ミギンゴ島(ケニア・ウガンダ領有権問題)とその暮らしとは?世界一人口密度の高い島、ミギンゴ島のリアル
世界で最も人口密度の高い島、ミギンゴ島。ビクトリア湖に浮かぶ0.5エーカーの島に1000人以上が暮らし、漁業で生計を立てる。ケニアとウガンダの領土争いの最前線であり、スラム化と治安悪化、気候変動のリスクも抱える。高収入を得る漁師たち、そして国境を越えて生き抜く住民たちの姿。危険地帯ながら、その背後には複雑な問題と、将来への希望が交錯する。
漁業権と平和の行方
ミギンゴ島をめぐるケニアとウガンダの紛争の核心は?
漁業権の争奪
ジャーナリストの丸山ゴンザレスさんのエッセイを通して、ミギンゴ島の複雑な状況を見ていきましょう。
公開日:2024/04/24

✅ ジャーナリストの丸山ゴンザレスさんが、ケニアのビクトリア湖にあるミギンゴ島を訪れた際に経験した、領有権を巡る国家間のいざこざと、島の人々の暮らしを描いたエッセイを紹介します。
✅ ミギンゴ島はケニアとウガンダの両国が領有権を主張しており、丸山さんは両国政府から入島の許可を得ながらも、島での行動は警察の判断に従うように指示されました。
✅ 島はトタン製の小屋が密集した過酷な環境ですが、丸山さんはその中で、ケニア警察の歓迎と、ウガンダ警察との緊張した関係、そして島の人々の現実を目の当たりにしました。
さらに読む ⇒婦人公論|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/11939?display=fullケニアとウガンダ両国政府との関係、そして島民たちの現実。
ジャーナリストの方の視点を通して、より深く理解することができそうですね。
ケニアとウガンダは、ミギンゴ島とその周辺の豊かな漁場をめぐって長年の領土紛争を繰り広げてきました。
両国の漁師は、漁業権を巡って対立し、ウガンダ人漁師からは、漁業許可証や税金、船舶の没収などの脅威にさらされています。
領土紛争は、歴史的な文書と漁師たちの初期の定住を根拠に、両国が主張しています。
長年の交渉の後、2019年に両国間で覚書が署名されましたが、ケニアの上院議員は合意に反対しており、最終的な解決策は、両国の継続的な交渉と協力によってのみ達成される可能性があります。
政治的な問題が絡み合っているんですね。漁業権とか、複雑そう。でも、島の人々がどうやって生活しているのか、興味がありますね。
国境を超えて生きる人々
ミギンゴ島住民にとって、国境よりも重要なものは?
生計と生存
ミギンゴ島の現状と、そこに暮らす人々の生活について見ていきます。

✅ ミギンゴ島は、ヴィクトリア湖に浮かぶ面積1800平方メートルの小さな島で、500人以上の島民が住んでおり、世界で最も人口密度の高い島と言われています。
✅ 1990年代初頭にビクトリア湖の水位が低下し、周辺の水域でナイルパーチが豊富に獲れるようになったことから、漁師たちが移住し始めました。当初は、1日に約2万円を稼ぐこともできたため、島は急速に発展し、レストランやホテル、教会なども建設されました。
✅ ミギンゴ島はケニアとウガンダの領土問題を抱えており、どちらの国に属するかは明確になっていません。また、海賊による襲撃事件なども発生し、治安は悪化しています。さらに、漁獲量の減少や環境問題など、島には様々な課題が残されています。
さらに読む ⇒スティーンズ出典/画像元: https://steenz.jp/26284/住民は生活のために国境は重要ではないと考えているというのは、ある意味当然なのかもしれません。
しかし、治安悪化や環境問題など、生活は決して楽ではないようですね。
ミギンゴ島の住民は、政治問題よりも生計を立てることを優先し、どちらの国に属するかは重要ではないと考えているようです。
しかし、島はスラム化と治安悪化、気候変動のリスクにも晒されており、住民の生活は困難です。
住民は、国境を越えて、生き抜く術を探しています。
ミギンゴ島は、領土問題、過密な生活、そして漁業が複雑に絡み合った場所であり、住民の生活は困難ながらも、漁業収入に支えられています。
なるほど、国境の問題よりも、まずは生活っていうのは、すごく現実的ですよね。でも、色々な問題があって、大変そうだなあ。
過酷な環境と未来への不安
ミギンゴ島の住民は豊かな漁場から高収入を得ています。しかし、島が抱える問題は?
治安悪化、気候変動
ミギンゴ島の現在、そして未来について考えていきましょう。
公開日:2024/05/15

✅ ビクトリア湖にある小さな島「ミジンゴ」は、サッカー場の半分ほどの大きさにもかかわらず、1000人以上の人々が暮らす、世界で最も人口密度の高い島の1つです。
✅ この島の人口は15年で急増し、その理由としてはナイルスズキという高級魚が豊富に獲れることが挙げられます。
✅ ビクトリア湖では魚資源の枯渇が深刻化していますが、ミジンゴ島はナイルスズキが豊富で、その価値がここ数年で急騰したため、漁業従事者や投資家にとって魅力的な場所となっています。
さらに読む ⇒매일경제出典/画像元: https://www.mk.co.kr/jp/world/11016369高収入を得られる一方で、将来への不安も大きい。
両隣の島を合わせて、一つの生活圏になっている。
この島の人達の未来がどうなるのか、見守りたいですね。
ミギンゴ島の東には、無人島であるウギンゴ島があります。
ミギンゴ島は、アクセス困難な危険地帯ながら、住民は、豊かな漁場から高収入を得ています。
しかし、治安悪化や気候変動など、島が抱える問題は深刻であり、将来は不透明です。
高収入って聞くと、ちょっと魅力的に感じますけど、色々なリスクがあるんですね。今後の変化に注目したいです。
ミギンゴ島は、狭い場所に多くの人が暮らし、領有権問題や環境問題など、様々な課題を抱えています。
しかし、そこで生きる人々のたくましさを感じます。
今後の動向も注目したいですね。
💡 ミギンゴ島は、世界で最も人口密度の高い島の一つで、漁業が主な収入源となっている。
💡 ケニアとウガンダの間で領有権争いが続いており、島民の生活に影響を与えている。
💡 治安悪化や環境問題など、島には多くの課題が存在し、将来への不安も大きい。