チベット大地震、繰り返される悲劇と復興への道のりとは?2024年、2025年 チベット大地震の記録
標高4000m超のチベットでM6.8の地震が2度発生。エベレスト麓のティンリ県は壊滅的な被害を受け、多数の死者と家屋倒壊。救助活動は困難を極め、国家規模の支援が展開。繰り返される地震は脆弱性を示し、復興への長期的な支援と防災意識向上が急務。
💡 2024年9月、チベット自治区で発生したM6.8の地震。多数の死者と負傷者、住居の損壊。
💡 2025年1月、再びティンリ県を襲った地震。さらなる被害と、復興の遅れ。
💡 地震による被災者の救助、安否確認、生活再建に向けた支援の必要性。今後の課題。
それでは、今回の記事で皆さんに知っていただきたい、チベット大地震の概要からお話ししていきます。
大地からの脅威:2024年9月の悲劇
チベット地震、死者95名…被害の大きさは?
住宅1000棟以上損壊、6万人超の生活一変
本日は、2024年9月に中国チベット自治区で発生した大地震について詳しく見ていきましょう。
公開日:2025/01/08

✅ 中国チベット自治区シガツェ市付近でM6.8の地震が発生し、これまでに死者126人、負傷者188人が確認された。震源はエベレスト地域北のティンリ県で、約6900人が住む3つの町と27の村に影響が出ている。
✅ 習近平国家主席は捜索・救助活動を指示し、1500人以上の消防士や救助隊員が派遣された。テントや毛布など約2万2000点の救援物資も送られ、建物に閉じ込められた400人以上が救出された。
✅ 地震はネパール、ブータン、インド北部でも揺れが感じられ、2015年のカトマンズ近郊の地震のような大規模災害への警戒が強まっている。余震も続いており、被害状況の詳細な調査が進められている。
さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/china/UKGJ347JTJME5DJU4QCEGEA45U-2025-01-07/地震の規模と被害の大きさに言葉を失います。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
高地という厳しい環境下での救助活動がいかに困難を極めたか、想像に難くありません。
2024年9月7日、中国チベット自治区シガツェ市ティンリ県をマグニチュード6.8の地震が襲いました。
震源の深さはわずか10キロと浅く、標高4000メートルを超える高地という地理的条件も相まって、95名が死亡、130名が負傷するという甚大な被害をもたらしました。
1000棟以上の住宅が損壊し、ティンリ県に暮らす約6万1000人の生活は一変しました。
エベレスト山の麓に位置するこの地域は、美しい景観で知られていますが、その美しさとは裏腹に、人々の生活は一瞬にして瓦礫の下に埋もれる危機に晒されました。
習近平国家主席は、直ちに救助活動と被災者支援を指示。
しかし、高地の厳しい地形と通信・電力の途絶という困難な状況が、救助活動を阻みました。
エベレスト地域の観光も一時停止となり、国家規模での支援が必要とされました。
うわ、これはすごいですね。エベレストの近くでこんな地震が起きていたとは。旅行者としては、安全対策をしっかり考えないといけないな、と思いました。
救援の光と苦難:救助活動の進展
地震で救助困難!最大の障壁は何?
通信途絶とアクセス困難。
この章では、救助活動の進展について焦点を当てていきます。

✅ 広島県警は、登山アプリ事業者と協定を締結し、遭難時の迅速な捜索体制を強化します。
✅ 登山アプリを利用することで、登山者は登山計画書の作成・共有や、遭難時に位置情報の提供が可能になります。
✅ 県警はアプリを通じて、下山がない場合に家族等からの連絡を受け、迅速な捜索活動を開始できるようになります。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/821331?display=1救助活動の困難さと、それでも諦めない人々の懸命な努力に胸が締め付けられます。
通信や電力の途絶は、まさに救助の妨げとなる最大の壁だったでしょう。
地震発生後、地元当局は1500人以上を投入して捜索活動を開始しました。
しかし、通信の遮断と電力供給の途絶により、救助活動は困難を極めました。
瓦礫の下に閉じ込められた住民を救出するため、懸命な捜索が続けられました。
山岳地帯という地理的条件に加え、アクセスが限られていることも、救助活動の大きな障壁となりました。
国家規模での支援が必要となる中、中国政府は迅速に消防、救急隊、軍隊を派遣し、ヘリコプターによる物資輸送や避難所の設置、食料・医療品の配布など、被災者への支援を急ぎました。
ヘリコプターでの物資輸送とか、本当に大変だったでしょうね。家族としては、何とか無事でいてほしいと願うばかりです。
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2025年1月、ティンリ県をM6.8の地震が襲う。家屋倒壊、多数の死傷者…救助急務。エベレストを望む地で、未来へ向けた復興への道が始まる。