沖ノ鳥島ってどんな島？日本の最南端の島とEEZを守るための取り組みとは？日本の最南端の島、沖ノ鳥島を巡る現状と課題

さて、沖ノ鳥島について、具体的にどんな島なのか、そしてそこから何がわかるのか、いくつかポイントを絞ってご紹介しましょう。

日本の最南端：沖ノ鳥島の地政学的な重要性

沖ノ鳥島について、その地政学的な重要性や歴史的背景を見ていきましょう。

沖ノ鳥島はこんな島

✅ 沖ノ鳥島は1543年に発見され、1931年に名称が決定、1968年に日本に返還された。

✅ 1987年以降、海岸保全区域に指定され、護岸工事や灯台設置などの保全活動が国によって行われてきた。

✅ 1996年に排他的経済水域が設定され、2010年には「特定離島」に指定され、国の直轄管理や港湾整備が進められている。

さらに読む ⇒日本の最南端・最東端の国境離島〜東京都沖ノ鳥島・南鳥島〜出典/画像元: https://www.t-borderislands.metro.tokyo.lg.jp/okinotorishima/

沖ノ鳥島は日本の海洋権益を守る上で不可欠な存在です。

国の保全活動が長年行われてきたことがよくわかります。

沖ノ鳥島は、日本の最南端に位置する太平洋上の無人島であり、東京都小笠原村に属しています。

東西4.5km、南北1.7kmのサンゴ礁であり、東小島と北小島からなります。

1789年に発見され、1931年に日本の領土に編入、第二次世界大戦後、米国の施政下を経て1968年に日本に施政権が復帰しました。

この島は、日本が持つ40万km²の排他的経済水域（EEZ）を決定づける拠点で、日本の海洋権益を守る上で極めて重要な役割を果たしています。

そのため、海岸保全区域や特定離島に指定され、コンクリート護岸や消波ブロック設置など、浸食対策が施され、保全活動が行われています。

気候は年間を通じて熱帯気候であり、台風の影響を受けやすい環境です。

なるほど、沖ノ鳥島ってそんなに重要な場所だったんですね！名前は聞いたことありましたが、詳しいことは知りませんでした。日本のEEZを守るために、色々な対策がとられているんですね。

EEZを巡る攻防：中国との対立

次は、沖ノ鳥島を巡る中国との対立について詳しく見ていきましょう。

中国船が沖ノ鳥島近くで゛ワイヤー゛を海中に…日本の内で海洋調査か海保が無線で中止要求、確認から約時間後に外へ（プライムオンライン）

✅ 立憲民主党の原口一博氏が、備蓄米について「古古古米はニワトリが一番食べている」と発言し、物議を醸している。

✅ 備蓄米の放出を巡り、一部で品質への批判や、悪質な価格釣り上げといった問題も発生している。

✅ その他、タイでの日本人男性の死刑求刑や、元なでしこジャパン宮間あやさんの引退に関する記事などが注目を集めている。

さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/61a45ef2064ff9b8b0205d14a69222ec04fe2e8c

中国が沖ノ鳥島を「岩」と主張し、EEZを認めないというのは、日本の海洋権益を守る上で大きな課題ですね。

国際的な駆け引きの難しさを感じます。

沖ノ鳥島の最大の課題は、中国がこれを「岩」と主張し、日本のEEZを認めないことです。

中国は、沖ノ鳥島が国連海洋法条約第121条第3項の「岩」に該当すると主張し、EEZ設定に異議を唱えています。

これは、沖ノ鳥島が「島」と認められれば、そこから200海里の日本のEEZとなり、中国海軍の行動が制約される可能性があるためです。

ハワイ大学教授のジョン・ヴァン・ダイクは、沖ノ鳥島がEEZを生み出す資格がないと主張しています。

中国は自国の防衛ラインや海洋権益の拡大を目的として、沖ノ鳥島の「島」としての地位を認めない姿勢を示しています。

日本は、EEZ内で海洋調査や軍事活動を行っていると中国から批判を受け、管轄権を侵害していると主張されています。

一方で、日本は沖ノ鳥島を「島」と解釈しEEZ設定を主張しています。

中国は自国のEEZ内での他国の軍事活動を認めない立場をとりながら、南シナ海で人工島を造成しており、ダブルスタンダードであるとの指摘もされています。

EEZを巡る対立、大変ですね。中国の主張は、日本にとって大きな脅威になりそうですね。国際法って難しいですね…。