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【木次線と奥出雲おろち号】廃線?秘境ローカル線の現状とトロッコ列車の魅力とは?木次線と奥出雲おろち号の終焉:ローカル線の今と未来

秘境を走る木次線、廃線の危機に揺れるローカル線の物語。風光明媚な三段スイッチバックで知られる出雲坂根駅、26年間地域を支えた観光列車『奥出雲おろち号』の終焉。老朽化と利用客減少という現実、そして未来への希望を探る旅へ。国鉄型ディーゼルカーと日本海の絶景、餘部橋梁からの圧巻の眺め。青春18きっぷで巡る、忘れられない鉄道体験がここに。

【木次線と奥出雲おろち号】廃線?秘境ローカル線の現状とトロッコ列車の魅力とは?木次線と奥出雲おろち号の終焉:ローカル線の今と未来

📘 この記事で分かる事!

💡 JR木次線を走るトロッコ列車「奥出雲おろち号」の運行終了が決定。

💡 木次線は、かつて陰陽連絡線として重要な役割を果たしたが、現在は利用客減少と老朽化が進んでいる。

💡 木次線の名所である三段式スイッチバックや、トロッコ列車の魅力について紹介する。

今回の記事では、木次線の歴史、魅力、そして「奥出雲おろち号」の運行終了に至るまでの背景を掘り下げていきます。

陰陽連絡線の過去と現在の危機

木次線の存続、最大の危機は?

利用客減少と観光列車の引退。

木次線を走る観光列車「奥出雲おろち号」が2023年度をもって運行を終了します。

車両の老朽化が理由ですが、沿線住民は木次線の廃止を危惧しています。

木次線は、松本清張の小説「砂の器」の舞台としても知られています。

砂の器」の舞台のローカル線 トロッコ列車終了で廃線の危機

公開日:2021/07/01

砂の器」の舞台のローカル線 トロッコ列車終了で廃線の危機

✅ JR西日本が、観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の2023年度での運行終了を発表。車両の老朽化が理由だが、地元住民は木次線の廃止を懸念している。

✅ おろち号は、松本清張の小説「砂の器」の舞台である木次線を走り、希少な「三段式スイッチバック」を体験できる。

✅ 運行終了は、少子高齢化による利用客減少と、ローカル線の廃止が相次いでいる現状が背景にある。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20210630/k00/00m/040/089000c

運行終了は、少子高齢化とローカル線の廃止という、現代の鉄道を取り巻く厳しい現実を象徴していると感じます。

美しい車窓と貴重な体験を提供してきただけに、残念です。

木次線は、かつて陰陽連絡線として重要な役割を果たしていましたが、現在は道路整備や利用客の減少により廃線の危機に瀕しています

2019年の輸送密度は全線で190人、出雲横田-備後落合間では2020年度に18人と低迷しています。

2023年11月23日には、26年間地域を支えた観光列車『奥出雲おろち号』が引退し、沿線には路線の衰退を加速させる可能性への強い危機感が募っています。

ローカル線の厳しい現状は、日本全国で共通の課題ですよね。観光列車が地域の活性化に貢献していただけに、運行終了は本当に残念ですね。

出雲坂根駅:スイッチバックの魅力と現状

木次線の出雲坂根駅、なぜ写真の名所?

3段スイッチバックがあるから。

木次線の特徴の一つである三段式スイッチバック。

急勾配を克服するために建設されました。

出雲坂根駅~三井野峠間で、ポイントやスノーシェッド、9つのトンネルを通る姿は圧巻です。

「奥出雲おろち号」では、このスイッチバックを体感できます。

三段式スイッチバック」で急こう配に対応して山を越える木次線 (2ページ目)

公開日:2024/11/19

三段式スイッチバック」で急こう配に対応して山を越える木次線 (2ページ目)

✅ 木次線の三段式スイッチバックは、急勾配を克服するために建設され、出雲坂根駅~三井野峠間で運行され、その特徴は、ポイントやスノーシェッドが設けられていること、運転士が反対側の運転席へ移動すること、そして9つの小規模トンネルを経由することです。

✅ 三段式スイッチバックの建設は難工事を伴い、当初はトンネル建設も検討されたが、地質や予算の問題で見送られた経緯がある。この区間を含む八川駅〜備後落合駅間の開通には4年近くを要し、開通後には三井野原駅がスキー客のために仮乗降場として開業した。

✅ 三段式スイッチバックを体験できる観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」がおすすめだが、2023年度で運行終了となる予定。 現在は、出雲横田駅〜備後落合駅間の定期運行は1日3往復のみとなっている。

さらに読む ⇒まっぷるウェブ -出典/画像元: https://articles.mapple.net/bk/18924/?pg=2

三段式スイッチバックは、技術的にも興味深いですね。

現在は定期列車が1日3往復のみということで、その維持も大変なのでしょうか。

観光資源としても、もっと活用できる余地がありそうですね。

木次線を語る上で欠かせないのが、JR西日本唯一の3段スイッチバックで知られる出雲坂根駅です

標高差を克服するために採用されたこのスイッチバックは、写真撮影の名所としても人気を集めています。

かつては急行も停車し日常利用がありましたが、減便が進み活性化は困難な状況です。

周辺にはスイッチバックを俯瞰できる場所もありますが、現在は整備されていません。

スイッチバックって、子供も大人もワクワクしますよね! 写真映えもするし、ぜひ行ってみたいです。 でも、ローカル線は廃線の危機にあるんですね…。

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トロッコ列車の成功が活かされた『奥出雲おろち号』。絶景を駆け抜けた観光列車の終焉と、ラストシーズンの旅。餘部橋梁からの眺めは圧巻!