日本の最新鋭護衛艦「もがみ型」と、その技術革新、輸出戦略に関する考察？オーストラリア海軍の汎用フリゲート調達と、もがみ型改の可能性
オーストラリア海軍の次期フリゲート艦選定で、日本は「もがみ型」改を提案。最新鋭護衛艦の輸出を目指し、三菱重工などが豪政府との共同開発を検討。一方、韓国勢もAustal買収やGEとの提携で対抗。日本は潜水艦受注の失敗を教訓に、海外企業との連携を強化。新型FFM建造費高騰の中、ステルス性や多機能性を備えた「もがみ型」は、日本の防衛力強化の鍵となる。豪への優先供給も視野に、国際競争を勝ち抜く戦略を描く。
もがみ型護衛艦の最新情報
最新鋭護衛艦「ながら」はいつ就役予定？
2025年度中
海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」の詳細と、その特徴について解説します。
公開日:2024/02/02
✅ 新型護衛艦「もがみ」は、従来の護衛艦に比べて機雷戦能力を有しており、無人機雷排除システムや水中処分員を搭載している点が特徴です。
✅ 「もがみ」はCIC（戦闘情報センター）が省人化され、フリーアドレス制を採用することで少ない人数でも運用可能となり、従来艦よりも乗員数を減らすことに成功しました。
✅ 「もがみ」はステルス性を重視した設計となっており、敵のレーダーから探知されにくくなっています。また、多様な任務に対応できる汎用性とコンパクトな船体による少人数運用が特徴です。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://mamor-web.jp/_ct/17628947「もがみ型」は、機雷戦能力や省人化、ステルス性能を備えた多機能護衛艦ということですね。
今後の日本の海上防衛を担う存在として、非常に頼もしいです。
海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」10番艦「ながら」が12月19日に進水しました。
岐阜県長良川に由来する艦名は、海上自衛隊内での募集検討を経て、中谷元防衛相が決定しました。
建造費は約1028億円、2025年度中に就役予定です。
「もがみ型」は計12隻の建造が計画されており、すでに6隻が就役しています。
「もがみ型」は従来の護衛艦に加え、対潜戦、対空戦、対水上戦、対機雷戦などにも対応できる多機能護衛艦です。
従来は掃海艦艇が有していた対機雷戦機能を、護衛艦として初めて搭載しました。
垂直ミサイル発射システム（VLS）も装備予定です。
「もがみ型」は今後、5年間にわたり12隻建造される新型FFMに引き継がれ、新型FFMは2028年度に就役予定です。
新型FFMは「もがみ型」よりも大型で、オーストラリア海軍の次期汎用フリゲート艦の最終候補にも選定されています。
機雷戦能力があるのはすごいですね！ステルス性も高くて、まさに最新鋭という感じですね！
もがみ型護衛艦の技術革新
日本はインドにどんな技術を輸出する予定ですか？
統合ステルスアンテナシステム
海上自衛隊の護衛艦「もがみ型」に搭載されている統合アンテナマスト「ユニコーン」のインドへの技術移転について解説します。
✅ 日本政府とインド政府は、海上自衛隊の「もがみ」型護衛艦に搭載されている統合アンテナマスト「ユニコーン」をインドに移転するためのMOIに署名しました。
✅ ユニコーンは従来の護衛艦に見られる複数のアンテナを1本の支柱に集約したシステムで、ステルス性能を高める効果があります。
✅ 今回のMOI署名は、インドが日本の協力を得て、艦艇に搭載する先進システムの共同開発・共同生産を行う初の事例となり、将来的には日本の防衛装備品の輸出促進につながる可能性があります。
さらに読む ⇒乗りものニュース出典/画像元: https://trafficnews.jp/post/136399統合アンテナシステム「ユニコーン」のインドへの技術移転は、防衛装備品の輸出促進につながる可能性があるとのこと。
技術協力が、今後の国際的な防衛協力の新たな形を示唆しているように感じました。
日本は「もがみ型」に搭載されている統合ステルスアンテナシステム「ユニコーン」をインドに移転する覚書に署名しました。
実現すれば、日本からインドへの初の防衛装備品輸出となります。
「もがみ型」は、日本が開発した最先端技術と性能を備えた護衛艦として、日本の防衛力強化に大きく貢献するものと期待されています。
海上自衛隊の新世代護衛艦『もがみ』は、従来の護衛艦とは異なり、対潜、防空、対水上戦に加え、機雷戦能力も備えた多機能護衛艦です。
FFM（多機能護衛艦）と呼ばれる『もがみ』は、無人機雷排除システムや水中処分員による機雷処理能力を持ち、従来では不可能だった機雷戦に対応可能になりました。
また、CIC（戦闘情報中心）は近未来的な設計で、3面式のタッチパネルディスプレイとフリーアドレス制により、省人化を実現し、人員配置の柔軟性を高めています。
さらに、ステルス性を重視した設計により、レーダーによる探知を回避する能力を高めています。
艦長は、『もがみ』が様々な任務に対応できる多機能性と省人化、そしてステルス性を兼ね備えた、今後のFFMのパイオニア的な存在になると強調しています。
今後、数隻のFFMが建造される予定であり、『もがみ』は、その先駆けとして、日本の安全保障体制における重要な役割を担うことが期待されています。
すごいですね！インドとの協力関係が深まるのは、日本の技術力の証明にもなりますね。
オーストラリアへのもがみ型改優先提供
日本は豪州向け護衛艦を自国より優先提供？
入札勝利のため
オーストラリアへの新型護衛艦「もがみ型改」の優先提供と、その背景にある戦略について解説します。
公開日:2024/09/07
✅ オーストラリア政府が海軍の新型フリゲート艦開発に、海上自衛隊の護衛艦「もがみ」型を候補の一つとして検討している。
✅ 豪州は「AUKUS」を通じて原子力潜水艦を配備する計画を進めており、水上戦力の再編として、老朽艦の退役や新型フリゲート艦11隻、無人艦6隻の導入を予定している。
✅ 日本が受注するには防衛装備移転三原則に合致するかどうかの審査が必要となるほか、豪州は8隻の国内建造を求めており、受注側がこれらの条件を受け入れられるかがカギとなる。
さらに読む ⇒時事ドットコム：時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090700141&g=intオーストラリアへの優先提供は、入札に勝利するための戦略ですね。
自国よりも先に輸出するというのは、非常に珍しいケースだと思います。
豪ABCNEWSは、日本がオーストラリア向けの新型護衛艦「もがみ型改」を、自国の海軍よりも優先的に提供すると報じました。
これは、オーストラリア海軍が「Project Sea3000」と呼ばれる汎用フリゲートの調達において、もがみ型改を最終候補の一つに選定しているためです。
日本は、オーストラリアに優先的に提供することで、入札に勝利したいと考えています。
もしもがみ型改が採用されれば、オーストラリア海軍は日本の海上自衛隊よりも早く、最新鋭の護衛艦を入手することになります。
このアプローチは、自国発注分を潜在的な顧客に譲るというもので、武器取引では珍しくありません。
日本は、これまでのやり方では難しいと判断し、顧客のニーズに合わせた対応が必要と考えているようです。
一方で、日本のメディアや世論は、国際的な武器輸出や激しい競争に晒される入札への理解が不足しているため、自国発注分を潜在的な顧客に譲るというアプローチに否定的な感情をもつ可能性があります。
豪海軍の汎用フリゲート調達では、ドイツのMEKOA-200/210も候補に残っており、日本はオーストラリアとの戦略的・技術的パートナーシップを重視し、もがみ型改の優位性をアピールしていくと考えられます。
オーストラリアに優先的に提供するというのは、すごいですね。日本の技術力のアピールになるのかなと思います。
本日は、最新鋭護衛艦「もがみ型」を中心に、日本の防衛技術の進歩と国際的な協力関係についてご紹介しました。
今後の動向にも注目していきたいですね。
💡 「もがみ型」は、省人化と多機能性を両立した、日本の海上防衛の要となる護衛艦です。
💡 オーストラリアへの輸出戦略は、国際的な防衛協力における新たな展開を示唆しています。
💡 技術革新と国際協力の強化が、日本の防衛産業の発展に貢献しています。
