新幹線「のぞみ」全車指定席化でどうなる？～混雑緩和と利用者の変化？～「のぞみ」全車指定席化の動きと、新幹線利用への影響

それでは、新幹線「のぞみ」の全車指定席化について、さらに詳しく見ていきましょう。

「のぞみ」全車指定席化の背景

2023年12月28日から2024年1月4日の年末年始期間に、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号は全車指定席となりました。

年末と年始は「のぞみ」号に自由席なし、指定券の入手が必須に

公開日:2024/02/25

✅ 2023年12月28日から2024年1月4日までの年末年始期間、東海道新幹線と山陽新幹線の「のぞみ」号は全車指定席となる。

✅ 自由席は廃止され、希望する列車が満席の場合、自由席特急券で普通車のデッキなどで立席となる。

✅ 指定券は列車発車日の1ヶ月前の10時から発売開始で、スマートEXでは11月28日から12月4日の間、アクセスが集中しログインしづらい可能性がある。

さらに読む ⇒新横浜新聞｜しんよこ新聞～新横浜と菊名・大倉山・新羽などの地域情報出典/画像元: https://shin-yoko.net/2023/11/24/shinkansen_2023-13/

これは、年末年始の利用者の増加に対応するためですね。

スマートEXでの予約が集中し、ログインしづらい状況も発生したようです。

2023年12月28日から2024年1月4日までの8日間、東海道・山陽新幹線「のぞみ」は全車指定席化されます。

これは、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の3大ピーク期に実施され、従来の自由席であった1～3号車も指定席となります。

これにより、指定席が約2割増えることになります。

自由席特急券を持っている場合は、指定席のデッキに乗車できますが、着席はできません。

この措置は、ピーク時の指定席の満席、始発駅以外からの乗車時の着席困難、ホームでの自由席待ち行列の発生、自由席の乗降時間による列車遅延などを解消するために行われます。

特に、列車遅延の抑制が課題として大きかったようです。

なるほど、年末年始は本当に混み合いますもんね。全部指定席になるのは、旅行者としてはありがたいです。でも、予約は大変そうですね。

新幹線における全車指定席化の現状と課題

2023年3月15日から「のぞみ」の3号車が指定席に変わりましたね。

これにより座席数が増え、着席できる確率は上がりました。

東海道・山陽新幹線「のぞみ」、号車を指定席化きょうから

公開日:2025/03/15

✅ 東海道・山陽新幹線「のぞみ」の3号車が、2023年3月15日から自由席から指定席に変更となり、全車指定席化が進みました。

✅ 「のぞみ」は当初全車指定席でしたが、2003年から1〜3号車の250席を自由席としていました。

✅ 2023年12月からは、繁忙期のみ全車指定席として運行されており、今回の3号車の指定席化により、グリーン車込みで指定席が1,158席または1,154席に増えました。

さらに読む ⇒（トライシー）出典/画像元: https://www.traicy.com/posts/20250315332722/

確かに、長距離移動で確実に座れるのは大きなメリットです。

ただ、短距離利用や、急な予定で移動する人には不便さもありますね。

近年、新幹線・特急では、長距離列車を中心に全車指定席化が進められています。

これは、自由席の行列や途中駅から座れないといった問題、着席保証需要の高まり、ネット予約の普及などが背景にあります。

しかし、自由席の利用者は、通勤・通学や短距離利用など、指定席では対応できないニーズを持つ人も多く、今回の自由席削減は、これらの利用者にとって不便になる可能性があります。

特に、東海道・山陽新幹線「のぞみ」は、地域間の移動や通勤・通学など、様々な需要に対応しているため、自由席の削減は、これらの利用者に大きな影響を与える可能性があります。

また、新幹線や在来線特急の定期券利用者も、指定席の増加によって、空席に座ることや、予約の手間が増えるなど、不便を強いられる可能性があります。

家族旅行にはありがたいですね。確実に座席が確保できるのは安心です。でも、子供が急にトイレに行きたくなったりすると、車両移動が大変そう。