少林山達磨寺と高崎だるま：歴史と魅力を徹底解説！（群馬県）？群馬県高崎市：だるまの聖地巡礼

さて、今回は、群馬県高崎市にある少林山達磨寺と、そこから生まれた高崎だるまについて、ご紹介していきたいと思います。

少林山達磨寺の始まり

少林山達磨寺は、縁起だるま発祥のお寺として知られています。

本堂には北斗七星を神格化した「北辰鎮宅霊符尊」が祀られており、達磨堂では全国各地のだるまを見学できます。

群馬】◇少林山達磨寺

公開日:2019/03/30

✅ 少林山達磨寺は、縁起だるま発祥のお寺であり、境内に多くのだるまが安置されている。

✅ 本堂には北斗七星を神格化した「北辰鎮宅霊符尊」が祀られており、達磨堂では全国各地のだるまを見学できる。また、有名建築家ブルーノ・タウトが晩年を過ごした洗心亭も存在する。

✅ 高崎駅からバスでアクセス可能。境内は階段が多いので、足腰の弱い方は自家用車やタクシーでの参拝が推奨される。

さらに読む ⇒仏像、ときどきワンダー観光出典/画像元: https://shishi-report-2.hatenablog.com/entry/gunnma-daruma-temple

少林山達磨寺の歴史は深く、室町時代に始まり、江戸時代には寺院として再出発しました。

本尊の「北辰鎮宅霊符尊」は、上毛かるたにも描かれており、地元の人々に深く根付いていますね。

室町時代に創建された少林山達磨寺は、十一面観音菩薩を祀る観音堂から始まりました。

その後、達磨大師のお告げにより達磨大師像が作られ、少林山と呼ばれるようになりました。

江戸時代には寺院の建立が制限されていたため、近隣の寺院を移築し、正式な寺院として再出発しました。

本尊は北辰鎮宅霊符尊で、上毛かるたの絵札に北斗七星が描かれているのはこのためです。

へえ、少林山達磨寺ってそんなに歴史があるんですね！達磨堂で各地のだるまを見学できるのも面白いですね。高崎駅からバスで行けるのもアクセスが良いです。

高崎だるまの誕生と普及

高崎だるまは、全国の張り子だるまの約8割を占める一大産地です。

鶴と亀が描かれた縁起の良い顔や、文字入れなど手作業で作られているのが特徴です。

高崎だるまとは。全国シェア一位の理由と歴史

公開日:2025/08/31

✅ 群馬県高崎市で作られる「高崎だるま」は、全国の張り子だるまの8割を占める一大産地であり、鶴と亀が描かれた縁起の良い顔や、文字入れなど手作業で作られているのが特徴です。

✅ 高崎だるまの起源は、江戸時代の疱瘡除けの願掛けや、天明の大飢饉後に農民を救済するために作られたことなど、諸説あります。養蚕が盛んな地域で「起きる」という言葉が縁起の良いものとされ、だるまに願いを込めたことも背景にあります。

✅ 高崎だるまは、冷たく乾燥した「からっ風」という気候が紙を張ったり色を塗ったりする工程に適していること、そして1866年の少林山達磨寺のだるま市の本格化によって、高崎市の一大産業へと発展しました。

さらに読む ⇒中川政七商店の読みもの出典/画像元: https://story.nakagawa-masashichi.jp/craft_post/118156

高崎だるまの起源は、天明の大飢饉における農民救済がきっかけだったとは驚きです。

養蚕が盛んな地域で「起きる」という言葉が縁起が良いとされたのも、興味深いですね。

高崎だるまの起源は、約200年前の天明の大飢饉に遡ります。

9代目の住職・東嶽和尚は、観音堂の建て替え資金を調達するため、江戸で見た張り子のだるまを参考に、農民救済のために縁起だるまを考案しました。

これは、開山心越禅師が描いた「一筆達磨坐禅像」をもとに、張り子のだるまの作り方を伝授したことがきっかけです。

こうして誕生した縁起だるまは、鶴亀を模した顔や「福入り」の文字が特徴で、家内安全や商売繁盛の願いを込めて人々に広まりました。

だるまの歴史的背景を知ると、さらに愛着が湧きますね。高崎だるまって、本当にすごいですね。私も一つ、買って帰ろうかな。