江國香織の最新作『彼女たちの場合は』は、二人の少女のアメリカ横断の旅を描くロードノベル?アメリカを舞台に、家族の絆と成長を描く物語とは!?
14歳と17歳の少女がアメリカを旅するロードノベル!目的もなく、自由にアメリカを駆け巡る姿にワクワク!成長と家族の絆、そして人生の選択について考えさせられる、江國香織の最新作!
💡 二人の少女のアメリカ横断の旅を通して、家族の絆と成長を描いたロードノベルです。
💡 江國香織さんの繊細な描写と、登場人物たちの心の機微が丁寧に描かれています。
💡 旅を通して、家族の在り方や人生の意味について考えさせられる作品です。
それでは、江國香織さんの最新作『彼女たちの場合は』について、詳しくご紹介いたします。
GWの読書
GWに読んだ2冊の本から、著者はどんなことを感じましたか?
安心感と怖さ、共感と考察
江國香織さんの作品は、登場人物たちの心の描写が繊細で、読者を引き込む魅力があります。
✅ 江國香織さんの二年ぶりの長編小説「彼女たちの場合は」は、14歳の礼那と17歳の逸佳のアメリカ旅行を描いた物語です。
✅ 旅の途中で出会う様々な人々との交流を通して、礼那と逸佳は成長し、自分自身や家族について深く考えさせられます。
✅ 特に、礼那の母親である理生那は、夫である潤との関係に疑問を抱き始め、自身の変化に戸惑いながらも、新たな道を模索していく様子が印象的です。
さらに読む ⇒【雑記ブログ】いちいちくらくら日記|本や文章に関すること中心の雑記ブログ!出典/画像元: https://tokeichikura.com/syohyou-58特に、礼那の母親である理生那の心情描写は、女性の共感を呼ぶのではないでしょうか。
2022年5月のGW、著者は江國香織の『彼女たちの場合は』を読み、14歳の礼那と17歳の逸佳がアメリカを旅する物語に引き込まれました。
礼那の幼さや純粋さにハラハラしながらも、江國香織作品らしい安心感を感じました。
物語は少女たちの旅だけでなく、礼那の両親である理生那と潤の関係にも焦点を当て、二人の間に隠されていたものが浮き彫りになっていく様子は怖さを感じさせました。
一方、オカヤイヅミの『いいとしを』は、42歳の主人公が亡くなった母親の代わりに父親と実家で暮らし、老いていく父親や自分の将来について考える日々を描いた漫画です。
著者は主人公と父親の年齢が自分と両親に近いことから共感しながら読みました。
江國香織の作品には登場人物への共感はあまり感じないものの、江國さんの文章が好きだと感じました。
また、Kindleを利用するようになって漫画をよく買うようになったとも述べています。
江國香織さんの作品は、いつも心に響くものがありますね。この作品も、読み終えた後しばらく余韻が残るような、そんな作品でした。
アメリカ横断の旅
「彼女たちの場合は」の舞台は?
アメリカ横断
アメリカの地図を見ながら、二人の旅路を想像するのも楽しいですね。
公開日:2019/07/06
✅ 不登校になった逸佳は、高卒認定試験に合格し、アメリカの大学に留学するが、落ち着かず、14歳の従妹の礼那を連れて全米を旅に出る。
✅ 旅の中で、逸佳は礼那から人との関わり方や米国社会について学び、様々な人々と出会い、自身も相手を肯定できるようになる。
✅ 江國香織は、本書で米国をリアルに描写し、自然や人々の優しさを通して、自分のままでいることの大切さを表現している。
さらに読む ⇒好書好日|Good Life With Books出典/画像元: https://book.asahi.com/article/12514973二人の関係性が、旅を通してどのように変化していくのか、興味深く読み進められました。
『彼女たちの場合は』は、アメリカの地図を思い浮かべながら楽しめるロードノベルです。
目的もなく、行先も決めずに、親の承諾も得ずにアメリカを旅に出る14歳の礼那と17歳の逸佳。
二人の旅は、アメリカ最東北部のメイン州から始まり、西へ、そして南へと続きます。
著者は、自身の23歳の頃のアメリカ旅行を参考に、若い世代の冒険を描きました。
旅のルートは、実際に著者が訪れた場所だけでなく、小説やテレビ番組で見た場所も参考にしています。
礼那と逸佳の性格は、事前に詳細な設定がされており、それぞれの年齢や価値観が反映されています。
対照的な二人の関係は、従姉妹同士という設定によって、遠慮のない親密さと、友達ほど気を遣わない距離感が生まれています。
この作品は、目的地よりも旅そのものを楽しむ、自由で開放的な二人の旅を描いたロードノベルです。
アメリカ横断の旅、いいですね!私もいつかアメリカに行って、色々な場所を旅してみたいです。
逸佳の旅と成長
「彼女たちの場合は」は何を描いた物語?
いとこの旅と成長
登場人物たちの成長と、家族の関係の変化がよく描かれています。
公開日:2022/05/06
✅ 江國香織の「彼女たちの場合は」は、ニューヨークで暮らす14歳の礼那と17歳の逸佳が二人きりで旅に出るロードノベル。礼那の幼さと純粋さが危険な目に遭わせる場面も描かれるが、江國香織の小説らしい、読者を過度にハラハラさせない展開になっている。
✅ 物語は礼那と逸佳、二人の両親、そして逸佳の父の視点で語られ、少女たちの旅がそれぞれの関係に与える影響が描かれる。特に、礼那の両親である理生那と潤の関係は、礼那の不在によって表面化し、読者に深い印象を与える。
✅ 著者の文章の素晴らしさを感じながら、登場人物に共感というよりも、江國香織の小説を読んでいるという感覚を楽しむことができた。また、オカヤイヅミの「いいとしを」は、42歳の主人公と72歳の父の日常を描いた作品で、年齢を重ねていくことや親の介護について考えさせられる内容ながら、温かい雰囲気で読める漫画だった。
さらに読む ⇒読書日記のようなもの出典/画像元: https://dokushonikki.com/kanojotachinobaaiwa特に、逸佳の成長は著しく、旅を通して大きく変わっていく姿に感動しました。
『彼女たちの場合は』は、江國香織による2年ぶりの長編小説で、ニューヨーク郊外に住むいとこ同士の14歳の礼那と17歳の逸佳が、アメリカを陸路で旅する物語です。
逸佳は日本の高校を自主退学し、人生に゛ノー゛しか感じない中で、゛見る゛ことだけが唯一の゛イエス゛でした。
二人はボストン、メインビーチズ、マンチェスター、クリーヴランドなど、長距離バスやアムトラックを乗り継ぎ、様々な景色や人々との出会いを通して成長していきます。
美しい風景、愛すべき人々、そして「あの日の自分」に出会う旅の物語は、読者に旅の楽しさだけでなく、人生における選択や成長について深く考えさせます。
逸佳の゛ノー゛という感情は、多くの人が共感できる普遍的なものであり、彼女の旅を通して、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれる作品と言えるでしょう。
アメリカって、やっぱり魅力的な国ですね。いつか私も、こんな自由な旅をしてみたいです。
家族の葛藤と成長
「彼女たちの場合は」で、いとこ同士は何を旅する?
アメリカを旅する
家族の葛藤や愛情が複雑に絡み合い、読み手の心を揺さぶる作品ですね。
✅ 「彼女たちの場合は」は、ニューヨーク郊外に住む14歳の逸佳と17歳の礼那がアメリカを旅するロードムービー形式の長編小説です。
✅ 二人は、逸佳の「ノー」だけの人生において唯一の「イエス」である「見る」ために、陸路で様々な場所を訪れ、美しい景色や美味しい料理、個性的な人々との出会いを通して成長していきます。
✅ 旅の途中で起こる様々な出来事や出会いを通して、二人の関係性や心の変化が描かれ、読者は彼らの旅に共感し、自分自身の過去や未来について考えさせられる作品となっています。
さらに読む ⇒きままに図書館出典/画像元: https://harulibrary.hatenablog.com/entry/2020/02/27/201012二人の旅を通して、家族の絆の大切さを感じることができました。
江國香織さんの二年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』は、ニューヨーク郊外に住むいとこ同士の礼那(14歳)と逸佳(17歳)が、アメリカを旅する物語。
長距離バスやアムトラックを乗り継ぎ、ボストン、メインビーチズ、マンチェスター、クリーヴランドなどを訪れ、様々な人々との出会い、別れを経験する。
物語は礼那と逸佳の視点、そして二人の親の視点から綴られており、旅を通して変化していく二人の関係や、親たちの葛藤が描かれる。
特に印象的なのは、編み物男・クリスとの出会い。
彼との別れは、礼那と逸佳だけでなく、読者にも切ない感情を残す。
また、礼那の母・理生那は、旅に出た娘への不安と、夫との価値観の違いに葛藤する様子がリアルに描かれている。
美しい風景と愛すべき人々、そして「あの日の自分」に出逢える、江國香織さんらしい繊細な描写が魅力的な作品。
江國香織さんの作品は、いつも心に温かいものが残りますね。この作品も、家族や人生について考えさせられる作品でした。
旅の自由と家族の在り方
「彼女たちの場合は」の旅は、どんな魅力を持っているの?
自由と成長の物語
旅の自由と家族の在り方を対比的に描いた作品ですね。
公開日:2019/07/11
✅ 江國香織さんの最新長編小説「彼女たちの場合は」は、目的もなくアメリカを旅する14歳の礼那と17歳の逸佳のロードノベル。
✅ 旅のルートや目的地は決めておらず、書き進める中で彼女たちの行動に驚きと心配を感じながら執筆されたため、読者も旅の当事者のような感覚で物語を楽しめる。
✅ 少女たちの旅と並行して、待ち焦がれる親たちの姿も描かれ、特に礼那の母親・理生那の変化が大きく、旅を通して自身の夫との関係に気づき始める。
さらに読む ⇒婦人公論.jp|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/572?display=full二人の旅を通して、自分自身の過去や未来について考えさせられました。
江國香織の『彼女たちの場合は』は、17歳の逸佳と14歳の礼那の従姉妹2人がアメリカ中を旅するロードノベルです。
旅の途中で様々な経験をし、成長していく2人の姿が描かれる一方で、それぞれの家族の反応も対照的で興味深い点が物語の大きな魅力です。
礼那の父は娘の無計画な旅に激怒し、必死に捜索する一方で、逸佳の父はかつてバックパッカーだった経験から、娘の冒険を応援します。
この対比は、家族の在り方や価値観の違いを浮き彫りにし、読者に考えさせられます。
物語は、逸佳と礼那の視点だけでなく、旅を見守る大人たちの視点も交え、多角的に展開されます。
2人の旅は、読者も一緒に旅をしているような気分にさせるほどリアルで、ワクワク感とハラハラ感が交互に訪れます。
特に印象的なのは、目的のない旅の自由さです。
大人になるとなかなか実現できない、目的のない旅を満喫する2人は、コロナ禍で旅行すらままならない現代において、読者に羨ましさを感じさせる存在です。
著者の言葉にあるように、目的のない旅ができる時間は限られています。
だからこそ、逸佳と礼那の旅は、読者にとって憧れであり、同時に大切な何かを思い出させてくれる作品と言えるでしょう。
この作品は、10代の2人によるロードノベルならではの新鮮さと、旅を通して描かれる家族や人生についての深いメッセージが詰まった、読み応えのある作品です。
コロナ禍で旅行が難しい今だからこそ、こんな自由な旅に憧れますね。
江國香織さんの『彼女たちの場合は』は、二人の少女のアメリカ横断の旅を通して、家族の絆や成長を描いた心温まる作品です。
💡 アメリカの美しい自然や人々の温かさが丁寧に描かれている。
💡 登場人物たちの心の機微が繊細に描写され、読者の共感を呼ぶ。
💡 家族の在り方や人生の意味について考えさせられる深いメッセージが込められている。