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北方領土コンブ漁停止と漁業への影響:解決への道を探る?ロシアによるコンブ漁停止措置とその背景

日ロ関係悪化で、日本のコンブ漁に暗雲。ロシアが貝殻島周辺での漁を停止、対日制裁への報復か。灯台修理を理由とするも、漁への影響は避けられず。漁師は操業回数激減、生産量も過去最少の見通し。北方領土問題の緊張高まる中、漁業への影響が拡大。政府の対応が急務。

国後島周辺での漁業停滞

日露関係悪化で漁師が直面する課題は?

操業断念の危機

次に、国後島周辺での漁業停滞について見ていきましょう。

安全操業の交渉が進まない現状について解説します。

日露関係悪化、スケトウダラ漁に暗い影安全操業の協議、めど立たず

公開日:2023/01/08

日露関係悪化、スケトウダラ漁に暗い影安全操業の協議、めど立たず

✅ ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、北方領土・国後島周辺での安全操業の交渉が進んでおらず、日露間の政府間協議と民間交渉開催のめどすら立っていない。

✅ そのため、羅臼町の漁師たちは安全操業の代わりに前浜での操業を余儀なくされており、安全操業で操業する予定だった漁船の一部はオレンジ色に塗られ、前浜での操業を行っている。

✅ 安全操業は羅臼漁協の水揚げ高の3分の2を占めていたため、羅臼町民は安全操業の再開を強く望んでいる。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20230105/k00/00m/030/301000c

安全操業の交渉が停滞し、漁師の方々が厳しい状況に置かれているのは非常に残念です。

一日も早く交渉が再開され、漁業が活気を取り戻せることを願います。

一方、国後島周辺でのホッケやスケトウダラなどの漁業は、安全操業の交渉が進んでおらず、漁師は操業を断念せざるを得ない状況にあるとされています。

漁師たちは、日露関係の悪化による漁業への影響を懸念し、政府による対応を求めています

安全操業ができなければ、漁師の方々の生活にも大きな影響が出ますよね。政府間での早急な対応を期待したいです。

コンブ漁の低迷

今年のコンブ漁、どうだった?

過去最少で終了

続いて、コンブ漁の低迷についてです。

生産量の減少と、その原因について詳しく見ていきましょう。

北海道産コンブ、過去最少高水温や人手不足影響か:山陽新聞デジタル
北海道産コンブ、過去最少高水温や人手不足影響か:山陽新聞デジタル

✅ 北海道産コンブの2024年度生産量が過去最少の8862トンとなる見込みで、統計開始以来初めて1万トンを割り込みました。これは、気候変動による高水温や生産者不足が原因と考えられています。

✅ 特に近年は、夏の海水温上昇によりコンブの胞子が成長できず、漁獲量が減少しています。また、高齢化や後継者不足により漁師が減少し、労働力不足も深刻化しています。

✅ 北海道は、コンブ生産の維持に向け、高水温に強い品種の開発や、漁業従事者の確保、加工工程の効率化など、様々な対策に取り組んでいます。

さらに読む ⇒山陽新聞デジタル|さんデジ出典/画像元: https://www.sanyonews.jp/article/1623018/

コンブ漁獲量の減少は、気候変動の影響や漁師不足など複雑に絡み合っているようです。

北海道の対策が実を結び、持続可能な漁業へと繋がることを願います。

9月30日にコンブ漁が終了し、操業回数は6回と、1981年以降最少となりました。

歯舞漁協によると、高水温による生育不良などが影響し、生産量も過去最少となる見通しです

これまで最少だった2021年の操業回数は20回でした。

漁獲量が減るのは、とても残念ですね。美味しいコンブが食べられなくなるのは困ります!何か対策が必要ですね。

灯台修理と操業停止の詳細

貝殻島の灯台が消灯したことで何が起きた?

日本のコンブ漁が停止

ここからは、灯台修理と操業停止の詳細について解説します。

日本とロシア、それぞれの立場から今回の問題を見ていきましょう。

灯台点灯せずコンブ漁停止ロシア、北方領土・貝殻島周辺
灯台点灯せずコンブ漁停止ロシア、北方領土・貝殻島周辺

✅ ロシア外務省は、北方領土・歯舞群島の貝殻島の灯台が点灯しなくなったため、事故防止の観点から日本の漁業者がロシア側に入漁料を支払って実施している同島周辺のコンブ漁を7月15日から停止すると発表しました。

✅ 停止期間は灯台の修理が完了するまでとなっており、コンブ漁は今年の6月1日に解禁され、6月15日から出漁が始まっていました。

✅ ロシア外務省によると、最近、日本側から外交ルートを通じて灯台が点灯していないことについての照会があったとのことです。

さらに読む ⇒北國新聞出典/画像元: https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1457823

今回のコンブ漁停止は、安全確保を理由としていますが、その裏には、様々な問題が複雑に絡み合っているようです。

今後の展開を注視していく必要があります。

ロシア外務省は、灯台修理が完了するまでの間、事故を未然に防止するためとしています。

貝殻島は北海道根室市の納沙布岬から北東約3.7キロ先にある島で、2014年11月14日に灯台の明かりが消灯していました。

日本側は灯台が消灯していることに安全上の懸念を表明し、外交ルートを通じて復旧を申し入れていましたが、ロシア側は灯台故障による航行安全の確保を理由に日本の操業停止を決定したと主張しています

今年のコンブ漁は6月15日に開始されたばかりで、日本はロシア側に採取権料として8037万円を支払っており、9月末までにコンブ3000トン、褐藻類3360トンを採取する計画でした。

ロシア側の主張も理解できますが、漁師の方々の生活を考えると、早期の解決を願うばかりです。

今回の記事では、北方領土周辺のコンブ漁を巡る様々な問題点と、それらが漁業に与える影響について解説しました。

今後の動向を注視し、解決へと繋がることを願います。

🚩 結論!

💡 ロシアによるコンブ漁停止は、日ロ関係悪化の影響。

💡 漁獲量減少は、気候変動と漁業従事者不足が原因

💡 今後の漁業への影響に注視し、解決策を探求。