沖ノ鳥島ってどんな島？日本の最南端、領土と自然を守る取り組みとは？日本の最南端、沖ノ鳥島の現状と未来

それでは、沖ノ鳥島について詳しく見ていきましょう。

まずは、その歴史と現状について解説します。

海の果ての小さな島

沖ノ鳥島の歴史的変遷、保全活動、そしてその地理的特性についてご紹介いたします。

沖ノ鳥島はこんな島

✅ 沖ノ鳥島は1543年の発見以降、様々な歴史的変遷を経て、東京都に編入され、アメリカの施政権下を経て日本に返還された。

✅ 1987年以降、海岸保全区域への指定や直轄工事の開始など、国の保全活動が本格化し、護岸工事や灯台設置が進められた。

✅ 排他的経済水域の設定や、特定離島への指定を受け、観測拠点施設の整備など、周辺海域の保全と利用のための基盤が強化された。

さらに読む ⇒日本の最南端・最東端の国境離島 〜東京都 沖ノ鳥島・南鳥島〜出典/画像元: https://www.t-borderislands.metro.tokyo.lg.jp/okinotorishima/

護岸工事や灯台設置などの保全活動に加え、周辺海域の保全と利用のための基盤強化が進んでいることが印象的です。

沖ノ鳥島は、日本の最南端に位置する東京都小笠原村に所属する小さな島です。

太平洋・フィリピン海上に浮かび、本土から約1700キロメートルも離れた場所にあります。

東西4.5km、南北1.7kmのサンゴ礁で、東小島と北小島の二つの小島からなり、周囲約11キロメートルの環礁に位置しています。

1543年（諸説あり）に発見され、1931年に「沖ノ鳥島」と命名され、日本の領土となりました。

1968年には小笠原諸島と共に日本に返還されました。

なるほど！日本最南端の島なんですね。1700キロも離れているなんて、まさに絶海の孤島ですね！

領土と経済水域を巡る攻防

中国の領有権主張と、日本のEEZ維持への取り組みについて焦点を当てていきます。

JSN□政府がＥＥＺ権益保全へ基本計画 離島に港湾整備で中国に対抗

✅ 日本政府は、排他的経済水域（EEZ）の権益を守るため、沖ノ鳥島や南鳥島などの特定離島に港湾施設を整備し、資源開発や経済活動を活発化させることで、中国に対抗する方針を決定した。

✅ 記事は、中国が沖ノ鳥島を「岩」と主張しEEZを脅かしている現状に対し、日本の領有権を主張し、実効支配を強める必要性を訴えている。

✅ 竹島の韓国による実効支配を許した日本の「事なかれ主義」を批判し、尖閣諸島などでも同様の事態を避けるため、領有権の主張と保護、警備の強化を求めている。

さらに読む ⇒ 日本沖縄政策研究フォーラム出典/画像元: https://www.okinawa-seisaku.org/archives/1135

EEZを守るために、日本が様々な対策を講じていることがよくわかります。

中国との対立も激化しており、対応が急務ですね。

沖ノ鳥島の最大の重要性は、約40万km²の排他的経済水域（EEZ）を確保するための拠点であることです。

しかし、その領有権を巡っては、中国や台湾が「岩」であると主張し、国際的な論争が繰り広げられています。

中国はEEZ内での調査や軍事活動を行い、日本の管轄権を侵害する事態も発生しています。

日本は国際法上の「島」としての地位を主張し、EEZの維持に力を入れています。

1996年には排他的経済水域が設定され、国による維持管理が開始されました。

排他的経済水域を守るために、そんなに色々なことを頑張っているんですね。すごい。