対立が招く人道危機とは?コンゴ民主共和国東部紛争:M23の台頭と国際社会の対応

📘 この記事で分かる事!

💡 コンゴ民主共和国(コンゴ)東部で、反政府勢力M23と政府軍の間で戦闘が激化。多数の死傷者と避難民が発生しています。

💡 ルワンダがM23を支援しているとされ、国際社会からの非難が高まっています。一方、ルワンダは関与を否定。

💡 戦闘は激化の一途を辿り、人道危機が深刻化。MSFなどの人道支援団体が医療活動に苦慮しています。

それでは、コンゴ東部紛争の現状と、その背景にある複雑な問題を詳しく見ていきましょう。

紛争勃発とM23の台頭

コンゴ東部紛争、M23は何を求めている?

フツ族掃討と北キブ州での勢力拡大。

コンゴ民主共和国東部では、武力衝突が頻発し、国際社会の関心が高まっています。

M23の台頭とルワンダの関与が問題となっています。

コンゴ反政府勢力と政府軍の戦闘激化、平和維持部隊員人死亡

公開日:2025/01/28

コンゴ反政府勢力と政府軍の戦闘激化、平和維持部隊員人死亡

✅ コンゴ民主共和国東部ゴマで、反政府勢力M23と政府軍・支持派民兵の間で小規模な戦闘が発生し、南アフリカの平和維持部隊員4人が死亡した。

✅ M23のゴマ進軍に対し、首都では反ルワンダデモが発生、南アフリカとルワンダ大統領は停戦の必要性で合意した一方、国際社会はルワンダへの圧力を強め、国連安保理がコンゴの危機について協議する予定。

✅ 戦闘により、赤十字国際委員会はゴマの病院で多数の負傷者を治療し、国連人道問題調整事務所は深刻な状況を報告、フランスはルワンダ軍の撤退と対話を呼びかけた。

さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/security/W3L3BSL3PZKJ5PE5TSOTNO6ZUE-2025-01-28/

南アフリカの平和維持部隊員の死は衝撃的でした。

ルワンダへの圧力も強まっていますが、事態は複雑です。

2021年11月頃からコンゴ民主共和国(コンゴ)東部、北キブ州で反政府勢力M23が活動を活発化させ、事態は悪化の一途を辿っている

M23はルワンダとウガンダの支援を受けているとされ、コンゴ政府、米国、国連もルワンダの関与を指摘しているが、ルワンダはこれを否定している。

M23は、コンゴに逃げ込んだフツ族の掃討を目指していると見られており、1994年のルワンダ大虐殺に起因する両国間の緊張関係が背景にある。

M23は、2024年1月には主要都市マシシを制圧し、北キブ州全体で勢力を拡大している。

M23はウガンダ国境から活動を拡大し、東部コンゴの広範囲を制圧している。

M23はゴマ近郊のマシシやカタレも支配下に置き、北キブ州での支配を強めている。

コンゴ東部の情勢、本当に目が離せませんね。ルワンダとの関係が悪化しているのも気になります。

戦闘の激化と人道危機

コンゴ紛争、市民犠牲者の数は?

ゴマ制圧以降、約3000人死亡。

戦闘の激化により、人道危機が深刻化しています。

医療施設への攻撃は許されません。

コンゴ民主共和国:国境なき医師団の施設が銃撃を受けスタッフが重傷──紛争下での人道援助の保護を
コンゴ民主共和国:国境なき医師団の施設が銃撃を受けスタッフが重傷──紛争下での人道援助の保護を

✅ コンゴ民主共和国北キブ州マシシにある国境なき医師団(MSF)の施設が銃撃を受け、スタッフ1人および避難していた子ども1人が負傷した。

✅ MSFは、人道援助施設への攻撃は国際人道法に違反するとして強く非難し、紛争当事者に対し、人道・医療施設の保護を訴えている。

✅ マシシでは戦闘が激化しており、MSFは病院支援を継続するかどうかを検討せざるを得ない状況になっている。

さらに読む ⇒|プレスリリース・ニュースリリース配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000721.000004782.html

MSFの活動が困難になっている状況は本当に心が痛みます。

一日も早く、安全が確保されることを願います。

M23とコンゴ軍の戦闘は激化し、多数の市民が犠牲になっている。

特に2024年1月末にはM23が北キブ州の州都ゴマを占領し、その後南キブ州ブカブも制圧した。

戦闘はゴマ郊外やマシシなどで継続し、民間人の死傷者が多数報告されている。

国連によると、ゴマ制圧以降、約3000人が死亡、約2900人が負傷している。

戦闘の激化により、700万人以上が避難を余儀なくされ、今年に入ってからだけでも23万7000人以上が避難している。

ゴマの住民はM23の侵攻を恐れ、避難を検討している。

MSF(国境なき医師団)はゴマのキシェロ病院で治療にあたっているが、戦闘の激化、物資の略奪、スタッフへの攻撃により医療活動は困難を極めている。

病院では手術中に銃弾が屋根を貫通する事態も発生し、食料や医薬品の供給も滞っている。

MSFはゴマとその郊外の国内避難民キャンプでの活動を一時縮小せざるを得なくなっているが、医療・人道ニーズは増大している。

ゴマの住民の方々の避難の様子を見ると、心が締め付けられます。子どもたちの笑顔が戻るように祈りたいです。

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コンゴとルワンダ、対立激化!M23への支援巡り非難合戦。国際社会も介入、解決の糸口は見えず。人道危機悪化の恐れも。