日本の最東端・最南端の島々:南鳥島・沖ノ鳥島ってどんな場所?(地理・資源・領有権問題)日本の最東端と最南端の島、領有権と資源
日本の最東端・南鳥島と最南端・沖ノ鳥島。広大な排他的経済水域を守る重要な島々の姿を紐解きます。未利用資源の可能性を秘めた南鳥島、侵食と戦いながら領有権を確立する沖ノ鳥島。小笠原村の住民が沖ノ鳥島を視察し、その重要性を再認識。VRコンテンツも駆使し、国民的な意識を高めます。日本の未来を担う、これらの島々の保全活動に迫ります。

💡 沖ノ鳥島は日本の排他的経済水域を広げるために重要であり、領有権を巡る国際的な問題が存在。
💡 南鳥島周辺の排他的経済水域でレアアース泥が発見され、資源開発が進められている。
💡 沖ノ鳥島の保全活動は継続的に行われており、今後の持続的な利用が期待されている。
さて、本日は日本の最東端と最南端に位置する島々、南鳥島と沖ノ鳥島に焦点を当て、その地理的特徴、資源、そして領有権問題について詳しく見ていきましょう。
日本の最東端と最南端:地理的概要と重要性
日本の最東端と最南端の島は?場所と重要性は?
南鳥島と沖ノ鳥島。EEZ拡大に重要。
皆さん、こんにちは。
最初にご紹介するのは、日本の最東端と最南端の島々の地理的概要です。
これらの島々は、日本の領土を守り、排他的経済水域を確保する上で非常に重要な役割を果たしています。
公開日:2024/10/17

✅ 日本は、最南端の沖ノ鳥島を維持するために、護岸工事や消波ブロック設置など、約750億円をかけて保全活動を行っています。
✅ 沖ノ鳥島が失われると、約40万㎢の排他的経済水域を失うことになり、これは日本の国土面積を超えるため、重要な領土として保護されています。
✅ 一部の国は、人の住めない岩は排他的経済水域を有しないという解釈から、沖ノ鳥島の領有権を認めていないため、日本の対応が重要になっています。
さらに読む ⇒ラブすぽ出典/画像元: https://love-spo.com/article/tiritokeizai18/沖ノ鳥島の維持にかかる費用は莫大ですが、日本の領土を守るためには不可欠な投資ですね。
国際的な領有権問題も複雑で、今後の日本の対応が注目されます。
日本最東端の島である南鳥島は、東京都小笠原村に属し、東京都心から約1950km、面積は約1.5㎢の小さな島です。
一方、日本の最南端に位置するのが沖ノ鳥島で、こちらも小笠原村に属し、日本の排他的経済水域を広げる上で非常に重要な役割を果たしています。
南鳥島は正三角形に近い形状で、年間を通して気温変化が少ない熱帯と亜熱帯の移行帯に属しています。
沖ノ鳥島は満潮時には2つの小島しか海面上に現れませんが、周辺には広大な排他的経済水域が存在し、その保全が国家的課題となっています。
なるほど、最東端と最南端の島々には、それぞれ異なる顔があるんですね。沖ノ鳥島の保全にかかる費用や、領有権を巡る国際的な問題など、知らないことばかりでした。もっと詳しく知りたいです!
南鳥島の自然環境と資源
南鳥島、何が特別?資源と観測の島!
海洋資源と大気観測の拠点。
次に、南鳥島の自然環境と資源について見ていきましょう。
この島は、地球科学的な観点からも非常に興味深い場所であり、また、日本にとって重要な資源が存在する場所でもあります。

✅ 日本は、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)で発見された「超高濃度レアアース泥」の開発を進めており、国内でのサプライチェーン構築を目指している。
✅ このレアアース泥は、ハイブリッド車などに使用される強力磁石や次世代インフラの基盤となる新合金など、様々な分野で不可欠なレアアースを豊富に含み、資源量は日本の年間需要の数百~数千年分に相当する。
✅ 南鳥島レアアース泥の開発は、レアアース供給を中国に依存する現状からの脱却と、持続的な経済成長、資源安全保障の実現に貢献する可能性がある。
さらに読む ⇒ホーム | 笹川平和財団 - THE SASAKAWA PEACE FOUNDATION出典/画像元: https://www.spf.org/opri/newsletter/417_2.htmlレアアース泥の開発は、日本の資源安全保障にとって非常に重要ですね。
中国への依存からの脱却だけでなく、経済成長にも繋がる可能性を秘めているのは魅力的です。
南鳥島は、海底火山上に形成されたサンゴ礁で、最高標高は9mと平坦ですが、周囲は急峻な地形となっています。
大気観測に適しており、世界気象機関(WMO)の観測所に指定されています。
また、周辺海域ではレアアース泥やコバルトリッチクラストなどの海洋資源が発見されており、資源開発の調査が進められています。
南鳥島には、そんなにすごい資源があるんですね! 家族旅行で行けるような場所ではないですが、日本の未来を支える場所だと思うと、とても興味深いです。
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日本の最南端、沖ノ鳥島。発見から保全、そして住民視察まで。領有権を守り、未来へ繋ぐ、その取り組みとは?迫る水没の危機を乗り越えろ!