南鳥島:日本の最東端、隠された資源と環境観測の要?南鳥島、太平洋に浮かぶ日本の最東端の島
日本の最東端、南鳥島。本州から遠く離れた絶海の孤島には、レアアースなど莫大な資源が眠る。世界が注目するその島は、日本の領土を守る防衛の要であり、地球環境を観測する科学の拠点でもある。一般の立ち入りは制限され、謎に包まれた南鳥島の全貌に迫る!
資源の宝庫:未来への可能性
南鳥島、レアアースの埋蔵量はどれくらい?
国内消費量の約230年分!
南鳥島周辺の資源について解説します。
レアアースの発見など、未来への可能性を探ります。
公開日:2018/04/12

✅ 深海魚の一種である「リュウグウノツカイ」が、EEZ内で発見され、その生態や分布に関する調査が行われた。
✅ リュウグウノツカイの形態や生息環境、また、環境への影響について分析が進められ、さらにBCP(生物多様性保全計画)への適用可能性も検討された。
✅ 研究結果は、科学雑誌「Scientific Reports」に掲載され、リュウグウノツカイに関する様々な知見が得られた。
さらに読む ⇒IT出典/画像元: https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/12/news076.htmlレアアースが大量に眠っているとは驚きです!資源開発が進めば、日本の経済にも大きな影響を与えそうですね。
南鳥島は、その周辺海域に眠る資源の宝庫としても注目を集めています。
2012年には、世界需要の数百年分に相当するレアアースが海底から発見されました。
特にハイブリッド車に使用されるジスプロシウムは、国内消費量の約230年分が埋蔵されていると推定されています。
また、レアアース泥やコバルトリッチクラストなどの海洋鉱物資源も発見されており、資源開発に向けた調査・研究が進められています。
島を基点とした排他的経済水域(EEZ)は43万㎢にも及び、その潜在的な資源量は計り知れません。
すごい!レアアースですか!これはまさに、隠された宝島ですね!開発が進めば、豪華客船ツアーとかできるようになるかな?
国家の要:アクセス制限と重要性
南鳥島、なぜ特別な場所?立ち入り制限の理由は?
防衛と科学研究の拠点、国家的重要地です。
南鳥島が国家にとってどのような重要性を持っているのか、そして、なぜ一般の立ち入りが制限されているのかを解説します。
公開日:2023/06/07

✅ 日本最東端の南鳥島は、世界の気候変動を観測する貴重な拠点であり、気象庁が30年近くかけて収集したデータは、国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)の国際交渉にも活用されている。
✅ 南鳥島気象観測所では、CO2やメタン、代替フロンなどの温室効果ガス濃度を測定しており、人間の社会活動の影響が少ない場所として質の高いデータが得られる。職員は24時間365日体制で観測業務を行い、自衛隊機を利用して東京との間を往来している。
✅ 南鳥島は、国内唯一の「全球観測所」として、地球規模の環境を観測するのに適しており、観測データは世界の気候変動対策に貢献している。職員は、ヤシの実を使ったクッキー作りやソフトボール大会など、限られた環境の中で生活を送っている。
さらに読む ⇒読売新聞オンライン : ニュース&お得サイト出典/画像元: https://www.yomiuri.co.jp/science/20221109-OYT1T50171/気象観測の拠点としてだけでなく、防衛の要としても重要な役割を担っているのですね。
だからこそ、立ち入りが制限されているということにも納得がいきます。
南鳥島は、国家的な重要性から、一般の立ち入りが制限されている特別な場所です。
海上自衛隊や気象庁の施設があり、防衛と監視の拠点としての役割を担っています。
また、大気環境観測に適した場所であることから、世界気象機関の全球大気監視計画全球観測所に指定され、科学研究の拠点としても機能しています。
島内には滑走路や駐在施設があり、気象観測などが継続的に行われています。
1968年に日本に返還され、2010年には「特定離島」に指定され、港湾施設の整備が進められています。
なるほど、国家の安全保障に関わる場所だから、簡単には行けないんですね。でも、そこで働く人たちはすごいなあ。ヤシの実クッキーも食べてみたい!
本日は、日本の最東端、南鳥島についてご紹介しました。
地理的、資源的、そして国家的な重要性を持つ、大変興味深い島ですね。
💡 日本の最東端であり、貴重な海洋鉱物資源の宝庫である。
💡 地球規模の環境観測における重要な拠点である。
💡 国家の安全保障上、重要な役割を担っている。