ミラノ万博 日本館:食と多様性のハーモニーとは?日本館の建築デザインと世界が認めた食文化
2015年ミラノ万博、日本館は「Harmonious Diversity」をテーマに、伝統と革新を融合。立体木格子建築は金賞を受賞し、228万人が来場。BIM技術を駆使した設計、祝い箸モチーフのシンボル、日本食の魅力発信が世界を魅了!9時間待ちの大盛況!日本館は、食料問題への貢献、農林水産業・食文化の多様性を発信し、万博史上初の金賞を獲得!
💡 ミラノ万博の日本館は「共存する多様性」をテーマに日本の食文化を発信し、高い評価を得ました。
💡 日本館は、伝統的な木造建築技術と最新技術を融合した立体木格子が特徴的な建築物として注目を集めました。
💡 日本館は、展示デザイン部門で金賞を受賞し、228万人もの来場者を集めました。
それでは、ミラノ万博における日本館の魅力と、その背景にある文化や技術について、詳しく見ていきましょう。
ミラノ万博の概要と日本館のテーマ
ミラノ万博のテーマは何だった?
食料とエネルギー
本日は日本館についてお話しします。
ミラノ万博の概要と、日本館がどのようなテーマで世界を魅了したのか見ていきましょう。
公開日:2015/06/23

✅ ミラノ万博の日本館は、平日でも40分待ちと、UAEに次いで2番目に人気のパビリオンだった。
✅ 「共存する多様性」をテーマに、日本の食文化、特に農林水産業、伝統工芸、食へのこだわりを、展示や映像、ライブパフォーマンスで表現していた。
✅ 日本館には、京懐石の「美濃吉」など、日本の飲食店が出店しており、併設されたレストランでは、日本酒試飲や各都道府県の文化紹介など、様々なイベントも開催されていた。
さらに読む ⇒世界の料理総合情報サイト出典/画像元: https://e-food.jp/up/activity/milano2015b/日本館は、食文化を通じて日本の魅力を発信し、来場者の心をつかみました。
レストランでのイベントも魅力的ですね。
2015年5月から10月にかけて開催されたミラノ万博は、140ヶ国以上、69国際機関が参加し、約2150万人が来場しました。
会場面積は110haに及ぶ大規模なイベントで、テーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを(Feeding the Planet Energy for Life)」でした。
この万博で、日本は「HarmoniousDiversity-共存する多様性-」をテーマに掲げ、両端が細い「祝い箸」をモチーフにしたシンボルマークを採用した日本館を設立しました。
日本館の魅力発信のため、イタリア、ミラノ万博のテーマや日本館のコンセプトに関わりの深い方々を「ミラノ万博日本館サポーター」として任命し、知名度や情報発信力を活かして、様々な場面でミラノ万博及び日本館の魅力発信にご協力いただきました。
日本館、すごいですね! 平日でも40分待ちって、どれだけ人気だったのか想像もつきません。日本食は世界中で人気ですもんね!
日本館の建築デザインと受賞
日本館の建築の特徴は?
伝統工法と最新技術融合
続いて、日本館の建築デザインに焦点を当てていきましょう。
木造建築の美しさと革新性が際立つ建物ですね。

✅ 2015年ミラノ国際博覧会における日本館の展示内容が決定し、立体木格子のファサードが特徴的な建築となることが発表されました。
✅ 日本館は日本の伝統文化と先端技術を融合し、日本の四季・自然・生態系・食を包み込む「多様性を抱くうつわ」をテーマにしています。
✅ 展示テーマは「Harmonious Diversity-共存する多様性-」で、気候や生態系といった側面から日本の食文化を紹介する予定です。
さらに読む ⇒建設通信新聞の公式記事ブログ出典/画像元: http://kensetsunewspickup.blogspot.com/2014/11/blog-post_6.html立体木格子が目を引きますね。
伝統と技術の融合という点が素晴らしいです。
金賞受賞も納得の結果です。
日本館は、石本建築事務所が設計した、伝統工法と最新技術を融合した立体木格子を特徴とする建築物でした。
高さ4~8mの壁は、日本の伝統的な木造建築の技法である「相欠き」を用いて、釘や金物を使わずに木材を組み上げています。
しかし、現代技術との融合として、BIMによる設計検討やイタリアの木材加工技術を活用していました。
この革新的なパビリオンは、現地で大きな話題を呼び、展示デザイン部門の「金賞」を獲得しました。
釘を使わない木組みってすごい! そういった伝統技術と最新技術を組み合わせているところが、またすごいですよね!
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木格子の美とBIM技術が融合!ミラノ万博で日本館が金賞!9時間待ちの盛況、日本食の魅力も発信。多様性を抱く建築と食文化で世界を魅了!