京都市宿泊状況レポート2024年：回復傾向？今後の展望は？2024年京都市内宿泊施設の現状と未来予測

公開日: 2025-03-27

最終編集: 2025-03-27

京都市観光協会の最新宿泊調査で、2024年の客室稼働率は回復基調も、物価高、中国経済減速などの影響で2019年を下回る見込み。円安を背景に外国人宿泊者は増加、客室単価・収益は過去最高。2025年も予約状況に変動余地あり。人手不足の中、高単価戦略で収益を確保。秋・来春の予約状況に注目。

2024年12月の記録的な外国人宿泊者数と年間を通じた傾向

2024年12月、過去最大増加！何が宿泊需要を押し上げた？

紅葉、修学旅行、外国人需要の増加！

2024年12月の記録的な外国人宿泊者数と年間を通じた傾向をみていきましょう。

速報】月の外国人宿泊数万年累計は過去最高【観光庁宿泊旅行統計年月・月】

公開日:2023/12/19

✅ 2024年12月の延べ宿泊者数は5,582万人泊となり、そのうち外国人宿泊者数は1,529万人泊と前年同月比で増加しました。

✅ 11月の国籍別延べ宿泊者数では中国が1位を維持し、2024年通年の外国人延べ宿泊者数は1億6,348万人泊と過去最高を記録しました。

✅ 地方部における外国人宿泊者数は2019年比で増加し、客室稼働率は全体で59.9%となりました(大阪が最も高い)。

12月の外国人宿泊者数は、2019年比で120%増と過去最大。

紅葉の遅れや修学旅行、円安の影響が大きいようです。

ホテル稼働率も2019年を上回り、年間を通じて安定した需要が見られました。

2024年12月には、外国人延べ宿泊者数が51万9229泊と、2019年同月比120.5%増と過去最大の増加幅を記録しました。

これは、紅葉の遅れによる宿泊需要のずれ込み、修学旅行の実施、外国人需要の増加などが要因です。

国・地域別では、中国が最も多く、次いでアメリカ、台湾の順でした。

12月の主要ホテルの客室稼働率は80.9%と2019年を上回り、旅館の稼働率も増加しました。

2024年通年では、ホテルは2019年を下回ったものの、5月、10月、12月は上回り、円安などの影響で多方面からの宿泊需要が高まりました。

12月にそんなに増えたんですね！紅葉シーズンのずれ込みとか、修学旅行とか、色々な要因で需要が増えるのは面白いですね。私も早く京都に行きたい！

京都市のホテル稼働率、2025年1月以降はどうなる？

1月は2019年並み、2・3月は下回る予測。

2025年と4月以降の客室稼働率予測と今後の展望についてです。

国内主要都市宿泊市場動向シリーズ第六回京都

公開日:2024/07/02

✅ 京都市ではインバウンド需要を背景に2015年以降宿泊施設が急増したが、2023年には開発がほぼ横ばいとなり、地価高騰や工事費の高騰、主要エリアの開発一段落が要因と考えられる。

✅ 宿泊施設は多様化し、ラグジュリーホテルも増加したが、一方で画一的な和風ホテルも見られる。今後は、土地らしさとブランドを組み合わせた唯一無二の価値が求められる。

✅ 今後は京都市以外の地域での開発が進むと予想され、需要予測の難しさや、ESGを意識した地域活性化への貢献など、新たな視点が必要となる。

2025年の予測では、2月と3月は2019年を下回るものの、4月以降は回復傾向。

人手不足や高単価販売戦略の影響で、稼働率は2019年を超えない見込みですが、安定した需要が見込まれています。

京都市観光協会は、2025年1月以降のホテル稼働率を予測しており、1月は66.0%（2019年同月65.6%）、2月は66.6%（2019年同月78.5%）、3月は75.4%（2019年同月85.0%）と見込んでいます。

特に2月・3月は2019年を下回るものの、予約状況には変動の余地があります。

4月以降の客室稼働率予測は、4月82.4％、5月79.9％、6月78.2％となっており、桜の開花遅れによる宿泊日の振り替えも影響しています。

年間を通じた繁閑差の縮小も期待されています。

人手不足や高単価販売戦略により、稼働率は2019年を超えない見込みですが、秋や来春の予約増加、多方面からの安定した需要が見込まれています。

2019年を超えるのは難しいんですね。でも、秋や来春の予約増加が見込めるのは良いですね。土地らしさとブランドを組み合わせた唯一無二の価値っていうのは、すごく大事だと思います。

2024年の京都市内宿泊状況は、回復傾向にありつつも、様々な要因で影響を受けていることが分かりました。

今後は、インバウンド需要を取り込みつつ、地域活性化に貢献していくことが重要ですね。

🚩 結論！

💡 2024年通年の外国人宿泊者数は過去最高を記録。円安などの影響で、多方面からの需要が高まる。

💡 客室単価と客室収益指数は過去最高を記録。価格戦略が奏功し、収益を押し上げている。

💡 2025年以降も、新たな視点での宿泊施設の展開と、地域活性化への貢献が期待される。