青春18きっぷ、企画乗車券どうなる?JRグループの制度変更と利用者の声は?JRグループの乗車券改定ラッシュ!青春18きっぷ、週末パス、往復乗車券…あなたの旅行はどう変わる?
JRの企画乗車券が揺れる!青春18きっぷ改悪、週末パス廃止、そして往復乗車券の終了… 割安きっぷの陰で、利用者の自由度は低下の一途。ネット予約強化や運賃制度の簡略化を目指すJRの戦略と、不便さを感じる利用者の声。鉄道旅行の未来はどうなる?
💡 青春18きっぷの大幅改定により、利用ルールが変更され、連続利用、かつ1人での利用のみとなりました。
💡 JR東日本は週末パスなど、一部の企画乗車券の販売を終了。今後はネット予約サービスを強化する方針です。
💡 2026年3月には、往復乗車券と連続乗車券が販売終了。チケットレス化が進んでいます。
さて、今回はJRグループが打ち出す様々な制度変更について、詳しく見ていきましょう。
青春18きっぷの大幅改定と利用者からの反発
青春18きっぷ、大幅改定で何が変わった?
利用方法が制限された
皆様、本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。
まず初めに、青春18きっぷの大幅改定についてです。
公開日:2024/11/21

✅ 「青春18きっぷ」の利用ルールが大きく変更され、複数人での利用が不可となり、連続した日程での利用に限定された。
✅ 利用期間は3日間用と5日間用の2種類となり、3日間用は1万円、5日間用は1万2050円。
✅ 今回の変更により、自動改札機が利用可能となり、割安感は薄れたものの、連続利用がネックとなり、利用者の減少が懸念される。
さらに読む ⇒観光経済新聞出典/画像元: https://www.kankokeizai.com/%E3%80%90%E4%BA%A4%E9%80%9A%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E5%88%86%E6%9E%90264%E3%80%91%E9%9D%92%E6%98%A518%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%B7%E3%80%81%E8%BF%91%E5%86%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A4%A7/今回の改定は、利用者の自由度を制限し、従来の利用方法を難しくしたため、多くの利用者から批判の声が上がっています。
JRグループは、収益確保、利用状況の把握、経営状況の改善を目指しているようです。
1982年に国鉄が発売した『青春18きっぷ』は、長らく全国のJR普通・快速列車が乗り放題になる人気商品として親しまれてきました。
しかし、近年は利用者の減少やJRグループの経営状況悪化などから、2023年10月に大幅な改定が発表されました。
今回の改定では、従来の1日乗り放題をバラバラな日に5回利用できるという柔軟な利用方法が廃止され、1人で5日間もしくは3日間の連続使用のみとなり、購入時に利用開始日を指定する必要が生じました。
この改定により、利用者の自由度が制限され、従来の利用方法が難しくなったことから、多くの利用者から改悪と批判の声が上がっています。
改定の背景には、利用者の減少とJRグループの経営状況悪化に加え、青春18きっぷの利用実態とJRの収益確保のバランスが崩れていたことが考えられます。
JRグループは、今回の改定によって、利用者の利用方法を制限することで、収益確保を図るとともに、利用状況の把握を容易にし、経営状況の改善につなげようとしています。
一方、利用者からは、改定によって利用の自由度が制限され、旅行の計画や自由な移動が難しくなるなど、多くの不満が出ています。
今後、JRグループは、利用者の意見を反映させながら、青春18きっぷのあり方を検討していく必要があるでしょう。
青春18きっぷ、僕も何度か利用したことありますけど、あの自由度がなくなっちゃうのはちょっと寂しいですね。特に、いろんな人に会うのが旅の楽しみだったりするので、複数人での利用ができなくなるのは痛いなぁ。
JR東日本の企画乗車券販売終了と今後の展望
JR東日本の週末パスが廃止に!理由は?
利用者減と運賃簡略化
続いて、JR東日本の企画乗車券に関する情報です。
2025年2月から販売終了となる企画乗車券について見ていきましょう。
公開日:2025/02/19

✅ JR東日本は、2025年5月12日から5月30日にかけて、新幹線と在来線特急列車の割引チケットを販売することを発表しました。
✅ 新幹線eチケット(トクだ値スペシャル21)と在来線チケットレス特急券(トク割)、特急トクだ値スペシャル21は、いずれも50%割引となります。
✅ 一方で、首都圏週末フリー乗車券、東京フリー乗車券、週末パスの販売は終了となります。
さらに読む ⇒鉄道ホビダス出典/画像元: https://rail.hobidas.com/news/512529/週末パスの販売終了は、鉄道ファンだけでなく、フリーエリア内の私鉄にも影響を与える可能性があります。
割安で利用できただけに、販売終了は残念ですね。
JR東日本は2025年2月から『週末パス』を含む一部の企画乗車券の販売を終了する方針を発表しました。
これは、利用者の減少や運賃制度の簡略化などを理由としています。
『週末パス』は、土休日の連続する2日間、指定のフリーエリア内の普通列車が乗り放題になる乗車券で、首都圏だけでなく、宮城県や新潟県などもフリーエリアに含まれており、別途料金を払えば特急列車や新幹線にも乗車可能でした。
8880円と割安だったことから、多くの利用者から愛されていましたが、販売終了は衝撃をもって受け止められました。
JR東日本は、今後はネット予約サービス『えきねっと』での事前購入で、50%割引などもある『新幹線eチケット』や『在来線チケットレス特急券』を強化していく方針です。
『週末パス』の廃止は、鉄道ファンだけでなく、フリーエリア内にある一部の私鉄にも影響を与える可能性があります。
パスはJR東日本の路線だけでなく、これらの私鉄でも利用可能であったため、パスの廃止は収益減の要因となる可能性があります。
えー!週末パス、よく使ってたのに!子供たちが小さい頃は、週末に色んなところに気軽に旅行に行けたのに、本当に困ります。もっと家族旅行しやすいようにしてほしいなぁ。
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2025年春、JR青春18きっぷ発売!北海道新幹線オプションも。しかし、相次ぐ制度改悪に鉄道ファンは困惑。利便性低下に揺れる、鉄道の未来とは?