新時代の海を守る!海上自衛隊 新型護衛艦「もがみ」型とは?多機能性を誇る最新鋭護衛艦「もがみ」型の全貌
海上自衛隊の多機能フリゲート「もがみ」型は、対空・対潜・対水上戦に加え、機雷戦や災害救助にも対応する革新的な護衛艦。省人化と高性能装備で効率的な運用を実現し、オーストラリア海軍への輸出も決定!日米豪連携を強化し、インド太平洋地域の安全保障を支える。次期型FFMも登場し、日本の防衛技術が世界をリードする。
💡 ステルス性を考慮した設計で、対空・対潜・対水上戦に対応。多用途な任務をこなすFFM(多機能護衛艦)です。
💡 乗員を減らし、稼働率を高める「クルー」制を導入。省人化と効率化を実現しています。
💡 機雷戦能力も有し、無人機雷排除システムを搭載。多様な任務に対応できる汎用性が魅力です。
それでは、まず「もがみ」型の概要から見ていきましょう。
新時代の幕開け:海上自衛隊「もがみ」型護衛艦
海上自衛隊の新型フリゲート「もがみ」型、何がすごい?
多機能性!対空・対潜・対水上、機雷戦にも対応。
海上自衛隊の新たな顔として、2022年に就役したのが「もがみ」型護衛艦です。
従来の護衛艦とは一線を画す外観と、最新の技術が詰め込まれたその性能に迫ります。
公開日:2023/01/06

✅ 新型護衛艦「もがみ」型は、ステルス性を考慮した設計と多用途な任務に対応できる能力を持つFFM(多機能護衛艦)で、2022年4月に1番艦が就役しました。
✅ 従来の護衛艦とは異なり、凹凸を減らした未来的な外観が特徴で、護衛艦としては初の「クルー」制を導入し、船の稼働率を高める試みが行われています。
✅ 2026年3月までに10隻が建造・就役予定であり、現在は護衛艦隊と掃海隊群に配備され、防空・対潜戦闘、監視警戒など幅広い任務に従事します。
さらに読む ⇒自動車情報誌「ベストカー」出典/画像元: https://bestcarweb.jp/feature/column/574675従来の護衛艦とは異なる未来的な外観が印象的ですね。
2026年までに10隻が就役予定ということで、今後の活躍に期待が高まります。
海上自衛隊は、従来の護衛艦とは一線を画す新型フリゲート「もがみ」型を建造し、その多機能性で注目を集めています。
FFM(Frigate、Mine Warfare、Multi-purpose)と名付けられたこの護衛艦は、対空、対潜、対水上戦能力に加えて、機雷戦や災害救助にも対応できる汎用性を誇ります。
2025年8月時点で8隻が就役しており、12隻の建造が計画されています。
その特徴として、近接防御用のSeaRAM、Mk.41 VLS(7番艦以降)、17式艦対艦誘導弾(SSM-2)、Mk.45 5インチ単装砲を装備。
対潜能力は、曳航式可変深度ソナー(VDS)と戦術曳航ソナー(TASS)によるマルチスタティック作戦を可能にし、対機雷戦能力として、OQQ-11対機雷戦用ソナーシステム、UUV、USVも搭載予定です。
ステルス性も追求され、レーダー反射断面積を低減する工夫が凝らされています。
なるほど、FFMってそういう意味だったんですね!ステルス性も考慮されているなんて、すごいですね!
機雷戦能力と省人化:『もがみ』の隠れた強み
『もがみ』型護衛艦、他と違う点は?機雷戦力と省人化?
対機雷戦と少人数での効率運用が特徴です。
「もがみ」型のもう一つの特徴は、機雷戦能力です。
機雷の脅威から海を守るために、どのような技術が導入されているのでしょうか。
公開日:2024/02/02

✅ 新世代護衛艦FFM『もがみ』は、対潜・防空能力に加え、機雷戦能力と多目的性を備えた多機能護衛艦として誕生し、掃海艇の役割も担う。
✅ 『もがみ』は、無人機雷排除システムや水中処分員を搭載し、レーダーに探知されにくいステルス性、CICの省人化など、最新技術を導入することで少人数での運用を実現している。
✅ 『もがみ』は、多様な任務への対応能力と省人化を両立し、今後配備されるFFMの道標となるべく、乗組員はパイオニア精神を持って任務に臨んでいる。
さらに読む ⇒MAMOR-WEB出典/画像元: https://mamor-web.jp/_ct/17628947機雷戦能力を付加することで、より多角的な防衛が可能になるんですね。
少人数での運用を実現する工夫も興味深いです。
『もがみ』型護衛艦の大きな特徴の一つは、他国のフリゲートにはない対機雷戦能力を備えている点です。
従来の護衛艦では対応できなかった機雷の捜索・処分を、無人機や水中処分員によって可能にしています。
掃海長の胡3佐は、早期の戦力化に向けた訓練の重要性を語っています。
また、省人化も大きな特徴であり、CIC(戦闘指揮所)はフリーアドレス制を採用し、少ない人数でも効率的な運用を実現しています。
船務長の井上3佐は、CICへの集約により、各部署の連携が強化されたと説明しています。
艦長の関2佐は、『もがみ』が対潜・対空・対水上戦など多様な任務に対応しつつ、コンパクトで少人数での運用が可能であることを強調し、乗員がパイオニア精神を持って任務に臨んでいると語っています。
無人機や水中処分員を活用して機雷に対応できるんですね。省人化も進んでいるようで、すごい技術ですね!
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海上自衛隊新型FFM、オーストラリア海軍に輸出決定!日米豪連携強化へ。高性能化で対空・対潜能力UP。インド太平洋の安全保障を支える。