オーストラリア次期フリゲート艦計画? 日本の『もがみ型』輸出なるか豪州海軍の新型フリゲート導入計画と日本の『もがみ型』
オーストラリア海軍の次期フリゲート選定で、日本とドイツが最終候補に。日本の「もがみ」型護衛艦は、豪州のニーズを優先した柔軟な提案と、高い互換性が評価されています。対するドイツは実績を強みとし、日豪の安全保障協力も焦点に。しかし、日本の輸出経験不足や価格競争力の課題も。AUKUSに続くJAUKUS構想も視野に、来年の最終決定へ注目が集まります。
💡 オーストラリア海軍が老朽化したフリゲート艦の後継として新型艦を導入する計画。2029年の導入を目指している。
💡 最終候補は、日本の三菱重工業(もがみ型)とドイツのTKMS。2024年に最終決定が予定されている。
💡 日本の『もがみ型』は、高い性能と豪州が既に運用する武器システムとの互換性が評価されている。
本日は、オーストラリア海軍の新型フリゲート導入計画について、詳しく見ていきましょう。
まずは、この計画の概要をまとめてご紹介します。
オーストラリア海軍の新型汎用フリゲート導入計画
オーストラリア海軍の新型フリゲート、誰が作る?
ドイツか日本
本計画は、オーストラリアの安全保障における重要な一歩となるでしょう。
2024年の最終決定が注目されます。
公開日:2024/12/08

✅ 豪州政府は、老朽化したアンザック級フリゲート艦の後継として新型フリゲート艦の調達を計画しており、2029年の導入を目指しています。
✅ 最終候補は日本企業の三菱重工業(もがみ型フリゲート艦)とドイツ企業のティッセン・クルップ・マリン・システムズ(TKMS)の2社に絞り込まれ、2024年に最終決定が予定されています。
✅ 豪州は日本を安全保障上の重要なパートナーと位置づけており、日本のフリゲート艦選択は日豪の連携強化につながる可能性があります。しかし、ドイツのTKMSも有力候補であり、最終的な決定は豪州政府の総合的な判断によります。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/premier/business/articles/20241206/biz/00m/020/003000c最終候補に残ったのは、日本とドイツ。
日本は高い技術力で、オーストラリアとの連携を強化したい考え。
ドイツも有力なため、今後の動向を見守りましょう。
オーストラリア海軍は、老朽化したアンザック級フリゲートの後継として、新しい汎用フリゲートを導入する「ProjectSea3000」を進めており、最終候補はドイツのTKMSと日本の三菱重工業に絞られました。
当初は、ドイツ、スペイン、日本、韓国の艦艇が候補に挙げられていましたが、最終的にドイツと日本の2社に絞り込まれました。
オーストラリアは、Project Sea3000の調達を3段階に分けて行う予定です。
1番艦から3番艦までは海外建造、4番艦から6番艦までは国内建造、7番艦以降は仕様が変更される可能性も示唆されています。
日本は、もがみ型護衛艦の能力向上型である令和6年度型護衛艦(06FFM)を提案しており、オーストラリアとの共同開発・生産を希望しています。
日本政府は、防衛装備移転三原則に従い、完成品、部品、技術情報の移転を認めるとしています。
オーストラリアは、政治的な判断、技術力、経済効果、そして日豪間の安全保障協力などを考慮して最終決定を行う予定です。
なるほど。オーストラリアは色々な国と連携しているんですね。最終的にどこが選ばれるのか、興味がありますね!
日本のもがみ型改、豪州への優先提供
日本は豪州海軍にどんな武器を優先的に提供すると約束した?
もがみ型改
日本は豪州への優先提供を表明し、柔軟な対応を示しました。
今後の武器輸出のあり方にも影響を与えそうですね。

✅ オーストラリアが将来汎用フリゲート選定計画において、日本とドイツのプランを選抜し、最終トライアルは日独の一騎打ちとなりました。
✅ 日本案は海上自衛隊のもがみ型護衛艦をベースにしたもので、ドイツ案は自国海軍のブランデンブルク級フリゲートの設計を基にした「MEKO A-200クラス」です。
✅ オーストラリアがドイツ案を採用した場合、ニュージーランドにも輸出の可能性があり、両国は南半球で隣国であるため、艦隊を組む機会も多く、装備品を共用する可能性も高いです。
さらに読む ⇒乗りものニュース出典/画像元: https://trafficnews.jp/post/136366日本は、自国よりも豪州を優先し、もがみ型改を優先的に提供することを表明しました。
これは、大胆な戦略ですね。
日本は、豪州海軍の汎用フリゲート調達において、自国よりも豪州を優先し、もがみ型改を豪州に優先的に提供すると約束しました。
豪州海軍は、日本のもがみ型改、ドイツのMEKOA-200、MEKOA-210を最終候補として選定しており、日本は豪海軍のニーズを優先し、海自よりも先に豪州に3隻のもがみ型改を引き渡すことを表明しました。
このことは、日本が武器輸出において自国発注分を潜在的な顧客に譲るという戦略を採用したことを示しており、入札競争に勝利するためには顧客のニーズに合わせた柔軟な対応が必要であることを示唆しています。
ただし、日本のメディアや世論は、自国発注分を海外に譲渡することに対して否定的な感情を持つ可能性があり、国際的な武器輸出や競争入札への理解が不足している現状が課題として浮上しています。
一方で、豪州政府は海軍再編計画の一環として、水上艦戦力を倍増させる方針を掲げ、新型フリゲートの調達を進めており、もがみ型改は豪海軍の再編計画にとって重要な選択肢となっています。
自国よりも優先ってすごいですね!日本の技術が認められているってことですよね。
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豪次期フリゲート艦で日本「もがみ型」が最終候補!豪州との安全保障強化へ、実績と価格がカギ。JAUKUS実現なるか?