世界の軍事情勢2024年4月:インド、ウクライナ、ギリシャ、米国の防衛政策は?防衛費増額、兵器調達、ウクライナ戦況、安全保障戦略の変遷
2025年4月4日の軍事情勢:インドがK9自走砲増強、コロンビアは次期戦闘機にグリペンEを選定。ウクライナ戦況は激化、ロシア軍の前進と有効性低下の報告が交錯。ギリシャは250億ユーロを投じ国防戦略を刷新。米国はフィリピンへF-16V売却承認、フィンランドはオタワ条約脱退。英国空母計画や米海軍艦名変更も。ポーランドは歩兵戦闘車発注、予備戦力確保に向け兵役義務復活の可能性も示唆。
ギリシャの新たな国防戦略
ギリシャは国防戦略をどう変更?
従来型戦争に備え、装備強化
Chapter-3では、ギリシャの新たな国防戦略について解説します。
250億ユーロを軍隊の近代化に投資するとのことです。
公開日:2025/04/02

✅ ギリシャは、歴史的な防衛戦略に着手し、2036年までに250億ユーロを軍隊の近代化に投資すると発表しました。
✅ この投資は、トルコとの緊張関係や地域の安全保障力学に対する懸念の高まりを受けて、長年の緊縮財政の後、ギリシャの防衛能力を強化することを目的としています。
✅ 計画には、潜水艦や無人機の調達、そして「アキレス・シールド」と呼ばれる対空・対無人機システムの開発が含まれており、ギリシャの主権を守る重要性を強調しています。
さらに読む ⇒ビデオゲームトレイラー、ライブストリーミング、インタビュー出典/画像元: https://www.gamereactor.jp/greece-to-invest-25-billion-euros-in-defense-over-next-decade-1804103/ギリシャがトルコとの関係悪化を背景に、防衛能力強化に乗り出したのは、非常に重要な動きですね。
地域の安全保障に大きな影響を与える可能性があります。
ギリシャは新たな国防戦略を発表しました。
現在の戦争は従来の想定とは異なる状況であることを認識し、国防戦略の見直しを進めています。
ギリシャは250億ユーロを新たな装備調達に充てることを発表しており、今後の動きに注目が集まります。
ギリシャの防衛戦略、トルコとの関係や地域の安定に大きく関わってきそうですね。今後の動きから目が離せません。
米国とフィンランドの防衛政策における変化
米国はフィリピンに何の売却を承認した?
F-16V戦闘機
Chapter-4では、米国とフィンランドの防衛政策における変化について解説します。
それぞれの国の安全保障に対する考え方が垣間見えます。
公開日:2025/04/02

✅ フィンランド政府は、ロシアの軍事的な脅威への対応として、1997年の対人地雷禁止条約(オタワ条約)からの離脱を発表しました。
✅ また、同国は防衛費の対GDP比を2029年までに少なくとも3%に引き上げる方針を明らかにし、30億ユーロの追加予算を計上しました。
✅ これらの措置は、ロシアとの国境が最も長いフィンランドにとって、安全保障環境の変化に対応するために必要であるとされています。
さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/ukraine/FTJTOJZ4YRJMXLEV5KKVWYPRCA-2025-04-02/フィンランドのオタワ条約脱退は、安全保障環境の変化に対応するための苦渋の決断だったのでしょう。
対人地雷の使用を解禁することで、自国の防衛力を高めようとしているのは、興味深いですね。
米国はフィリピンへのF-16V売却を承認しました。
ヘグセス国防長官は米比相互防衛条約に対する米国のコミットメントを再確認し、米国務省もフィリピンへのF-16V売却の可能性を承認したと発表しています。
一方、フィンランドはロシアとの国境を守るためオタワ条約から脱退することを表明しました。
ストゥブ大統領は4月1日、「オタワ条約はロシアと接する国境を守る効果的な手段であるため、脱退せざるを得ない」と発表しています。
フィンランドの決断は、まさに安全保障上の現実を反映していますね。アメリカとフィリピンの関係も、今後の展開が気になるところです。
欧州における防衛政策の動き
undefined
undefined
Chapter-5では、欧州における防衛政策の動きに焦点を当てます。
英国の空母計画や、米国の動きなど、様々な情報があります。
公開日:2022/05/23

✅ ドナルド・トランプ前大統領は、アメリカ海軍の新型空母「USSジェラルド・R・フォード」の外観に不満を表明し、「不格好だ」と批判していた。特に、艦橋の配置を問題視し、艦の中央部に寄せることを提案していたという。
✅ トランプ前大統領は、フォードに搭載された新技術についても批判的な意見を述べており、特に先進着艦制動装置(AAG)や電磁カタパルト(EMALS)については、「AAGは水滴がつくと動かなくなる」「新しい電磁カタパルトは旧式の蒸気カタパルトに比べて複雑すぎて、操作にはアインシュタインレベルの知能が必要だ」などと主張していた。
✅ フォードは130億ドルをかけて建造された世界最大の空母であり、フォード級空母の1番艦である。進化した兵器運搬用エレベーター、先進着艦制動装置(AAG)、電磁カタパルト(EMALS)などの新技術を搭載しており、先行するニミッツ級よりもアップグレードされている。2022年後半には海軍の作戦に参加できるようになる予定だ。
さらに読む ⇒|ビジネスインサイダージャパン出典/画像元: https://www.businessinsider.jp/article/254149/英国の3隻目の空母計画や、米国の空母に関する動きも興味深いですね。
ポーランドの兵役義務復活の可能性も、今後の情勢を左右するかもしれません。
英国は3隻目の空母を計画しており、ハリアーもしくはタイフーンを搭載する可能性があります。
また、米国では、米大統領がフォード級3番艦の艦名をエンタープライズからマスクに変更しました。
NavalNewsは4月1日、「米海軍は大統領令に基づき、フォード級3番艦の艦名をエンタープライズからマスクに変更した」と発表しています。
さらに、米空軍は空中給油戦略を発表する予定であり、この戦略次第でKC-46Aの将来、KC-Y入札の実施、KC-135の耐用年数延長が決まる予定です。
ポーランドはボルスク歩兵戦闘車を正式に発注しました。
ポーランドはAbramsやK2と併用する歩兵戦闘車を更新するため、2023年にスタロヴァ・ヴォラ製鉄所とボルスク歩兵戦闘車の開発・製造に関する枠組みを締結しており、今回は正式な発注となりました。
ポーランド陸軍司令官は予備戦力の確保には兵役義務の復活が避けられないと発言しました。
ポーランドは2026年に国民の軍事訓練を開始する予定ですが、これは強制ではなく「兵役義務の復活」を意味するものではありません。
しかし、ポーランド陸軍のマチェイ・クリシュ作戦司令官は4月29日、「予備戦力の確保には兵役義務の復活が避けられない」と発言しています。
各国の防衛政策は、まさに世界情勢を反映していますね!イギリスの空母計画、アメリカの空母名変更、ポーランドの話も、興味津々です!
本日の記事では、様々な国の防衛政策の動向をご紹介しました。
世界の軍事情勢は常に変化しており、今後も注視していく必要があります。
💡 インドはK9自走砲を追加調達し、コロンビアはグリペンEを採用しました。
💡 ウクライナではロシア軍が東部で前進、ギリシャは防衛費を増額しました。
💡 米国とフィンランドの防衛政策にも変化が見られ、ヨーロッパ各国も様々な動きを見せています。