『もがみ型護衛艦』とは?オーストラリアの新型フリゲート選定と日本の防衛技術(?)オーストラリア海軍の次期フリゲート選定における、もがみ型護衛艦の性能と課題。
日本の次世代護衛艦「もがみ」型、豪州フリゲート選定で注目!ステルス性と多機能性を両立、省人化で運用効率も向上。防衛産業協力と技術提携を重視する豪州にとって、日本の提案は魅力的な選択肢。最終決定の行方から、日豪関係の未来まで目が離せない。
💡 海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ型」は、省人化と多機能性を両立し、ステルス性能も向上しています。
💡 オーストラリア海軍の新型フリゲート選定において、日本とドイツがしのぎを削っており、結果が注目されています。
💡 「もがみ型」は、機雷戦能力も備えており、多様な任務に対応できる能力を持っています。
それでは、本記事でご紹介する『もがみ型護衛艦』について、詳しく見ていきましょう。
オーストラリアの新型汎用フリゲート選定:日本とドイツの競争
オーストラリア海軍の新型フリゲート、誰が勝ち取る?
日本とドイツが競合
オーストラリア海軍の新型フリゲート選定に、日本とドイツが名乗りを上げています。
公開日:2024/11/25

✅ オーストラリア海軍の新型フリゲート艦建造計画において、海上自衛隊護衛艦「もがみ」型とドイツのフリゲート艦「MEKO A200」が最終候補に残りました。
✅ 最終決定は来年行われ、計11隻建造され、総額は約100億豪ドル(約1兆円)となります。
✅ この新造艦は、インド太平洋における中国に対する抑止力強化を目的とし、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」に基づく原子力潜水艦配備計画と並行して進められます。
さらに読む ⇒時事ドットコム:時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2024112500759&g=intこの選定は、インド太平洋地域における安全保障の観点からも非常に重要です。
日本の技術力と、ドイツの輸出実績、どちらが有利に働くのか、今後の動向に注目です。
オーストラリア海軍は、老朽化したアンザック級フリゲートの後継として、11隻の汎用フリゲートを調達する計画「ProjectSea3000」を進めています。
当初はドイツ、スペイン、日本、韓国の企業が候補として挙げられましたが、最終的にはドイツTKMS社のMEKOA-200と日本の三菱重工のもがみ型護衛艦の2社に絞られました。
日本は、もがみ型護衛艦の能力向上型である令和6年度型護衛艦(06FFM)を提案し、防衛装備移転三原則に従い、完成品、部品、技術情報の移転も認めています。
オーストラリア政府は、軍事的な性能だけでなく、防衛産業における協力や技術パートナーシップの構築も重視しており、日本の提案はAUKUSのような最先端技術分野における提携の可能性を示唆しています。
一方で、ドイツは防衛装備品の輸出に慣れているため、通常の入札では日本が不利になる可能性があります。
最終的な決定はオーストラリア政府の政治的な判断に委ねられており、結果はまだ分かりません。
なるほど、オーストラリアの新型フリゲート選定は、日本の防衛産業にとっても大きなチャンスになりそうですね。AUKUSのような協力関係が、技術提携につながる可能性もあるんですね!興味深いです。
次世代護衛艦「もがみ型」:省人化と多機能性を追求
もがみ型護衛艦はどんな特徴を持つ次世代艦?
省人化・多機能・ステルス
「もがみ型」は、省人化と多機能性を追求した次世代護衛艦です。
公開日:2025/04/23

✅ もがみ型護衛艦「くまの」は、従来の護衛艦と比べて省人化、ステルス性向上、掃海能力の3つの特徴を持つ。
✅ 省人化は、一元化されたCIC、生体センサーによる人員把握、電子海図表示情報システム(ECDIS)などの導入により実現されており、従来の約半数の人員で運用できる。
✅ ステルス性向上は、レーダー反射断面積を最小限に抑える設計、ユニコーンと呼ばれる統合アンテナの搭載などにより実現されており、敵のレーダーに探知されにくくなっている。
さらに読む ⇒dメニューニュース|ドコモ()のポータルサイト出典/画像元: https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-862323省人化と多機能性の両立は、限られた人員で効率的な運用を行う上で、非常に重要な要素です。
ステルス性も向上しており、今後の海上自衛隊の戦力として、大きな期待が寄せられています。
海上自衛隊の最新鋭もがみ型護衛艦は、多機能で省人化を追求した、まさに次世代の護衛艦と言えるのではないでしょうか。
従来の護衛艦とは異なり、限られた人的資源を有効活用し、稼働率を高めることを目指しています。
「もがみ型」は、ステルス性を重視したデザインで、自動化・無人化によって乗員数を90名に抑えました。
統合艦橋システムと統合管制システムにより、操艦と艦内機能の集中管理を実現しています。
さらに、クルー制を導入することで、整備・補修以外の停泊期間を短縮し、稼働率を高めています。
装備面では、当初はコンパクト設計でしたが、船体の大型化に伴い、垂直発射装置(VLS)や各種兵装が追加されました。
VLSは対潜ミサイルだけでなく、将来は対空ミサイルも搭載される予定です。
「もがみ型」は、汎用護衛艦に準ずる自衛能力を持ち、機雷戦能力も備えています。
ただし、本格的な対潜捜索ソナーは搭載しておらず、対潜能力は哨戒ヘリに頼るところが大きい点が課題です。
省人化により稼働率は向上しましたが、一人あたりの負担が増加したため、現場では戸惑いの声も上がっています。
それでも、新しいコンセプトの護衛艦として、海上自衛隊の戦力強化に貢献することが期待されています。
省人化によって、乗員の方々の負担が増えるという課題もあるんですね。でも、新しいコンセプトの護衛艦として、日本の技術を結集した「もがみ型」は、素晴らしいと思います!
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ステルス性能抜群!海上自衛隊最新鋭護衛艦「もがみ」型。少人数運用、多機能性、機雷戦能力も!日本の防衛技術を結集した革新的な一隻。豪州輸出にも期待。