沖ノ鳥島って何?日本の最南端の島、EEZ、中国との問題とは? (沖ノ鳥島)沖ノ鳥島:日本の最南端の島、領土問題、EEZ
日本の最南端、沖ノ鳥島。9平米の小島が、日本のEEZを守る要!巨額の費用をかけ守るその背景には、海洋資源、軍事的な戦略的価値、そして国際法上の複雑な問題が。中国との領土問題、環境問題、そして未来への希望。沖ノ鳥島の現状と未来を紐解き、日本の海洋戦略を読み解く!
💡 沖ノ鳥島は日本の最南端に位置する島で、日本の排他的経済水域(EEZ)の基点として重要。
💡 沖ノ鳥島は、中国、韓国、台湾との間で領土を巡る問題があり、EEZの設定が議論されている。
💡 沖ノ鳥島の維持には巨額の費用がかかる一方、周辺での漁業活動との両立が課題となっている。
沖ノ鳥島について3つのポイントを簡単にご紹介しました。
それでは、詳細を各章に分けて見ていきましょう。
沖ノ鳥島の重要性と維持への取り組み
沖ノ鳥島はなぜ重要?
領海とEEZの基点
沖ノ鳥島は、日本の領土であり、排他的経済水域の基点としての役割を担っています。
しかし、中国や韓国などとの間で領有権を巡る問題があり、国際的な議論が続いています。

✅ 沖ノ鳥島は日本の領土であり、その周囲に日本の領海・領空を持つことは、どこの国家からも異論が出ていません。しかし、沖ノ鳥島を基点とする排他的経済水域 (EEZ) および大陸棚の設定については、日本国と、中華人民共和国 (中国)・中華民国 (台湾) および大韓民国 (韓国) の3か国の間で主張が異なっています。
✅ 日本国は沖ノ鳥島を「島」と主張し、排他的経済水域および大陸棚を設定していますが、中国、韓国、台湾は沖ノ鳥島を「岩」と主張し、排他的経済水域の設定には反対しています。
✅ 沖ノ鳥島は国連海洋法条約の定義では「島」とみなされる可能性がありますが、「岩」とみなされる可能性もあり、国際的な議論が続いています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.wikiwand.com/ja/articles/%E6%B2%96%E3%83%8E%E9%B3%A5%E5%B3%B6沖ノ鳥島の維持は、日本のEEZ確保に不可欠ですが、費用対効果や周辺での漁業活動との両立が課題ですね。
国際的な立場も複雑で、今後の動向が気になります。
日本の最南端に位置する沖ノ鳥島は、わずか9平方メートルの小さな島ながら、日本の領海と排他的経済水域(EEZ)の基点として重要な役割を果たしています。
日本政府は、沖ノ鳥島が水没するのを防ぐため、数十億円をかけてコンクリートで保護する工事を行い、島の維持に努めています。
この工事は、沖ノ鳥島を島として維持することで、周辺海域のEEZを確保し、日本の海洋資源や漁業資源の確保に貢献することを目的としています。
しかし、沖ノ鳥島の維持には巨額の費用がかかる一方で、近年では、沖ノ鳥島周辺での漁業活動が活発化しており、漁業資源の減少や環境問題も懸念されています。
そのため、沖ノ鳥島の保全と漁業活動の両立が課題となっています。
沖ノ鳥島は、日本の領海を主張する上で重要な島として位置付けられていますが、中国や台湾などから「岩」であるとの主張があり、EEZの主張は認められないとの反論も出ています。
日本政府は、沖ノ鳥島が島であるとの立場を堅持し、国際法に基づいてEEZを主張しています。
沖ノ鳥島が日本のEEZにとってそんなに重要とは知りませんでした。維持費も大変みたいですね。この問題、もっと詳しく知りたいです!
最新の沖ノ鳥島調査と今後の展望
沖ノ鳥島で何年ぶりに総合調査が行われた?
16年ぶり
海洋調査によって、沖ノ鳥島の現状把握や今後の活用に繋がるデータが得られるのは素晴らしいですね。
SDGsへの貢献も期待できます。
公開日:2021/12/10

✅ 東京都と東海大学は、沖ノ鳥島周辺の海洋調査を共同で実施し、海洋環境、水産資源に関する調査、海底地形の測定、ドローンによる島全体の撮影を行った。
✅ 沖ノ鳥島は日本の最南端の島であり、40万平方キロメートルに及ぶ領海と排他的経済水域の基点となるため、海洋安全保障上重要な位置にある。
✅ 中国は沖ノ鳥島が「岩」であると主張し、日本の排他的経済水域の主張を認めようとしない。日本政府は、沖ノ鳥島の経済的な利用を明確にするために、同島環礁内においてサンゴ礁の培養実験、外洋上における金属疲弊の実験等をおこなっている。
さらに読む ⇒プライムオンライン|フジテレビ系局のニュースサイト出典/画像元: https://www.fnn.jp/articles/-/283134?display=full沖ノ鳥島周辺の海洋調査は、海洋環境や水産資源の現状を把握し、今後の活用に役立てるために重要ですね。
ドローンでの撮影など、最新技術も活用されているようです。
東京都と東海大学は、2021年12月5日、6日に沖ノ鳥島周辺の海洋調査を実施しました。
これは、同島に関する総合調査としては2005年以来16年ぶりとなります。
調査の目的は、SDGs14「豊かな海を守ろう」に沿って、海洋環境、水産資源に関する調査を行い、沖ノ鳥島の現状を国民に伝えることです。
調査では、マイクロプラスチック量や環境DNAの測定による海洋生物の把握、マルチナロビームによる海底地形の測定、ドローンによる島全体の撮影などが行われました。
今回の調査で収集されたデータは、沖ノ鳥島の現状把握に役立ち、今後の同島の活用に繋がるものと期待されます。
沖ノ鳥島周辺の調査、ドローンとか使っててすごいですね!SDGsにも貢献してるなんて、さすがです。
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中国が「岩」と主張する沖ノ鳥島。日本のEEZを巡る対立、その戦略的価値とは? 巨額の費用をかけて守る理由、国際政治における位置づけを徹底解説!