「もがみ」型護衛艦、オーストラリアの次期フリゲート候補? 日本とドイツの最終対決!次期オーストラリア海軍フリゲート選定の行方
オーストラリア海軍の次期フリゲート選定、日本「もがみ型」護衛艦が候補に! ドイツとの激しい受注競争を制し、防衛輸出の新たな扉を開けるか。最新技術と省人化で注目を集めるもがみ型。AUKUS連携も視野に、日本はオーストラリアとの防衛協力と産業活性化を目指す。しかし、価格や輸出実績など課題も。勝利の鍵は、海外企業との協業と現地建造ノウハウか。
💡 オーストラリア海軍が新型フリゲートの調達計画を進めており、日本とドイツが最終候補として選ばれています。
💡 日本の「もがみ」型護衛艦は、省人化、ステルス性、多機能性を特徴とし、オーストラリアでの採用が期待されています。
💡 オーストラリア政府は、防衛装備品の調達において、技術提携や防衛産業への貢献も重視しています。
それでは、オーストラリアの新型フリゲート選定を巡る状況と、日本の「もがみ」型護衛艦について詳しく見ていきましょう。
オーストラリアの新型フリゲート選定:日本とドイツの最終対決
オーストラリアの新型フリゲート、誰が造る?
ドイツか日本
まず、オーストラリア海軍の新型フリゲート選定に関するニュースですね。
「もがみ」型護衛艦が最終候補に残ったのはすごいですね。

✅ 「もがみ」型護衛艦10番艦「ながら」が進水。ステルス性と多機能性を備え、オーストラリア海軍の次期フリゲート候補に選ばれるなど注目を集めている。
✅ 「もがみ」型は省人化・自動化が進み、機雷戦能力も備えるなど、小型ながら多彩な機能を持つ。
✅ オーストラリアは水上戦闘艦増強計画を発表し、「もがみ」型は「アンザック」級に替わる新型フリゲートの最終候補に選ばれた。実現すれば日本の防衛装備初の輸出事例となる。
さらに読む ⇒総合出典/画像元: https://motor-fan.jp/mf/article/286599/「もがみ」型護衛艦は、日本の技術力の結晶ですね。
ステルス性、多機能性、そして省人化。
オーストラリア海軍のニーズに合致している点が評価されたのでしょう。
日本の防衛装備品の輸出第一号となる可能性もあり、注目です。
オーストラリア政府は、老朽化したアンザック級フリゲートの代替として、新型汎用フリゲートの調達を計画しており、その候補として、ドイツ、日本、韓国、スペインの4カ国の艦艇を選定しました。
オーストラリアは、既存のアンザック級フリゲートの後継艦として、新しい汎用フリゲートを調達するプロジェクトSea3000を進めており、日本のもがみ型護衛艦を含む数カ国の艦艇が候補として挙げられていました。
しかし、安全保障委員会の勧告により、最終候補はドイツのTKMSと日本の三菱重工業に絞られました。
オーストラリア海軍は、老朽化したアンザック級フリゲートの後継として、11隻の汎用フリゲートを調達する計画「Project Sea3000」を進めています。
この計画では、ドイツTKMS社のMEKO A-200と日本の三菱重工のもがみ型護衛艦の2社が最終候補に絞られています。
オーストラリア政府は、軍事的な性能だけでなく、防衛産業における協力や技術パートナーシップの構築も重視しており、日本の提案はAUKUSのような最先端技術分野における提携の可能性を示唆しています。
一方、ドイツは防衛装備品の輸出に慣れているため、通常の入札では日本が不利になる可能性があります。
最終的な決定はオーストラリア政府の政治的な判断に委ねられており、結果はまだ分かりません。
へえ、オーストラリアは新型フリゲートをそんなに必要としてるんですね! 日本の技術が認められるのは嬉しいけど、輸出って色々なハードルがありそうですよね。
次世代護衛艦「もがみ型」:省人化と多機能性を追求した革新的な設計
もがみ型護衛艦の最大の特徴は?
省人化と多機能
「もがみ」型護衛艦の革新的な設計についてですね。
省人化、ステルス性を追求した結果、コンパクトでありながら高い能力を持つ艦艇になっているのですね。
公開日:2023/12/21

✅ 「もがみ」は、省人化、ステルス性、多機能性、コンパクトさを特徴とする新世代護衛艦で、従来の護衛艦と比較して大きく進化しています。
✅ 主な進化点は、デジタル化された艦橋とCICによる情報の一元化、対機雷戦能力の導入、女性隊員のための居住区画の充実です。
✅ 特に、CICのトータルシップコントロールシステムは、艦内外の情報を統合し、少人数で効果的に艦を運用することを可能にする画期的なシステムであり、USVとUUVの搭載は、護衛艦の対機雷戦能力を大幅に向上させています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://mamor-web.jp/_ct/17629137少人数で運用できるというのは、運用コストの削減にも繋がりますね。
USVやUUVの搭載も、対機雷戦能力を強化する上で重要です。
ただ、省人化による現場の負担増という課題もあるとのこと。
今後の運用に影響があるのか注目したいです。
海上自衛隊の最新鋭もがみ型護衛艦は、多機能で省人化を追求した、まさに次世代の護衛艦と言えるでしょう。
従来の護衛艦とは異なり、限られた人的資源を有効活用し、稼働率を高めることを目指しています。
「もがみ型」は、ステルス性を重視したデザインで、自動化・無人化によって乗員数を90名に抑えました。
統合艦橋システムと統合管制システムにより、操艦と艦内機能の集中管理を実現しています。
さらに、クルー制を導入することで、整備・補修以外の停泊期間を短縮し、稼働率を高めています。
装備面では、当初はコンパクト設計でしたが、船体の大型化に伴い、垂直発射装置(VLS)や各種兵装が追加されました。
VLSは対潜ミサイルだけでなく、将来は対空ミサイルも搭載される予定です。
「もがみ型」は、汎用護衛艦に準ずる自衛能力を持ち、機雷戦能力も備えています。
ただし、本格的な対潜捜索ソナーは搭載しておらず、対潜能力は哨戒ヘリに頼るところが大きい点が課題です。
省人化により稼働率は向上しましたが、一人あたりの負担が増加したため、現場では戸惑いの声も上がっています。
それでも、新しいコンセプトの護衛艦として、海上自衛隊の戦力強化に貢献することが期待されています。
省人化って聞こえはいいけど、実際に働く人の負担が増えるのはちょっと心配ですね。でも、技術の進歩で、安全で効率的な運用ができるようになることを期待します。
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豪フリゲート選考で、日本の「もがみ」型に注目!しかし、課題も。輸出経験不足、価格、システム統合… 勝利のカギは?日豪共同開発の可能性と、防衛産業の未来を読み解く。