新型FFMとは?海上自衛隊の新たな護衛艦、その性能と予算、今後の計画について(?)新型FFMの建造費高騰と調達計画、その全貌
日本の防衛力強化へ!2025年度防衛予算案は過去最大の8.7兆円。新型FFM護衛艦の建造費高騰に見る物価高の影響、対中国を意識した海上自衛隊の戦力増強。最新鋭の装備導入に加え、水上艦隊や情報作戦集団の新編も。日本の安全保障を担う次世代の防衛体制に注目。
💡 日本の海上防衛を担う新型FFM(多機能護衛艦)の建造費は、もがみ型と比較して2倍以上に。
💡 新型FFMはステルス設計を採用し、対空・対潜戦能力を強化。12隻を5年間で建造予定。
💡 建造費高騰の要因は、物価上昇、技術変更、円安など。今後の建造スケジュールに注目。
新型FFMについて、その概要と建造費高騰の背景について、詳しく見ていきましょう。
防衛予算案と新型FFMの建造費
新型FFMの建造費はなぜ高騰した?
物価高と技術変更
2025年度防衛予算案は過去最大で、新型FFMの建造費も高騰。
様々な要因が重なっています。

✅ 2025年度防衛予算案は過去最大の8兆7005億円となり、その中には海上自衛隊のもがみ型護衛艦「FFM」の能力向上型となる新型FFMの建造費3148億円が含まれており、もがみ型と比較して2倍以上の建造費となっています。
✅ 建造費高騰の要因は、世界的な物価上昇による部材費の増加、製造中止対策による技術変更、円安による輸入品価格の上昇などがあげられます。新型FFMに限らず、たいげい型潜水艦などの建造費も上昇しています。
✅ 新型FFMは、敵のレーダーに写りにくいステルス設計を採用した多機能護衛艦で、南西諸島を中心に日本の海上防衛の一翼を担います。12隻を5年間で建造する計画で、建造費高騰の影響もあり、今後どのような建造スケジュールとなるのか注目されます。
さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/bb96c2a0b5b69e93acdc1883bb9372b94eea4c85建造費の高騰は、今後の防衛計画に大きな影響を与える可能性があります。
円安も影響大ですね。
2025年度防衛予算案では、過去最大の8兆7005億円が計上され、その中には海上自衛隊のもがみ型護衛艦「FFM」の能力向上型である新型FFMの建造費3148億円(3隻分)が含まれています。
新型FFMの建造費は、もがみ型と比較して2倍以上となっています。
これは、世界的な物価上昇による部材費高騰や製造中止対策による技術変更が予想されることなどによるものです。
建造費高騰は新型FFMに限らず、来年度予算全体に見られます。
例えば、たいげい型潜水艦の建造費は、今年度の8番艦が950億円だったのに対し、来年度の9番艦は1140億円に上昇するなど、物価高や人件費の上昇が影響しています。
防衛省によると、為替の影響は防衛関係費全体の1割から2割程度であり、来年度予算では1ドル150円の為替レートを前提としています。
建造費が2倍以上ですか!円安の影響も大きいんですね。今後の日本の防衛はどうなるんでしょうか。
新型FFMの調達計画
新型FFMはいつから何隻建造される?
2024年度から12隻
新型FFMはもがみ型をベースに改良。
更なる攻撃能力の強化と調達計画について解説していきます。

✅ 新型FFMは、もがみ型護衛艦の改良型で、排水量は4500トン(防衛装備庁発表では4880トン)で、現用のむらさめ型護衛艦とほぼ同サイズです。
✅ 新型FFMは、従来のFFM(もがみ型護衛艦)と比べて格段に攻撃能力が強化されており、「12式地対艦誘導弾(SSM)能力向上型」を搭載する予定です。
✅ 防衛省は、もがみ型12隻と新型FFM12隻の計24隻を調達予定です。
さらに読む ⇒乗りものニュース出典/画像元: https://trafficnews.jp/post/128591新型FFMは5年間で12隻調達予定。
もがみ型と合わせて24隻体制となるんですね。
楽しみです。
海上自衛隊のもがみ型護衛艦の後継となる新型FFMは、2024年度から2028年度までの5年間で12隻が調達されることが明らかになりました。
当初、もがみ型は22隻建造される計画でしたが、2023年度計画艦までの12隻で建造は終了し、その後は新型FFMに切り替わります。
新型FFMは、基準排水量4500トンで、主契約者は三菱重工業、下請負者はJMUが担当します。
建造は年間2隻以上のペースで行われ、2028年度に配備される予定です。
防衛力整備計画の別表2では、護衛艦12隻の調達が明記されていますが、これはもがみ型2隻と新型FFM10隻を指すことが明らかになりました。
新型FFMは、もがみ型よりも能力が向上しており、今後、日本海軍の重要な戦力となることが期待されます。
新型FFM、楽しみですね!もがみ型との違いも気になりますね!
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海上自衛隊の新型FFM、防空・継戦能力UP!省人化と高性能を両立し、主力艦艇へ。令和7年度予算で更なる戦力増強!