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田部井淳子さんの生涯と、その足跡を辿る旅:女性登山家の挑戦と生き方とは?エベレスト登頂、7大陸最高峰制覇、そして未来へ繋がる挑戦

福島県出身の田部井淳子氏。幼少期の那須岳登山で山の魅力に目覚め、女性として世界初のエベレスト登頂を成し遂げた登山家。彼女の登山は、競争ではなく未知の世界への探求心。エベレスト登頂までの苦難、7大陸最高峰制覇、乳がんとの闘い…困難を乗り越え、常に希望を持ち続けた。東日本大震災後の東北の高校生を励ます富士登山プロジェクトなど、その精神は未来へ。2025年の回顧展、記念館オープンも決定。

田部井淳子さんの生涯と、その足跡を辿る旅:女性登山家の挑戦と生き方とは?エベレスト登頂、7大陸最高峰制覇、そして未来へ繋がる挑戦

📘 この記事で分かる事!

💡 女性として世界初のエベレスト登頂を達成し、7大陸最高峰を制覇した登山家・田部井淳子さんの生涯を紹介。

💡 幼少期の登山体験からエベレスト登頂までの道のり、そして困難を乗り越える姿勢に焦点を当てます。

💡 晩年は病と闘いながらも、東北の高校生を富士山に連れて行くプロジェクトを通して「生き抜く力」を伝えた。

本日は、女性登山家・田部井淳子さんの足跡を辿り、その偉業と、彼女が私たちに伝えたかったメッセージを紐解いていきます。

山の原風景との出会い:好奇心と情熱の芽生え

田部井淳子を変えた山の魅力とは?

達成感、未知の世界、自分のペースでの探求。

田部井淳子さんの人生は、福島県の山々との出会いから始まりました。

彼女の登山への情熱は、幼少期の那須岳登山での体験に根ざしています。

登山家・田部井淳子の軌跡 粘り強さと好奇心で世界初の偉業を成し遂げる 伝えたかった「生き抜く力」《もっと!ぐっと!三春町》:テレポートプラス
登山家・田部井淳子の軌跡 粘り強さと好奇心で世界初の偉業を成し遂げる 伝えたかった「生き抜く力」《もっと!ぐっと!三春町》:テレポートプラス

✅ 福島県出身の登山家・田部井淳子さんは、女性初の偉業を数々成し遂げ、晩年は病と闘いながらも、東北の高校生たちに「生き抜く力」を伝え続けた。

✅ 田部井さんは、エベレスト登頂時の愛用品の展示や、東日本大震災後に立ち上げた「東北の高校生の富士登山」プロジェクトを通して、困難を乗り越えることの大切さを伝えた。

✅ 田部井さんは、がんと闘いながらも、最期まで山を愛し、高校生たちと共に富士山に登るなど、生涯を通して「生きている証拠」を大切にし、毎日を真剣に生きることを伝えた。

さらに読む ⇒福テレ - FTV 福島テレビ出典/画像元: https://www.fukushima-tv.co.jp/tv-news/2025/03/044175.html

幼少期の登山体験が、その後の彼女の人生を大きく左右したのですね。

劣等感を抱いていた彼女に達成感を与えたというエピソードに、心打たれます。

福島県三春町出身の田部井淳子氏は、幼少期に那須岳登山を経験し、山の魅力に開眼しました。

小学4年生の夏休み、初めての本格的な登山で見た火山の風景、硫黄の匂い、温泉などは、彼女に強烈な印象を与え、劣等感を持っていた彼女に大きな達成感をもたらしました

この原体験が、その後の登山人生を決定づけることになります。

彼女は、登山は他人と競うものではなく、自分のペースで進めることができる、未知の世界を探求する喜びだと考えていました。

上京後、体調を崩したことをきっかけに本格的な登山を開始。

昭和女子大卒業後、登山を続け、1969年には「女子登はんクラブ」を結成し、「女子だけで海外遠征へ」を合言葉に活動を始めました。

なるほど、幼少期の経験がその後の人生を決定づけるというのは、よくある話ですね。僕も色々な場所を旅して、色々な経験を積んで、視野を広げていきたいです!

女性登山への挑戦:困難を乗り越えて

田部井淳子のエベレスト登頂、その原動力は何?

純粋な好奇心「知らない場所へ」

田部井淳子さんは、女性として初めてエベレスト登頂に成功しました。

これは、当時の女性を取り巻く環境を考えると、非常に画期的な出来事でした。

女性で初めてエベレスト登頂 登山家・田部井さん死去

公開日:2016/10/24

女性で初めてエベレスト登頂 登山家・田部井さん死去

✅ 登山家の田部井淳子さんが、女性として初めてエベレスト登頂に成功し、77歳で腹膜がんのため死去しました。

✅ 1975年にエベレスト登頂後、1992年までに7大陸最高峰を制覇し、今年7月には被災地の高校生らと富士山に登頂しました。

✅ 1970年代の日本の女性を取り巻く環境について言及し、エベレスト登頂12日前の雪崩事故を乗り越え登頂に成功したことを誇りに思っていました。

さらに読む ⇒BBC Home - Breaking News, World News, US News, Sports, Business, Innovation, Climate, Culture, Travel, Video & Audio出典/画像元: https://www.bbc.com/japanese/37748333

女性だけのチームで挑むという点も素晴らしいですね。

体力差や、周りの気遣い、危険回避など、女性ならではの視点を活かした登山は、新たな道を切り開きましたね。

田部井氏は、女性だけのチームにこだわり、体力差、気遣いによるストレス、危険回避のため、女性ならではの視点を活かした登山を目指しました。

1975年、彼女は日本女子隊としてエベレスト登頂に成功し、女性の世界進出に大きく貢献

その動機は、頂上を目指す競争ではなく、「知らない場所へ行きたい、見たい、知りたい」という純粋な好奇心でした。

エベレスト登頂には、許可取得や資金調達など、様々な困難がありましたが、彼女はそれを乗り越え、日の丸を掲げる写真と、自ら撮影した中国側の山々の写真によってその偉業を記録しました。

また、エベレスト登頂後も、宿帳の職業欄に「主婦」と書くことにこだわり、登山家モーリス・エルゾーグとの交流や、アンナプルナ初登頂50周年記念式典への参加など、登山界に貢献し続けました。

女性だけのチームで世界最高峰に挑むって、本当にすごいですよね! 困難を乗り越えて夢を実現する姿は、本当に尊敬します!

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エベレスト登頂、7大陸制覇…田部井淳子さんの軌跡。困難を乗り越え、希望を灯し続けた登山家の生き方。回顧展でその魂に触れる。