新世代護衛艦『もがみ型』とは？多様な能力と課題を解説！海上自衛隊の次世代護衛艦『もがみ型』と新型FFMの最新情報

無人化技術による任務の効率化

ウクライナでのUSVの活用事例は、今後の海上戦術に大きな影響を与えそうですね。

米海軍も消耗可能な攻撃用をテスト、伝統的な海上戦力に対する非対称戦

公開日:2024/04/05

✅ ウクライナ軍は、黒海艦隊の運用を抑止するために、SEA BABY、MAMAI、MAGURA V5などの無人水上艇（USV）を効果的に使用している。特にMAGURA V5は移動目標を攻撃するためのハンターとして、ロシア軍艦を撃沈した事例もある。

✅ 米海軍は、MARTACが開発した消耗可能なMUSKIE M18をテストしており、これは低コストで攻撃に使用可能で、自律的な群制御機能を持つため、従来の戦力に対する抑止効果が期待される。

✅ ウクライナと米国の事例は、小型USVが海上戦闘に非対称戦をもたらす可能性を示しており、伝統的な海上戦力もこの脅威に対処する必要がある。MUSKIE M18のような小型USVは、コストパフォーマンスが高く、運用範囲が広いことから、今後ますます普及する可能性がある。

さらに読む ⇒航空万能論出典/画像元: https://grandfleet.info/us-related/us-navy-also-tests-expendable-attack-usv-for-asymmetric-warfare-against-traditional-maritime-forces/

USVの運用試験が進んでいるのは、頼もしいですね。

機雷処理の無人化は、安全性向上に繋がります。

海上自衛隊は、新型FFMの建造を進める一方で、『もがみ型』の運用試験も継続的に行っています。

『もがみ型』に搭載される自律式水上無人艇（USV）の運用試験が横須賀基地で始まりました。

このUSVは、機雷処理の任務を担い、『もがみ型』に搭載される無人機雷排除システムの一部として位置づけられています。

USVは、JMUディフェンスシステムズが開発した「うみかぜ」の実証実験を踏まえて開発されたもので、防衛と民生双方で活用できるデュアルユース技術です。

『もがみ型』は、USVに加えて無人水中航走体（UUV）も装備し、従来の護衛艦にない新装備を搭載することになります。

無人化技術は、コスト削減にも繋がりそうですし、まさに時代の最先端ですね！

日中海軍の技術革新

中国海軍のフリゲート艦も強力ですね。

海上自衛隊にとって、脅威となりそうです。

江凱型フリゲート「岳陽」江凱（ジャンカイ）型…：中国海軍写真特集：時事ドットコム

✅ 江凱II型フリゲート「岳陽」は、中国海軍の中核となる水上戦闘艦で、2008年から2016年までに22隻が就役し、以降も毎年2隻のペースで就役が続いている。

✅ 全長111.7メートル、全幅12.4メートル、満載排水量2286トンとミサイル駆逐艦に比べてコンパクトであり、ディーゼル4基による合計出力2万8200馬力で、最大速力は27ノット（時速50キロ）と推定されている。

✅ 武装は、射程距離40キロのHHQ16艦対空ミサイルの垂直発射装置（VLS）など強力な装備を備えており、艦載ヘリコプターも搭載可能。艦隊防空機能を補完する役割を担う。

さらに読む ⇒時事ドットコム：時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/d4?p=cnp430-usn1474086&d=d4_mili2

日中の海軍力の比較は興味深いです。

FFMは、多様な任務に対応できるようですね。

中国海軍のフリゲート艦「江凱（ジャンカイ）II」型は、海上自衛隊のイージス艦ですら対処が難しいとされる対艦ミサイル「YJ-18」を搭載し、高い攻撃能力を誇ります。

一方、FFMは機雷戦能力を有しており、中国海軍の潜水艦対策に有効と考えられています。

両者の比較では、中国海軍のフリゲート艦は攻撃力に優れ、海上自衛隊のFFMは防御力と多機能性に優れていると言えます。

中国海軍の脅威に対抗するためにも、FFMの更なる進化に期待したいですね！

新たな課題への挑戦

「もがみ型」は、省人化と多機能化を両立させるという、難しい課題に挑戦していますね。

最小人で運航可能！新護衛艦「もがみ」はどう進化したのか？

公開日:2023/12/21

✅ 「もがみ」は、従来の護衛艦と比べてデジタル化が進み、省人化、ステルス性、多機能化など、さまざまな面で進化した新型護衛艦である。

✅ 特徴としては、艦橋のデジタル化による省人化、戦闘指揮所（CIC）の統合化による効率的な運用、機雷処分用水上無人機（USV）と新型機雷捜索用水中無人機（UUV）を搭載した対機雷戦能力の強化、女性隊員専用の居住区画の設置による居住性の向上などが挙げられる。

✅ これらの進化により、「もがみ」は、将来の海洋安全保障環境に対応する、多機能で効率的な護衛艦として期待されている。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://mamor-web.jp/_ct/17629137

「もがみ型」は、多様な任務に対応できる一方、省人化に伴う課題も存在していますね。

「もがみ型」護衛艦は、海上自衛隊が限られた人的資源を有効活用するために開発した、多機能・省人化をコンセプトとする新しいタイプの護衛艦です。

従来の護衛艦とは大きく異なり、自動化/無人化によって乗組員数を90名にまで削減し、クルー制を導入することで稼働率を高めています。

ステルス重視のデザインを採用し、近未来的な外観を持つとともに、機雷戦能力も備えています。

装備面では、当初はコンパクトな設計でしたが、船体の大型化に伴い、垂直発射装置（VLS）や他の兵装が追加され、対潜能力も強化されました。

一方で、省人化による乗員の負担増や、ダメージコントロール能力の低下など、課題も存在します。

全体として、「もがみ型」護衛艦は、多様な任務に対応可能な多機能艦として、海上自衛隊の戦力向上に貢献する一方で、省人化による課題にも向き合っていく必要があると言えます。

省人化と能力のバランスが難しいところですね。今後の更なる発展に期待します。

本日は、海上自衛隊の最新鋭護衛艦についてご紹介しました。

技術革新と課題を理解し、今後の発展に期待しましょう。