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もがみ型護衛艦、オーストラリアのフリゲート艦選定?日本の防衛技術は?豪州次期フリゲート選定、三菱重工 vs ドイツ企業。日本の防衛輸出の行方

日本の次世代護衛艦「もがみ型」が、オーストラリアの次期フリゲート艦選定で注目を集める!低コスト・重武装で、ステルス性や情報処理能力も進化。ドイツ勢との激戦の中、日本は能力向上型を提案し、技術協力や安全保障での関係強化をアピール。豪州政府の決断は、軍事力だけでなく、日豪の戦略的パートナーシップの行方も左右する。未来を切り開くのは、もがみ型か、それとも…?

もがみ型護衛艦、オーストラリアのフリゲート艦選定?日本の防衛技術は?豪州次期フリゲート選定、三菱重工 vs ドイツ企業。日本の防衛輸出の行方

📘 この記事で分かる事!

💡 もがみ型護衛艦は、ステルス性、情報処理能力、武装に優れ、革新的な技術を採用しています。

💡 オーストラリアは、老朽化したフリゲート艦の後継として、日本を含む複数国の艦艇を検討中です。

💡 日本の防衛装備輸出は、オーストラリアとの関係強化や技術提携の可能性を含め、注目されています。

本日は、日本の海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」を中心に、オーストラリアのフリゲート艦選定における日本の立ち位置について、詳しく見ていきましょう。

もがみ型護衛艦:革新と課題

「もがみ型」はどんな特徴を持つ護衛艦?

低コストで重武装

革新的な技術を採用しつつも、防空能力に課題がある点が気になります。

LCSの失敗から学び、財政規律と技術革新を両立させるアプローチは重要ですね。

米メディア、海自の「もがみ型護衛艦」はサイズで柔軟性と攻撃力の両立に成功

公開日:2021/03/15

米メディア、海自の「もがみ型護衛艦」はサイズで柔軟性と攻撃力の両立に成功

✅ 米国の経済誌フォーブスは、日本の「もがみ型護衛艦」を、低コストで重武装な艦艇として高く評価しており、米海軍の沿海域戦闘艦(LCS)が目指した柔軟性と攻撃力を兼ね備えた艦艇の理想形に近いと指摘しています。

✅ 特に、もがみ型護衛艦は、ステルス性に優れた設計や、拡張現実技術を活用した戦闘指揮所など、革新的な技術を採用している点が評価されています。しかし、防空能力については、Mk.41垂直発射装置を搭載しないまま引き渡されるため、近距離に限られている点が課題として挙げられています。

✅ フォーブスは、米海軍のLCSが失敗した原因として、初期段階での適切なテストや設計の統一化が不足していた点を指摘し、もがみ型護衛艦のような、技術革新と財政規律に基づくアプローチこそ、LCSのような艦艇の成功には不可欠であると結論づけています。

さらに読む ⇒航空万能論出典/画像元: https://grandfleet.info/japan-related/us-media-mogami-class-escort-ship-succeeds-in-achieving-both-flexibility-and-attack-power-in-lcs-size/

もがみ型の特徴と、LCSの教訓を踏まえた設計が興味深いですね。

省人化と能力向上のバランスや、今後の運用での課題にも注目したいです。

日本の新型護衛艦「もがみ型」は、米国の沿海域戦闘艦(LCS)に類似したコンセプトを持つものの、より保守的な設計を採用し、低コストで重武装な艦艇に仕上がりました。

もがみ型は、ステルス性情報処理能力、武装において独自の技術を採用しており、特に360°のモニターに情報を統合表示するCICや、拡張現実技術を活用した状況認識能力は注目すべき点です。

しかし、防空能力は近距離のみで、Mk.41垂直発射装置搭載の可能性はコスト上昇を伴い、イージス護衛艦への依存は避けられないとされています。

フォーブス誌は、もがみ型はLCSの失敗から教訓を得て、技術革新と財政規律を両立させた、実用的な艦艇であると評価しています。

一方で、CODAG方式の推進機関や新しいCICレイアウトなど、斬新な技術が採用されているため、実際の運用で問題が発生する可能性も懸念されています。

なるほど、米国のLCSの教訓を活かした設計というのは興味深いですね。防衛技術って、色々な国の事情が絡み合って面白いですね!

オーストラリアの次期フリゲート:競争激化と政治的判断

オーストラリアの新型フリゲート、日本製「もがみ型」が選ばれる可能性は?

政治判断次第

この中で、もがみ型は垂直発射システム(VLS)を備え、既存の武器システムとも互換性があるのが強みですね。

安全保障面での協力も期待できます。

もがみ型」が豪新型艦計画の最終候補、現地報道総額兆円超、ドイツと受注争う

公開日:2024/11/08

もがみ型」が豪新型艦計画の最終候補、現地報道総額兆円超、ドイツと受注争う

✅ オーストラリアの次期フリゲート艦建造計画で、日本の「もがみ型」とドイツの「MEKO A-200」が最終候補に残った。

✅ 日本の「もがみ型」は、垂直発射システム(VLS)を備え、対艦、対空、対潜の各種ミサイルを運用できる点が特徴で、オーストラリアがすでに運用している武器システムとの互換性も高い。

✅ 日本はオーストラリアとの安全保障関係を強化したいと考えており、今回の提案は「幸運」だが、戦艦輸出経験の不足や価格面での競争力不足などの課題も指摘されている。

さらに読む ⇒世界と繋がるミレニアル世代に向けて、国際的な視点・価値観・知性を届けるメディアです。出典/画像元: https://newsphere.jp/world-report/20241108-1/

オーストラリアのフリゲート艦選定は、技術力だけでなく、政治的な判断も大きく影響するんですね。

日本の防衛産業が、いかにしてこのチャンスを掴むのか、注目です。

オーストラリアは、老朽化したアンザック級フリゲートの後継として、汎用フリゲートを調達する『ProjectSea3000』を進めています。

当初はドイツ、スペイン、日本、韓国の艦艇が候補に挙がっていましたが、最終的にはドイツのMEKOA-200と日本の護衛艦「もがみ型」の2つに絞られました。

日本は「もがみ型」の能力向上型である令和6年度型護衛艦(06FFM)を提案しており、防衛装備移転三原則に基づき、完成品、部品、技術情報の移転を認めるとしています。

オーストラリアが「もがみ型」を選択した場合、豪日間の共同作戦能力と防衛産業基盤の強化に役立つとされています

しかし、ドイツは防衛装備品の輸出に慣れているため、通常の入札で選定した場合、日本は不利になると予想されています。

オーストラリアがProjectSea3000を政府と産業界の共同プログラムとして捉えるか、安全保障分野における関係強化や最先端技術分野での提携を重視するかによって、日本の受注の可能性は大きく変わると考えられます。

過去の事例では、ノルウェー陸軍がLeopard2A4の後継として、ドイツのLeopard2A7ベースの車輌と韓国のK2を比較検討した際、軍の調達部門は性能面で大きな差はないとし、最終的にK2が選ばれた例があります。

これは、技術的な評価に加えて政治的な判断が大きく影響したと考えられます。

オーストラリアが「もがみ型」を選択するかどうかは、今後の政治的な判断に委ねられます。

政治的な駆け引きも重要になってくるんですね!ドイツと日本、どちらが選ばれるのか、今後の展開が楽しみです。

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日本が豪州フリゲート受注に挑む!「もがみ型」護衛艦が候補に。技術力と安全保障を武器に、ドイツ勢を相手に最終決定を掴めるか。AUKUS連携も視野に入れた戦略とは?