もがみ型護衛艦、オーストラリアのフリゲート艦選定？日本の防衛技術は？豪州次期フリゲート選定、三菱重工 vs ドイツ企業。日本の防衛輸出の行方

競合する受注：オーストラリアの選択

オーストラリア政府が、最終的にどの選択をするのか、今後の動向に注目ですね。

ゼロチェンジという方針も、各国の提案に影響を与えそうですね。

オーストラリアの選定は、日本の防衛産業にとって大きな意味を持ちますね。

技術力だけでなく、政治的な戦略も重要になるでしょう。

オーストラリア政府は海軍再編計画として、汎用フリゲート11隻を含む水上艦戦力を強化することを検討しており、日本のもがみ型フリゲートも導入候補に挙がっています。

日本政府は三菱重工業などと協議し、豪政府の要求に応じたもがみ型の共同開発を検討していますが、海外輸出の実績が少ないことが課題です。

一方、韓国のHanwhaはAustal買収を通じて汎用フリゲート受注を有利に進めようとしており、スペインやドイツも競合しています。

日本は海外防衛プロジェクトの経験豊富な企業との連携など、受注に向けた戦略が必要となります。

オーストラリアは、老朽化したアンザック級フリゲートの後継として、11隻の汎用フリゲートを調達する「Project Sea3000」計画を進めています。

当初はドイツ、スペイン、日本、韓国の企業が候補でしたが、最終的にはドイツTKMS社のMEKO A-200と日本の三菱重工のもがみ型護衛艦の2社に絞られました。

日本は、能力向上型のもがみ型護衛艦である令和6年度型護衛艦（06FFM）を提案し、防衛装備移転三原則に従い、完成品、部品、技術情報の移転も認めています。

オーストラリア政府は、軍事的な性能だけでなく、防衛産業における協力や技術パートナーシップの構築も重視しており、日本の提案はAUKUSのような最先端技術分野における提携の可能性を示唆しています。

一方、ドイツは防衛装備品の輸出に慣れているため、通常の入札では日本が不利になる可能性があります。

最終的な決定はオーストラリア政府の政治的な判断に委ねられており、結果はまだ分かりません。

日本がもがみ型護衛艦の受注を獲得するためには、オーストラリアが技術協力や安全保障分野における関係強化を重視するかどうかが鍵となります。

また、日本の提案がAUKUSのような最先端技術分野における提携の可能性を示唆していることも、オーストラリア政府の判断に影響を与える可能性があります。

オーストラリアは、結構色々な国と外交関係を築いているんですね！色々な思惑が絡み合って、面白いですね！

もがみ型護衛艦：省人化と能力向上

VLS搭載で対潜能力が向上するのは素晴らしいですね。

省人化と能力向上を両立させるための技術的な工夫にも感心します。

歴史的一枚撮ったもがみ型護衛艦に「」初搭載これで゛大幅レベルアップ゛する能力とは？（乗りものニュース）

公開日:2025/04/22

✅ 海上自衛隊の護衛艦「によど」に垂直発射装置（VLS）が装備され、公試が開始されました。

✅ 「によど」はもがみ型護衛艦の7番艦で、VLS搭載はもがみ型では初となり、今後12隻すべての艦にVLSが装備される予定です。

✅ VLSには07式垂直発射魚雷投射ロケットを搭載することで、対潜戦能力が大幅に向上すると期待されています。

さらに読む ⇒ｄメニューニュース｜ドコモ（）のポータルサイト出典/画像元: https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/trafficnews/trend/trafficnews-540778

省人化によるメリットとデメリット、現場の声も気になりますね。

今後の運用でどのような課題が出てくるのか、注視していきたいです。

海上自衛隊の「もがみ型」護衛艦は、多機能・省人化をコンセプトとし、ステルス性を重視したデザインで、自動化・無人化によって乗員数を90名に抑えました。

統合艦橋システムと統合管制システムにより、操艦と艦内機能の集中管理を実現しています。

従来の護衛艦とは異なり、限られた人的資源を有効活用し、稼働率を高めることを目指しています。

さらに、クルー制を導入することで、整備・補修以外の停泊期間を短縮し、稼働率を高めています。

装備面では、当初はコンパクト設計でしたが、船体の大型化に伴い、垂直発射装置(VLS)や各種兵装が追加されました。

VLSは対潜ミサイルだけでなく、将来は対空ミサイルも搭載される予定です。

「もがみ型」は、汎用護衛艦に準ずる自衛能力を持ち、機雷戦能力も備えています。

ただし、本格的な対潜捜索ソナーは搭載しておらず、対潜能力は哨戒ヘリに頼るところが大きい点が課題です。

省人化により稼働率は向上しましたが、一人あたりの負担が増加したため、現場では戸惑いの声も上がっています。

省人化って、色々な意味で、今後の日本の技術の進歩を表している気がしますね。現場の声も大事ですよね！

日本の防衛装備輸出：オーストラリアへの提案と今後の展望

オーストラリアのフリゲート艦選定における日本の戦略は、非常に興味深いですね。

安全保障上の関係強化と、先端技術分野での協力は、今後の防衛産業にとって重要ですね。

豪州が新型艦船に三菱重工の海自「もがみ型」を選ぶ条件

公開日:2024/12/08

✅ 豪州は、新型フリゲート艦のメーカーを三菱重工業とドイツ企業に絞り込んだ。

✅ 豪州は、新型艦を導入することで、老朽化したフリゲート艦を更新し、中国の軍事的な脅威に対抗する方針である。

✅ 豪政府は、両社の提案を慎重に検討し、来年最終決定する。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/premier/business/articles/20241206/biz/00m/020/003000c

日本がオーストラリアとの関係を強化するために、もがみ型ではなく、能力向上型である新型FFMを売り込んでいる点が戦略的ですね。

今後の展開が楽しみです。

オーストラリアは、老朽化したアンザック級フリゲートの後継艦として、汎用フリゲートを11隻調達する「ProjectSea3000」を進めています。

当初はドイツ、スペイン、日本、韓国の艦艇が候補に挙がっていましたが、安全保障委員会の勧告によりドイツと日本の艦艇に絞られ、最終候補にはドイツのTKMS社製のMEKOA-200と日本の三菱重工業製の護衛艦「もがみ型」が選定されました。

日本は、もがみ型の能力向上型である「令和6年度型護衛艦（06FFM）」を提案しており、オーストラリアが共同開発・生産を選択した場合、防衛装備移転三原則に従い、完成品、部品、技術情報の移転を認めるとしています。

オーストラリアのフリゲート選定で日本が勝つには、価格競争力だけでなく、AUKUSのような安全保障分野での関係強化や、最先端技術分野での提携を重視する必要があり、最終的な決定はオーストラリア政府が行うことになるが、日本政府は、もがみ型護衛艦のオーストラリアへの輸出を強く希望しており、関係強化を目的とした戦略的なパートナーシップを提案しています。

「もがみ」は、デジタル化と省人化が徹底されており、わずか4人で運航が可能となり、戦闘指揮所（CIC）は、従来の独立した機器構成から360度モニターで囲まれた円形に進化し、戦闘の管制だけでなく、運航、操舵、各種機器管理を一元的に行う「トータルシップコントロールシステム（TSCS）」を採用することで、少人数で効果的に艦を運用できます。

さらに、機雷処理用の無人機（USV）と水中無人機（UUV）を搭載することで、対機雷戦能力を強化しており、女性隊員のための居住区画も完全に仕切られ、居住性が向上している。

日本の防衛装備品輸出は、防衛装備移転三原則の下、輸出・無償供与・軍事支援など様々な形で増加しています。

その背景には、ロシアのウクライナ侵攻による日本の継戦能力問題と、防衛産業強化の必要性があります。

豪州政府は100億豪ドル規模でフリゲート艦11隻を導入する次期汎用フリゲートプログラムを進めており、日本の「もがみ型」護衛艦の能力向上型が候補艦艇に選ばれました。

防衛省は共同開発相手として指名を獲得するため、官民合同推進委員会を設立しました。

日本の造船業界は、かつて世界シェア50％を誇っていましたが、現在では韓国・中国に次ぐ第3位です。

受注は回復傾向ですが、競争は激化しており、造船業界では護衛艦や潜水艦の輸出を期待する声があります。

本稿では、防衛装備品の海外移転の現状、特に豪州政府が計画する新型艦艇の共同開発について述べ、防衛装備移転三原則制定後の防衛装備品の海外移転事例も紹介します。

ただし、日・英・伊が共同開発する次期戦闘機については、既に投稿記事があるため触れません。

日本政府は、オーストラリアの新型フリゲート受注獲得を目指し、 もがみ型護衛艦 ではなく、その能力向上型である 新型FFM を売り込んでいます。

新型FFMは、もがみ型よりも強力な対空戦闘能力を有しており、Mk.41垂直発射システム（VLS）のセル数が倍増するなど、海外の軍事専門家からの懸念を払拭するため、日本は新型FFMの高い性能をアピールする必要があります。

日本のメディアの一部は、依然として もがみ型 を売り込んでいると報じているため、正確な情報の伝達と、豪州政府の最終決定に悪影響を与えないよう、注意が必要です。

技術力だけでなく、政治的な戦略や外交力も重要になるんですね！日本がどうアピールするのか、楽しみですね！

本日は、もがみ型護衛艦とオーストラリアのフリゲート艦選定を中心に、日本の防衛技術と輸出の現状を解説しました。

今後の動向に注目です。