護衛艦『もがみ』がオーストラリアの次期汎用フリゲートに選ばれる?日本製護衛艦が世界へ!!?
💡 オーストラリア海軍が、老朽化したアンザック級フリゲートの後継として、11隻の汎用フリゲートを調達する計画「Project Sea 3000」が進められています。
💡 当初は複数の企業が候補として挙げられていましたが、最終的にはドイツTKMS社のMEKO A-200と日本の三菱重工のもがみ型護衛艦の2社に絞られました。
💡 日本は、もがみ型護衛艦の能力向上型である令和6年度型護衛艦(06FFM)を提案しており、防衛装備移転三原則に従い、完成品、部品、技術情報の移転も認めています。
それでは、最初の話題としてオーストラリアの次期汎用フリゲートの選定についてお話しします。
オーストラリアの次期汎用フリゲート選定
オーストラリア政府は、軍事的な性能だけでなく、防衛産業における協力や技術パートナーシップの構築も重視しているとのことです。
公開日:2024/11/14
✅ オーストラリア政府は、SEA 3000計画の入札企業を当初の5社から2社に絞り込んだと発表した。SEA 3000計画は、オーストラリア海軍に最大11隻の汎用フリゲートを調達するもので、最初の3隻は海外で建造され、設計変更はないとされている。
✅ 残りの2社はスペインのナヴァンティアとドイツのTKMSである。オーストラリア海軍は、最初の艦艇を2029年末までに就役させ、2026年から海外で建造を開始することを希望している。
✅ オーストラリア政府は、この計画の次の段階と詳細な要件を「来週中に発表する」と発表している。オーストラリア海軍は、「ゼロ変更」アプローチを求めており、海外基準に準拠した設計をそのまま採用することを目指している。
さらに読む ⇒Naval News - Global Naval Defense News Coverage出典/画像元: https://www.navalnews.com/naval-news/2024/11/germany-japan-left-standing-in-australian-sea-3000-down-select-naval-news-analysis/オーストラリア政府の発表によると、今後数週間で詳細な要件が発表される予定で、今後の展開が注目されます。
オーストラリアは、老朽化したアンザック級フリゲートの後継として、11隻の汎用フリゲートを調達する計画「Project Sea 3000」を進めています。
当初はドイツ、スペイン、日本、韓国の企業が候補として挙げられましたが、最終的にはドイツTKMS社のMEKO A-200と日本の三菱重工のもがみ型護衛艦の2社に絞られました。
日本は、もがみ型護衛艦の能力向上型である令和6年度型護衛艦(06FFM)を提案し、防衛装備移転三原則に従い、完成品、部品、技術情報の移転も認めています。
オーストラリア政府は、軍事的な性能だけでなく、防衛産業における協力や技術パートナーシップの構築も重視しており、日本の提案はAUKUSのような最先端技術分野における提携の可能性を示唆しています。
一方で、ドイツは防衛装備品の輸出に慣れているため、通常の入札では日本が不利になる可能性があります。
最終的な決定はオーストラリア政府の政治的な判断に委ねられており、結果はまだ分かりません。
日本がもがみ型護衛艦の受注を獲得するためには、オーストラリアが技術協力や安全保障分野における関係強化を重視するかどうかが鍵となります。
また、日本の提案がAUKUSのような最先端技術分野における提携の可能性を示唆していることも、オーストラリア政府の判断に影響を与える可能性があります。
オーストラリア海軍の次期汎用フリゲート、日本が採用されるといいですね!
海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」
海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」は、ステルス性を重視した設計で、自動化・無人化によって乗員数を減らした多機能護衛艦ですね。
✅ 海上自衛隊の最新鋭もがみ型護衛艦10番艦「ながら」が進水しました。もがみ型は、対潜戦、対空戦、対水上戦などに対応できる多機能護衛艦で、護衛艦として初めて対機雷戦能力を備えています。12隻建造予定で、2027年3月には12番艦が就役する予定です。
✅ 防衛省は、もがみ型の能力向上型となる新型FFMを12隻建造する予定です。新型FFMは、もがみ型より一回り大きく、基準排水量は4880トンです。2028年度に1番艦が就役予定で、2032年度には12隻が揃う予定です。
✅ 新型FFMは、オーストラリア海軍が導入を計画する次期汎用フリゲート艦の最終候補に選定されました。また、もがみ型に搭載されている新型の統合ステルスアンテナシステム「ユニコーン」は、インドに移転され、日本からインドへの初の防衛装備品の輸出となります。
さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/86cba29424221cb52eb3bcf4dd13ab5fe32fd594新型FFMは、もがみ型より一回り大きく、基準排水量は4880トンとのことです。
海上自衛隊は、中国海軍の拡大に対処するため、多機能・省人化をコンセプトにした「もがみ型」護衛艦を量産しました。
従来の護衛艦とは異なり、限られた人的資源を有効活用し、稼働率を高めることを目指しています。
「もがみ型」は、ステルス性を重視したデザインで、自動化・無人化によって乗員数を90名に抑えました。
統合艦橋システムと統合管制システムにより、操艦と艦内機能の集中管理を実現しています。
さらに、クルー制を導入することで、整備・補修以外の停泊期間を短縮し、稼働率を高めています。
装備面では、当初はコンパクト設計でしたが、船体の大型化に伴い、垂直発射装置 (VLS) や各種兵装が追加されました。
VLS は対潜ミサイルだけでなく、将来は対空ミサイルも搭載される予定です。
「もがみ型」は、汎用護衛艦に準ずる自衛能力を持ち、機雷戦能力も備えています。
ただし、本格的な対潜捜索ソナーは搭載しておらず、対潜能力は哨戒ヘリに頼るところが大きい点が課題です。
省人化により稼働率は向上しましたが、一人あたりの負担が増加したため、現場では戸惑いの声も上がっています。
それでも、新しいコンセプトの護衛艦として、海上自衛隊の戦力強化に貢献することが期待されています。
もがみ型護衛艦、いいですね!オーストラリアに採用されると、日本製の護衛艦が世界に広まるかもしれませんね!
多機能・省人化を追求した護衛艦『もがみ』
「もがみ」型護衛艦は、機雷戦能力も備えているんですね。
✅ FFM-1「もがみ」、FFM-2「くまの」は、機雷探知・排除任務に特化した最新の護衛艦で、対機雷戦用ソナー、自律型水中航走機雷探知機UUV、機雷排除用水上無人機USVなどを搭載しています。
✅ ステルス性を重視した設計で、これまでの護衛艦とは異なる特徴的な艦容を持ち、ユニコーン形の複合型アンテナや角錐型のマストなどが特徴です。
✅ フジミ模型から、1/700スケールのプラモデルが発売され、洋上モデルとフルハルモデルの選択、一部ハッチの開閉選択、UUV、USV、OQQ-25ソナー、SH-60K哨戒ヘリコプターなどの付属パーツが付属しています。
さらに読む ⇒ピットロード – 艦船を中心としたプラモデル、塗装済み完成品、フィギュア等、観賞用模型の企画・開発・卸売出典/画像元: https://pit-road.jp/j100/フジミ模型からプラモデルも発売されているんですね。
海上自衛隊の新型護衛艦『もがみ』は、従来の護衛艦に比べて多機能性を持ち、機雷戦能力も備えているのが特徴です。
無人機雷排除システムや水中処分員を搭載することで、機雷に関する作戦に対応できるようになりました。
また、CIC(戦闘指揮所)は、省人化を実現し、フリーアドレス制を採用することで、少ない人数でも最適な配置で運用できます。
さらに、ステルス性を追求した設計により、敵のレーダーから探知されにくくなっています。
これらの新機能によって、『もがみ』は、増大する警戒・監視活動、有事における対潜戦、対空戦、対水上戦など、様々な任務に対応することが可能です。
将来的には、同規格の『くまの』や『のしろ』など、数隻のFFMが建造され、『もがみ』は、それらのパイオニアとして、日本の安全保障環境の変化に対応する重要な役割を担うことが期待されています。
護衛艦「もがみ」のプラモデル、欲しいですね!
もがみ型護衛艦のVLS納入と新型FFM
新型FFMは、もがみ型護衛艦の改良型で、攻撃能力や対潜能力などが強化されているとのことです。
✅ 新型FFMは、もがみ型護衛艦の改良型で、基準排水量が4500トン(防衛装備庁発表では4880トン)で、従来のFFM(もがみ型護衛艦)と比べて攻撃能力、対潜能力、無人機の運用能力などが強化されている。
✅ 新型FFMは、もがみ型と比べて大型化しており、船体デザインや通信空中線など外観は似ているものの、ステルス性能、攻撃力、対潜能力など性能が向上しており、実質的には汎用護衛艦に近い性能となっている。
✅ 新型FFMは、もがみ型と同じ約90名の乗員で運用され、無人機の活用により、より広範囲の監視や攻撃が可能となり、インド洋やソマリア沖など遠洋での活動も想定されている。
さらに読む ⇒ ECナビ出典/画像元: https://ecnavi.jp/mainichi_news/article/afe860bf1625395089c95ef57fd36ef0/新型FFMは、もがみ型と比べて大型化し、性能も向上しているとのことです。
海上自衛隊のもがみ型護衛艦に搭載される垂直ミサイル発射システム(VLS)の納入時期が明らかになりました。
最初の2隻分のVLSは令和6年度に三菱重工業から防衛省に納入され、7番艦「によど」と8番艦「ゆうべつ」に搭載されます。
残りの10隻分のVLSは令和7年度から令和10年度にかけて納入される予定です。
もがみ型護衛艦は令和5年度計画艦までの計12隻で建造が完了し、これまではすべての艦のVLSが「後日装備」となっていましたが、今回の納入により対空能力や防空能力が向上することが期待されます。
一方、防衛省は令和6年度から令和10年度までの5年間で、もがみ型護衛艦の能力向上型となる新型FFMを12隻調達する計画です。
新型FFMには12式地対艦誘導弾能力向上型(艦発型)や新艦対空誘導弾といった長射程ミサイルが搭載され、対潜戦能力も強化される予定です。
オーストラリア政府は、同国海軍の次期汎用フリゲートの候補として、もがみ型護衛艦や新型FFMを含めた複数の艦艇を検討しています。
オーストラリアは、新しい護衛艦を導入することで、インド洋やソマリア沖など遠洋での活動も活発化するかもしれませんね。
護衛艦「もがみ」の引渡式と開発経緯
海上自衛隊は、もがみ型護衛艦の8番艦の命名・進水式を2023年11月14日(火)に実施すると発表しました。
公開日:2023/11/08
✅ 海上自衛隊は、もがみ型護衛艦(令和3年度計画)の8番艦の命名・進水式を2023年11月14日(火)に実施すると発表しました。
✅ この新護衛艦は2022年8月に起工され、玉野本社工場で建造されています。
✅ 命名・進水式は呉地方総監の二川達也海将が執行し、10時50分から11時2分まで実施される予定です。
さらに読む ⇒フネコ - Funeco出典/画像元: https://funeco.jp/news/news-21883/もがみ型護衛艦は、ステルス性を重視した設計で、従来の護衛艦とは大きく異なる外観をしています。
護衛艦「もがみ」型は、海上自衛隊の最新鋭護衛艦であり、新艦種FFMとして初めて機雷戦能力を搭載した艦艇です。
ステルス性を重視した設計により、従来の護衛艦とは大きく異なる外観をしています。
現在就役している艦には垂直発射装置は搭載されていませんが、今後装備される予定です。
2024年5月末時点で、5隻が就役しており、3隻が艤装中です。
主要諸元は、基準排水量3900トン、全長133メートル、全幅16.3メートル、速力約55.6キロメートル毎時となっています。
三菱重工業は4月28日、防衛省向け護衛艦「もがみ」の引渡式を長崎造船所長崎工場にて実施しました。
「もがみ」は「もがみ」型護衛艦のネームシップであり、コンパクト化・省人化・多機能化をコンセプトにした最新鋭の護衛艦です。
ステルス技術を応用した斬新な外観形状と知能化・システム化技術を活用した統合管制システムにより、従来艦艇の約半数の乗員で運用可能です。
将来にわたる拡張性を備え、平時の警戒監視、有事における対潜戦、対空戦、対水上戦など、多様な任務への活用が期待されています。
三菱重工グループは、陸・海・空にまたがる防衛装備品事業を一元的に運営し、顧客の課題に応え、新しい護衛艦の開発に注力していきます。
護衛艦「もがみ」、かっこいいですね!
本日は、オーストラリア海軍の次期汎用フリゲート選定と海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」についてご紹介しました。
💡 オーストラリア海軍は、老朽化したアンザック級フリゲートの後継として、11隻の汎用フリゲートを調達する計画「Project Sea 3000」を進めています。
💡 日本は、もがみ型護衛艦の能力向上型である令和6年度型護衛艦(06FFM)を提案しており、防衛装備移転三原則に従い、完成品、部品、技術情報の移転も認めています。
💡 海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」は、ステルス性を重視した設計で、自動化・無人化によって乗員数を減らした多機能護衛艦です。