京都市宿泊状況レポート2024年:回復傾向?今後の展望は?2024年京都市内宿泊施設の現状と未来予測
京都市観光協会の最新宿泊調査で、2024年の客室稼働率は回復基調も、物価高、中国経済減速などの影響で2019年を下回る見込み。円安を背景に外国人宿泊者は増加、客室単価・収益は過去最高。2025年も予約状況に変動余地あり。人手不足の中、高単価戦略で収益を確保。秋・来春の予約状況に注目。
💡 2023年12月の客室稼働率はコロナ禍以降初めて2019年を上回り、外国人宿泊者数も大幅増加。
💡 客室単価と客室収益指数は過去最高を記録。春節、桜シーズン、イースター休暇に期待が集まる。
💡 2024年通年の外国人宿泊者数は過去最高を記録。今後は、多様な宿泊施設の展開と地域活性化が重要。
それでは、2024年の京都市内宿泊状況について、詳しく見ていきましょう。
2024年1月時点の宿泊状況と今後の予測
京都市の宿泊、2024年春は?2019年超えは厳しい?
客室稼働率は2019年を下回る見込み。
2024年1月時点の宿泊状況と今後の予測についてご紹介します。

✅ 2023年12月の京都市内ホテルの客室稼働率は76.7%で、コロナ禍以降初めて2019年同月を上回った。
✅ 外国人延べ宿泊数は2019年同月比67.2%増と大きく増加し、国・地域別では中国が最も多かった。
✅ 平均客室単価と客室収益指数は2019年同月比で過去最高となり、今後の客室稼働率は春節の影響は限定的だが、桜の開花シーズンやイースター休暇の予約は増加傾向にある。
さらに読む ⇒トラベルボイス|観光産業ニュース(読者数)出典/画像元: https://www.travelvoice.jp/20240206-1550852024年1月の状況は、物価高や中国経済の影響を受け、2019年の水準には及ばない見込みとのことです。
予約の直前化も影響しているようですね。
京都市観光協会が発表した最新の宿泊調査レポートによると、2024年1月時点では、物価高や中国経済の減速、航空路線の回復遅れなどの影響を受け、客室稼働率は2019年の水準には及ばない見込みです。
具体的には、2月の客室稼働率予測は70.4%(2019年同月78.5%)、3月は75.8%(同85.0%)、4月は71.5%(同89.9%)となっています。
春節休暇や桜の開花シーズン、イースター休暇の予約は増加傾向にありますが、予約の直前化も影響しており、2019年を上回る水準には達しないと予測されています。
この調査は、京都市内の主要ホテルと旅館からの協力を得て毎月実施され、詳細な宿泊状況を把握しています。
なるほど、2月以降の客室稼働率は2019年を下回る見込みなんですね。 直前予約が増えているのは、色々な要因がありそうですね。
2024年上半期の客室稼働率と、価格戦略の影響
京都市内ホテル、最高の客室単価!その理由は?
円安と価格重視戦略が主な要因です。
2024年上半期の客室稼働率と、価格戦略の影響について見ていきましょう。

✅ 京都市内ホテルの客室料金単価が、新型コロナウイルス禍からの回復傾向にある。
✅ 行動制限解除後の3月以降、客室平均単価は上昇している。
✅ 記事の続きを読むには、京都新聞IDへの登録が必要。
さらに読む ⇒京都新聞出典/画像元: https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/902419客室単価と客室収益指数は過去最高を記録している一方で、稼働率は2019年には及ばない状況。
円安の影響で外国人宿泊需要が伸び、価格重視の戦略が奏功していると考えられます。
2024年のデータは、京都市内主要ホテルの客室稼働率が78.5%で、前年を上回ったものの2019年の水準には及ばない状況を示しています。
しかし、客室単価と客室収益指数は過去最高値を記録。
旅館の客室稼働率は61.6%で、2019年と同水準まで回復しましたが、人手不足や修学旅行利用人数の減少など、経営への影響は異なることも考慮が必要です。
外国人宿泊需要は円安の影響で高まり、客室単価と収益を押し上げました。
この状況は、価格重視の戦略を反映していると考えられます。
円安で外国人観光客が増えるのは分かりますが、旅館の人手不足なども影響しているんですね。色々な要素が絡み合って、興味深いですね!
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2024年12月、訪日客増加で宿泊者数過去最大!円安追い風、紅葉ずれ込みも影響。2025年予測も発表。変動の余地あり!