「もがみ」型護衛艦とは?海上自衛隊の最新鋭艦艇、その全貌に迫る!海上自衛隊の未来を担う多機能護衛艦「もがみ」型とは?
海上自衛隊の次世代護衛艦「もがみ」型は、省人化と多機能性を両立した革新的な艦艇。デジタル化された艦橋、無人機雷排除システム、女性隊員向け設備の充実など、未来の海自を象徴する。オーストラリアへの輸出も視野に、日本の防衛産業の活性化にも貢献が期待される。その最新技術と、今後の展開に注目!
オーストラリアの次期フリゲート 「もがみ」型が受注競争に挑む
オーストラリアの新フリゲート艦、日本製かドイツ製か?
日本製も有力
Chapter-3では、オーストラリアへの輸出の可能性について見ていきましょう。
日本にとっての防衛装備品輸出の現状と、今後の展望について解説します。
オーストラリアの次期フリゲート艦調達計画において、「もがみ」型が候補に残っているのは、非常に重要なニュースですね。
日本がこのプロジェクトを、オーストラリアとの関係強化の機会と捉えている点にも注目したいと思います。
オーストラリアは、アンザック級フリゲートの後継艦となる汎用フリゲートを調達するプロジェクト『Sea 3000』において、ドイツのMEKO A-200と日本の護衛艦「もがみ型」に絞り込みました。
オーストラリア政府は、このプロジェクトを『政府と産業界の共同プログラム』として捉えるかどうかが、日本の受注可能性に大きく影響すると考えています。
もしオーストラリアが『政府と産業界の共同プログラム』として捉え、日本との戦略的・技術的なパートナーシップを重視するならば、日本の「もがみ型」が採用される可能性が高まります。
日本は、オーストラリアとの関係強化を図り、AUKUSのような最先端技術分野における連携を目指しており、この「もがみ型」の受注は、防衛装備移転三原則に基づき、完成品や部品、技術情報の移転を認めるとしています。
一方で、ドイツは防衛装備品の輸出に慣れているため、従来の入札方式に基づくと、日本の受注は困難になる可能性があります。
このプロジェクトは、単なる防衛装備品の調達ではなく、オーストラリアと日本の関係強化、そして技術的なパートナーシップの構築を目的としています。
オーストラリアがどのような基準で最終決定を行うのか注目されます。
オーストラリアも「もがみ」型に興味があるんですね!日本とオーストラリアの関係が強化されると、旅行者としても嬉しいです!
防衛装備品輸出 日本にとって新たな成長戦略
日本の防衛装備輸出はなぜ増加傾向にある?
継戦能力への注目と防衛産業強化
Chapter-4では、日本の防衛装備品輸出の現状と、オーストラリア海軍への輸出の可能性について詳しく解説します。
公開日:2024/12/02

✅ 防衛省は、オーストラリア海軍の次期汎用フリゲートの最終候補に令和6年度型護衛艦が選定されたことを受け、同艦の共同開発・生産を我が国が実施することとなった場合の完成品等(艦艇、部品、技術情報)の豪州への移転を国家安全保障会議で審議し、移転を認めることを決定しました。
✅ この決定は、防衛装備移転三原則に基づき、豪州との相互運用性向上、インド太平洋地域の艦艇建造・維持整備基盤強化、将来の我が国艦艇の能力向上などに資するとして、我が国の安全保障上極めて高い意義があると判断されました。
✅ また、本件海外移転は、目的外使用を禁止し、第三国移転には我が国の事前同意を豪州政府に義務付けることで、完成品等の豪州への移転後の適正な管理が確保されるとされました。
さらに読む ⇒日本の防衛と安全保障の今を伝える|[ディフェンスニュース]出典/画像元: https://j-defense.ikaros.jp/docs/mod/002213.html防衛装備移転三原則に基づき、豪州への移転が決定されたことは、日本の防衛産業にとって大きな一歩ですね。
豪州との共同開発が実現すれば、造船業界の活性化にもつながりそうです。
ドイツとの受注競争も、今後の行方が気になりますね。
日本の防衛装備品輸出は、防衛装備移転三原則の下、増加傾向にあります。
背景には、ロシアのウクライナ侵攻による日本の継戦能力への注目と防衛産業強化の必要性があります。
豪州政府は100億豪ドル規模でフリゲート艦11隻を導入する次期汎用フリゲートプログラムを推進しており、日本の「もがみ型」護衛艦が候補艦艇に選定されました。
防衛省は共同開発相手として指名獲得に向け、官民合同推進委員会を立ち上げました。
日本の造船業界はかつて世界トップでしたが、現在は韓国・中国に次いで第3位です。
護衛艦や潜水艦の輸出は造船業界の活性化に期待されていますが、フランスに受注を奪われた過去の経験もあり、今回はドイツとの受注競争に勝利することを願っています。
本稿では、防衛装備品輸出の現状、豪州政府の新型艦艇共同開発計画、防衛装備移転三原則制定後の輸出事例について述べます。
次期戦闘機については、過去の投稿で詳しく解説しているため、本稿では割愛します。
防衛装備品の輸出って、色々な意味で重要なんですね。造船業界の活性化にも繋がるなら、応援したいですね!
「もがみ」型護衛艦の能力強化 VLS搭載で更なる進化
もがみ型護衛艦のVLSはいつから搭載される?
令和6年度から
Chapter-5では、VLS搭載による「もがみ」型護衛艦の能力強化について解説します。
更なる進化を遂げる「もがみ」型にご注目ください。

✅ 海上自衛隊のもがみ型護衛艦に搭載される垂直ミサイル発射システム(VLS)は、最初の2隻分が令和6年度に三菱重工業から防衛省に納入されることが明らかになった。
✅ このVLSは、もがみ型護衛艦12隻のうち、7番艦「によど」と8番艦「ゆうべつ」に搭載される予定であり、残りの10隻分のVLSは令和7年度から令和10年度にかけて順次納入される。
✅ もがみ型護衛艦は、対空・防空能力を向上させるためにVLSの早期装備が望まれている。VLSを搭載することで、もがみ型護衛艦は対空能力を向上させ、オーストラリアなどへの輸出の可能性も広がる。
さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c2a8dbf5c675975ae08cd470a87536687e245841VLSの搭載により、対空能力が向上するのは素晴らしいですね。
残りの10隻分のVLSも順次納入されるということで、今後の「もがみ」型の活躍がますます楽しみです。
海上自衛隊のもがみ型護衛艦に搭載される垂直ミサイル発射システム(VLS)の納入時期が明らかになりました。
最初の2隻分のVLSは令和6年度に三菱重工業から防衛省に納入され、具体的には7番艦「によど」と8番艦「ゆうべつ」に搭載されます。
残りの10隻分のVLSは令和7年度から令和10年度にかけて順次納入される予定です。
もがみ型護衛艦は現在12隻建造中で、VLSはこれまで「後日装備」とされていましたが、今回の納入時期の決定により、もがみ型護衛艦の対空能力や防空能力が向上することが期待されます。
防衛省は今後、もがみ型護衛艦の能力向上型となる新型FFMを12隻調達する計画で、新型FFMには長射程ミサイルや対潜戦能力強化などが盛り込まれる予定です。
VLSが搭載されることで、さらに強くなるんですね!今後の活躍が楽しみです!
本日は、「もがみ」型護衛艦についてご紹介しました。
最新技術と革新的な取り組みが詰まった、非常に興味深い艦艇でしたね。
今後の活躍に期待しましょう。
💡 「もがみ」型護衛艦は、ステルス性、多機能性、省人化技術を融合した海上自衛隊の次世代護衛艦です。
💡 対機雷戦能力の強化や女性隊員への配慮など、海上自衛隊の近未来を象徴する革新的な機能を備えています。
💡 オーストラリアへの輸出の可能性もあり、日本の防衛産業の新たな成長戦略としても注目されています。