日本の最東端・最南端の島々：南鳥島・沖ノ鳥島ってどんな場所？（地理・資源・領有権問題）日本の最東端と最南端の島、領有権と資源
日本の最東端・南鳥島と最南端・沖ノ鳥島。広大な排他的経済水域を守る重要な島々の姿を紐解きます。未利用資源の可能性を秘めた南鳥島、侵食と戦いながら領有権を確立する沖ノ鳥島。小笠原村の住民が沖ノ鳥島を視察し、その重要性を再認識。VRコンテンツも駆使し、国民的な意識を高めます。日本の未来を担う、これらの島々の保全活動に迫ります。
沖ノ鳥島の歴史と領有権の確立
沖ノ鳥島、日本に戻ったのはいつ？
1968年、アメリカ施政権下から返還
続いて、沖ノ鳥島の歴史と領有権の確立について解説します。
この島を巡る歴史的背景と、領有権を確立するための日本の取り組みについて見ていきましょう。
✅ 沖ノ鳥島は日本の領土として認められているが、排他的経済水域（EEZ）の設定に関して、中国、台湾、韓国は、沖ノ鳥島を「岩」とみなし、EEZ設定に異議を唱えている。
✅ 国連海洋法条約では「島」と「岩」が定義されており、人間が居住できない「岩」はEEZや大陸棚を持たないと規定されている。日本政府は沖ノ鳥島を「島」としてEEZ設定を主張している。
✅ 過去のロッコール島の事例を参考に、EEZの設定を巡る国際的な議論が展開されており、沖ノ鳥島のEEZをめぐる問題は、海洋資源を巡る国際的な利害対立を示している。
さらに読む ⇒Wikiwand出典/画像元: https://www.wikiwand.com/ja/articles/%E6%B2%96%E3%83%8E%E9%B3%A5%E5%B3%B6沖ノ鳥島を巡る国際的な問題は、海洋資源を巡る世界的な利害対立を象徴していますね。
日本がEEZを主張するにあたって、様々な課題があることが分かります。
沖ノ鳥島は、1543年に発見され、1931年に「沖ノ鳥島」と命名されました。
太平洋戦争による中断を経て、アメリカの施政権下を経て1968年に日本に返還され、1987年には護岸工事が開始されました。
1996年には排他的経済水域が設定され、1999年には国の直轄管理が開始されました。
2010年には特定離島に指定され、2011年には港湾施設整備が着工するなど、沖ノ鳥島の保全と領有権の確立に向けた取り組みが継続的に行われています。
沖ノ鳥島の歴史を知ると、その重要性がより深く理解できますね。領有権を確立するための日本の努力は、本当にすごいと思います。これからも応援しています。
沖ノ鳥島の保全と近年の取り組み
沖ノ鳥島、水没の危機を救う対策とは？
護岸工事、チタン製防護工、低潮線保全区域。
次に、沖ノ鳥島の保全と近年の取り組みについてです。
自然環境の保全と、島を維持するための具体的な活動に焦点を当ててご紹介します。
✅ 沖ノ鳥島は1543年に発見され、1931年に「沖ノ鳥島」と命名され東京都に編入されました。
✅ 太平洋戦争やアメリカの施政権下を経て、1968年に日本に返還され、海岸保全区域や排他的経済水域に指定され、護岸工事や灯台設置などが行われました。
✅ 2010年には「特定離島」に指定され、2019年には新しい観測拠点施設の運用が開始されるなど、国の保全・利用のための取り組みが進められています。
さらに読む ⇒日本の最南端・最東端の国境離島 〜東京都 沖ノ鳥島・南鳥島〜出典/画像元: https://www.t-borderislands.metro.tokyo.lg.jp/okinotorishima/護岸工事や観測施設の整備など、沖ノ鳥島の保全には様々な取り組みが行われているんですね。
自然の脅威から島を守り、未来へと繋げるための努力は素晴らしいです。
沖ノ鳥島は、侵食による水没の危機に瀕しており、1987年より護岸工事などの保全対策が実施されています。
気象・海象条件の厳しさから、チタン製ワイヤーメッシュによる防護工も導入され、全額国費による維持管理が続けられています。
2011年には「低潮線保全区域」が設定され、さらなる保全が図られています。
2019年には新観測拠点施設の運用が開始されるなど、近代的な観測体制も整えられています。
こんなに大変な状況の中で、様々な保全活動が行われているんですね。技術の進歩で、より効果的な保全ができるようになることを願っています。
住民の理解促進と未来への展望
小笠原村の沖ノ鳥島視察の目的は？
住民の国益貢献と理解促進です。
最後に、住民の理解促進と未来への展望についてです。
沖ノ鳥島の重要性を理解し、未来へ繋げるための取り組みについてご紹介します。
公開日:2024/07/04
✅ 早朝に船の外部甲板に出て日の出や虹、彩雲を観測し、沖ノ鳥島への接近を報告しています。
✅ 沖ノ鳥島視察会に参加し、講演会やランチ、珊瑚礁の観察を通して、その重要性と美しさを実感しています。
✅ 夜には星空観察会に参加し、満天の星空を堪能し、船長や船員への感謝と、充実した時間を過ごしたことを伝えています。
さらに読む ⇒みなみの島 de さくらさく？出典/画像元: https://sako-no-sakura.hatenablog.com/entry/2024/07/05/000000小笠原村の取り組みは素晴らしいですね。
住民が沖ノ鳥島の重要性を理解し、自らのこととして捉えることは、保全活動を推進する上で非常に重要です。
令和6年には、小笠原村が定期船をチャーターし、住民向けに沖ノ鳥島視察会を実施しました。
これは、住民が広大な行政区域と国益への貢献を実感するための取り組みです。
参加者は沖ノ鳥島を間近で観察し、VRコンテンツによる情報提供などを通して理解を深めました。
これらの活動は、沖ノ鳥島の重要性に対する国民的な意識を高め、更なる保全活動と持続的な利用に繋がるものと期待されています。
住民の方々が、実際に沖ノ鳥島を見て、体験できるのは素晴らしいですね！ VRコンテンツも活用して、より多くの人に知ってもらう機会が増えるのは良いですね。
本日は、日本の最東端・最南端の島々についてご紹介しました。
これらの島々の重要性を理解し、未来へ繋げていくために、私たち一人ひとりが関心を持つことが大切ですね。
💡 沖ノ鳥島と南鳥島は、日本の領土と資源を守る上で重要な役割を果たしている。
💡 沖ノ鳥島は、領有権問題や自然災害のリスクに直面しながらも、保全活動が行われている。
💡 住民の理解促進や、未来へ向けた持続可能な利用が期待されている。
