沖ノ鳥島、日本の最南端の島は今?EEZと領土問題の現状と課題絶海の孤島、沖ノ鳥島の現状と未来
日本の最南端、沖ノ鳥島。EEZを守る日本の要にして、中国との間で領有権が争われる戦略的要衝。コンクリート護岸で守り、海洋調査やサンゴ増殖も行うが、その価値と費用対効果は?温暖化、中国の脅威、そして未来への希望…沖ノ鳥島を巡る国際情勢と、環礁を守る生態工学技術開発の最前線に迫る。
💡 日本の最南端に位置する沖ノ鳥島は、排他的経済水域(EEZ)の基点として重要。
💡 中国は沖ノ鳥島を「岩」と主張し、EEZの領有権を巡って対立。
💡 沖ノ鳥島の保全と、将来的な海洋資源開発に向けた取り組みが進行中。
それでは、まず沖ノ鳥島を巡る領有権問題と、その現状について詳しく見ていきましょう。
日本の最南端、沖ノ鳥島:国際法上の島と、領有権をめぐる対立
沖ノ鳥島はどんな島?
日本の最南端の島
中国によるEEZ内での調査や軍事活動は、日本の海洋権益を脅かしています。
日本政府は、護岸工事やサンゴ増殖など、島を守るための取り組みを実施しています。
公開日:2020/07/28

✅ 中国の調査船が日本最南端の沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)で海洋調査を実施し、日本政府は国連海洋法条約に反するとして抗議している。
✅ 中国は沖ノ鳥島を「岩」と主張し、EEZを認めず、海洋進出を既成事実化しようとしている。背景には、沖ノ鳥島周辺の海底資源と、米軍の接近阻止・領域拒否戦略における軍事的要衝としての重要性がある。
✅ 日本政府は、中国の行動に対し、抗議だけでなく、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を事実上の空母に改修するなど、実力行使も視野に入れた対策を検討している。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://japan-forward.com/ja/%E6%B2%96%E3%83%8E%E9%B3%A5%E5%B3%B6%EF%BD%85%EF%BD%85%EF%BD%9A%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%97%A5%E9%80%A3%E7%B6%9A%E3%81%A7%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%88%B9/中国との対立は深刻ですね。
EEZ確保のため、日本は実力行使も視野に入れているとのことですが、今後の動向を注視する必要がありますね。
沖ノ鳥島は、日本の最南端の国境離島で、東京都心から南へ約1700キロメートルの太平洋上に位置しています。
干潮時には東西約4.5キロメートル、南北約1.7キロメートルの卓礁が現れ、満潮時でも海面上にある東小島と北小島があり、どちらも護岸工事によってコンクリートで防護されています。
沖ノ鳥島は国際法上「島」として認められていますが、中国や韓国は「岩」だと主張しており、排他的経済水域(EEZ)の領有権をめぐって対立が生じています。
中国は沖ノ鳥島周辺のEEZ内で許可を得ない海洋調査や軍事的活動を続けており、日本の海洋権益を脅かしています。
日本政府は沖ノ鳥島の護岸工事や港湾施設の建設整備、サンゴ増殖プロジェクトなど、島を守るための取り組みを実施しています。
沖ノ鳥島って、本当に日本の最南端なんですね! 中国とのEEZを巡る対立は、まるで映画みたいで興味深いです!
EEZ確保の重要拠点:中国との領有権争い
沖ノ鳥島が重要なのはなぜ?
EEZ確保のため
沖ノ鳥島は、日本のEEZを確保する上で重要な役割を担っています。
中国は沖ノ鳥島を「岩」と主張し、日本のEEZ設定を認めようとしていません。
公開日:2016/04/26

✅ 日本の沖ノ鳥島にある観測施設の老朽化のため、130億円かけて建て替えられることが発表された。同施設は、軍事戦略上の重要拠点である沖ノ鳥島において、周辺海域の気温や波高の観測、護岸の補修・点検などを行っている。また、近年は中国船の活動が活発化しており、同施設はカメラやレーダーによる監視機能も担っている。
✅ 建て替えにより、監視機能が強化される一方で、中国は沖ノ鳥島を「島」ではなく「岩」と主張しており、施設の建て替えにも反発すると予想される。ただし、中国自身も南シナ海で人工島を建設しているため、ストレートな批判は難しいとされている。
✅ 沖ノ鳥島は日本が排他的経済水域 (EEZ) を設定する基準点であり、その面積は日本の領土よりも広い。中国は沖ノ鳥島のEEZ設定を認めず、日本を非難する可能性が高い。しかし、国際社会では中国の南シナ海での人工島建設が批判されているため、中国の立場は難しいと見られている。
さらに読む ⇒まぐまぐ!読みたいメルマガ、きっと見つかる。出典/画像元: https://www.mag2.com/p/news/147329施設の建て替えは、監視機能強化のためですね。
中国の反発も予想されますが、国際社会の目もあるので、どのような対応をするのか注目ですね。
沖ノ鳥島は、日本のEEZを確保する上で重要な役割を担っています。
沖ノ鳥島が「島」と認められることで、周辺約40万㎢の海域の漁業資源や海底資源の利用権が日本に与えられます。
しかし、中国は、沖ノ鳥島を「岩」と主張し、日本のEEZ設定を認めようとしていません。
これは、沖ノ鳥島が中国の防衛ラインである第1列島線と第2列島線の中間に位置し、戦略的に重要な位置にあるためです。
沖ノ鳥島が島と認められると、そこから200海里のEEZが設定され、中国の軍事行動が制限されると考えられます。
沖ノ鳥島が日本のEEZを守る上で、すごく大事な場所ってことですね。施設の建て替えで監視機能が強化されるのは、頼もしいですね!
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日本の最南端、沖ノ鳥島の保全と海洋権益を守る! 領有権問題や環境問題に挑み、未来へつなぐ生態工学技術開発と国際連携を目指します。