B-1B爆撃機の三沢配備は何のため？ 日米同盟とインド太平洋地域の安全保障への影響とは？B-1Bランサー爆撃機が三沢基地に初配備

非核運用と作戦能力

防衛省と米空軍による共同訓練が発表され、日米韓の連携を示す狙いがあります。

B-1Bが非核運用である点と、その作戦能力について説明します。

米爆撃機が日韓と訓練､対北朝鮮で連携

公開日:2017/08/09

✅ 防衛省は、8日に航空自衛隊のF2戦闘機2機と米空軍のB-1B戦略爆撃機2機が九州周辺で共同訓練を行ったと発表しました。

✅ 米軍機はその後、韓国空軍とも訓練を実施し、北朝鮮を巡る緊張の高まりの中で、日米韓の連携を示す狙いがあります。

✅ 北朝鮮は、米軍のB-1B戦略爆撃機が配備されているグアム周辺へのミサイル攻撃を「慎重に検討している」と声明を発表しました。

さらに読む ⇒米爆撃機が日韓と訓練､対北朝鮮で連携出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/183903?display=b

B-1Bは非核任務専用機として運用され、通常兵器の運用母機として用いられます。

迅速給油訓練を実施し、作戦範囲と即応性を高め、北朝鮮への警告メッセージとしての側面も持ち合わせています。

三沢基地への配備は、B-1Bが非核任務専用機として運用されることを前提としており、核兵器は搭載されていません。

これは、冷戦後の戦略環境の変化や米中間での国際情勢の変化に対応したものです。

B-1Bは「超長距離戦術爆撃機」として、通常兵器の運用母機として用いられています。

展開されたB-1Bは、迅速給油訓練を実施し、作戦範囲と即応性を高め、北朝鮮への警告メッセージとしての側面も持ち合わせていました。

三沢基地から北朝鮮までは約1100kmであり、B-1Bは40分ほどで到達可能とされています。

非核運用という点が重要ですね。冷戦後の情勢変化に対応し、適切な抑止力を維持する、現実的な戦略だと思います。

活動と緊急事態

米軍のB1B戦略爆撃機2機と運用部隊が三沢基地に展開し、同盟国との訓練を行いました。

活動内容と、緊急事態発生時の対応について解説します。

米軍B1B爆撃機 三沢に展開／「戦略的抑止」狙い

✅ 米軍のB1B戦略爆撃機2機と運用部隊が、同盟国との訓練やインド太平洋地域の安定強化を目的として、米軍三沢基地に展開しました。

✅ 派遣期間や人数は不明ですが、航空乗組員の作戦行動習熟のため、三沢に一定期間滞在する可能性があります。

✅ 三沢を拠点とした爆撃作戦能力の向上を図り、中国や北朝鮮を牽制する狙いと考えられます。

さらに読む ⇒Web東奥｜東奥日報社出典/画像元: https://www.toonippo.co.jp/articles/-/2001636

B-1Bは三沢基地を拠点に活動し、緊急事態も発生しましたが、安全に着陸させるための予防措置でした。

詳細については、今後の情報公開を待ちたいと思います。

B-1Bは、三沢基地を拠点に一定期間活動しました。

配備期間中には、爆撃機が飛行中に緊急事態に見舞われ、三沢空港に着陸、滑走路が一時閉鎖される事態もありました。

アメリカ軍三沢基地は、安全に着陸させるための予防措置であったと説明しています。

緊急事態の詳細は明らかにされていませんでした。

緊急事態の詳細が気になりますね。しかし、安全を最優先とする対応は、当然のことだと思います。

本記事では、B-1B爆撃機の三沢配備について解説しました。

日米同盟の強化と、インド太平洋地域の安全保障への貢献が期待されます。