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日本の最新鋭護衛艦「もがみ型」と、その技術革新、輸出戦略に関する考察?オーストラリア海軍の汎用フリゲート調達と、もがみ型改の可能性

オーストラリア海軍の次期フリゲート艦選定で、日本は「もがみ型」改を提案。最新鋭護衛艦の輸出を目指し、三菱重工などが豪政府との共同開発を検討。一方、韓国勢もAustal買収やGEとの提携で対抗。日本は潜水艦受注の失敗を教訓に、海外企業との連携を強化。新型FFM建造費高騰の中、ステルス性や多機能性を備えた「もがみ型」は、日本の防衛力強化の鍵となる。豪への優先供給も視野に、国際競争を勝ち抜く戦略を描く。

日本の最新鋭護衛艦「もがみ型」と、その技術革新、輸出戦略に関する考察?オーストラリア海軍の汎用フリゲート調達と、もがみ型改の可能性

📘 この記事で分かる事!

💡 海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」の性能と特徴について解説します。

💡 オーストラリアが検討している汎用フリゲート調達計画と、日本からの輸出の可能性を考察します。

💡 「もがみ型」の技術革新、特に統合アンテナマスト「ユニコーン」の輸出事例についてご紹介します。

本日は、日本の最新鋭護衛艦「もがみ型」を中心とした、防衛技術と国際的な軍事協力の動向について詳しく見ていきましょう。

まずは、この護衛艦の特徴を簡単にご紹介いたします。

オーストラリア海軍の汎用フリゲート調達

オーストラリアのフリゲート艦調達、日本はどう勝つ?

海外企業との連携が鍵

オーストラリア海軍の汎用フリゲート調達計画と、日本からの輸出の可能性について解説します。

日本も豪海軍のフリゲート調達に参戦、もがみ型ベースの艦艇開発を検討

公開日:2024/05/07

日本も豪海軍のフリゲート調達に参戦、もがみ型ベースの艦艇開発を検討

✅ オーストラリアは海軍再編計画で汎用フリゲート11隻の取得を検討しており、日本の護衛艦「もがみ型」が候補に挙がっている。

✅ 日本政府は豪政府からの要求に応じた装備や機能を追加した「もがみ型」ベースの艦艇開発を検討しており、防衛省は三菱重工業などと非公式協議を開始している。

✅ 日本政府は汎用フリゲート受注競争で勝率を高めるため、海外企業との協力や軍艦の現地建造など、海外での防衛事業経験豊富な企業との連携も検討する必要がある。

さらに読む ⇒航空万能論出典/画像元: https://grandfleet.info/japan-related/japan-also-participates-in-frigate-procurement-for-the-australian-navy-considering-development-of-vessels-based-on-mogami-class/

もがみ型護衛艦のオーストラリアへの輸出可能性について、様々な企業との連携や、海外での防衛事業経験が重要であるという点が印象的でした。

オーストラリア政府は、海軍再編計画の一環として、汎用フリゲート11隻の調達を検討しており、日本のもがみ型フリゲート、スペインのAlfa3000、韓国の大邱級、ドイツのMEKOA-200が候補に挙げられています。

日本政府は三菱重工業などと非公式の協議を開始し、豪政府の要求に応じたもがみ型ベースの艦艇共同開発を検討しています。

一方、韓国のHanwhaはAustal買収を進めており、買収が実現すれば汎用フリゲート受注で有利になる可能性があります。

現代重工業もGEAerospaceとの提携により、輸出向け艦艇の推進システム共同開発を進めており、オーストラリアの汎用フリゲートにも協力する構えです。

日本は、オーストラリアの次期潜水艦受注を逃した経験があり、海外での防衛事業実績や軍艦建造・サプライチェーン構築のノウハウを持つ企業との提携が重要になります。

日本が勝率を高めるには、海外企業との連携による共同開発体制を構築することが重要と考えられます。

なるほど、オーストラリアが日本の護衛艦に興味を持っているんですね! 輸出競争は激しいと思いますが、日本の技術力は高いので、ぜひ頑張ってほしいですね!

日本の新型FFM建造計画

新型FFMの建造費はなぜ従来型と比べて大幅に増額したのか?

物価上昇や技術変更など

2025年度防衛予算案における新型FFM(多機能護衛艦)の建造計画と、その費用について解説します。

年度防衛予算案、海自「新型」隻の建造費に億円もがみ型護衛艦から倍以上(高橋浩祐)
年度防衛予算案、海自「新型」隻の建造費に億円もがみ型護衛艦から倍以上(高橋浩祐)

✅ 2025年度防衛予算案は過去最大の8兆7005億円となり、その中で新型FFMの建造費が3148億円計上され、もがみ型護衛艦と比べて2倍以上の金額となっている。

✅ 建造費の高騰は、世界的な物価上昇や円安による輸入品価格の上昇、新型FFMに搭載される省人化機器などの費用増が要因として挙げられている。

✅ 新型FFMは、もがみ型より一回り大きく能力が向上した護衛艦で、中国の海洋進出への対応を目的とした日本の海上防衛の主力艦となる。5年間で12隻の建造を予定しており、2024年度以降は三菱重工業が主契約者、ジャパン・マリンユナイテッドが下請負者となる。

さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/bb96c2a0b5b69e93acdc1883bb9372b94eea4c85

新型FFMの建造費が高騰している背景には、物価上昇や円安の影響があるんですね。

中国の海洋進出に対抗するため、日本も防衛力を強化しているということがよくわかりました。

2025年度の防衛予算案では、過去最大の8兆7005億円が計上され、そのうち海上自衛隊のもがみ型護衛艦「FFM」の能力向上型となる新型FFMの建造費が3148億円(1隻当たり1049億3000万円)と、もがみ型と比べて2倍以上となっています。

建造費高騰の理由は、世界的な物価上昇による部材費高騰や技術変更、人件費アップなど多岐にわたる。

新型FFMは、ステルス設計の多機能護衛艦として、南西諸島を中心に日本の海上防衛の主力艦となる

中国の軍拡に対抗し、グレーゾーン対処や島嶼防衛などの多様な任務を担う。

建造は三菱重工業が主契約者となり、12隻を5年間で調達する計画で、年間3隻建造となる年が2年発生する予定。

防衛省は、新型FFMの調達計画について、2027年度以降は未定としている。

新型FFMは、日本の海上防衛の主力艦となるということですね。それにしても、建造費がすごいですね!

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最新鋭護衛艦「もがみ型」進水!多機能とステルス性を両立し、対機雷戦にも対応。インドへの技術輸出も。日本の防衛力強化を担う新世代護衛艦に注目!