オーストラリア海軍増強の行方:新型フリゲート(もがみ型改)採用決定で日豪防衛協力は?日豪防衛協力の深化と海軍力増強:新型フリゲート(もがみ型改)採用決定
オーストラリア海軍の次期主力艦に、日本製の新型FFM(もがみ型改)が決定!安全保障環境の悪化を受け、早期戦力化を急ぐオーストラリアが、納期遵守と実績を評価。日本は、自国建造艦の転用という大胆な戦略で勝利を掴んだ。日豪防衛協力の深化、米豪シーレーン防衛への貢献、高技能雇用創出にも繋がる歴史的転換点。2029年就役へ向け、日独の激戦を制した新型FFMの活躍に注目!
💡 オーストラリアが新型フリゲートとして、日本の「もがみ型改」を採用。
💡 日本製の新型フリゲート導入は、日豪防衛協力の強化と、オーストラリア海軍の能力向上に貢献。
💡 新型フリゲートは、2029年からオーストラリア海軍に配備される予定。
それでは、オーストラリア海軍の新型フリゲート採用決定について、詳しく見ていきましょう。
オーストラリアの決意:海軍力増強への第一歩
オーストラリアが水上戦闘艦増強を急ぐ理由は何?
安全保障環境が「戦後最も厳しい」から。
本日は、オーストラリア海軍が新型フリゲートの導入を決めたニュースについて解説します。
オーストラリアは、安全保障環境の悪化に対応するため、海軍力の増強を目指しています。
公開日:2025/08/08

✅ オーストラリアは、日本製の新型FFM(もがみ型フリゲートの派生型)を次期汎用フリゲートとして採用し、日豪防衛協力の深化とオーストラリア海軍の強化を図る。
✅ オーストラリアが新型フリゲートの導入を急ぐ背景には、ハンター級の計画遅延とウクライナ戦争や米中競争の激化による安全保障環境の悪化があり、早期の海軍力強化が求められた。
✅ 新型FFM選定の主な理由は、納期の確実性であり、三菱重工の豊富な建造実績と、海上自衛隊向け新型FFMの建造開始予定が評価された。
さらに読む ⇒地経学研究所(IOG) by 国際文化会館・アジア・パシフィック・イニシアティブ出典/画像元: https://instituteofgeoeconomics.org/research/20250807010/新型フリゲートの導入は、オーストラリアの安全保障戦略において非常に重要な意味を持ちますね。
特に、納期が重視されたというのが印象的です。
2023年、オーストラリアは国防戦略見直しを行い、安全保障環境が「戦後最も厳しい」と位置づけ、水上戦闘艦の増強を急務としました。
その一環として、アンザック級フリゲートの後継艦となる汎用フリゲートの取得を計画し、入札プロジェクト「SEA3000」を開始しました。
このプロジェクトには、日本、ドイツ、スペイン、韓国など、複数の国が提案を行い、最終的に、日本が提案する令和6年度型護衛艦(新型FFM、もがみ型改)とドイツのMEKO A-200が候補に残りました。
へえ、日本製のフリゲートが選ばれたんですね! オーストラリアの安全保障環境が厳しくなっているという話は、最近よく耳にしますね。
納期と実績:選定を左右した要因
オーストラリア海軍が重視した点は?納期遵守がカギ?
納期遵守!早期戦力化を最優先。
この章では、オーストラリア海軍が新型フリゲートを選定するにあたって、どのような要因が影響したのかを詳しく見ていきます。
納期遵守が非常に重要なポイントだったようです。
公開日:2025/08/06

✅ 防衛省と三菱重工業は、オーストラリア海軍の次期汎用フリゲート艦候補として、海上自衛隊の護衛艦「もがみ型」の能力向上型を選定し、日本と共同開発に向け優先交渉に入ることを発表しました。
✅ 最大約9500億円規模で11隻を建造し、最初の3隻は日本国内で建造、2029年から納入を開始する予定で、護衛艦の輸出はこれが初めてとなります。
✅ 中谷防衛相は、もがみ型のステルス性、米軍との相互運用性、高い武器システムなどを評価し、官民一体でプロジェクト成功を目指し、国内の防衛生産・技術基盤の強化に繋がると歓迎しています。
さらに読む ⇒dメニューニュース|NTTドコモ(docomo)のポータルサイト出典/画像元: https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nagasaki/region/nagasaki-20250806105232?utm_source=dnews&utm_medium=article&utm_campaign=contentsmatch1納期が重視された背景には、オーストラリア海軍が早期に戦力を確保したいという事情があったのでしょう。
三菱重工の実績も評価されたのは大きいですね。
2024年11月、第1回選定結果が出され、日本とドイツの提案に絞られました。
選定の鍵となったのは、納期遵守でした。
オーストラリア海軍は早期戦力化を最優先事項としており、三菱重工が海上自衛隊向けの多数の艦艇を納期通りに建造してきた実績と、もがみ型の量産実績が評価されました。
日本は、自国向けに建造中の艦を輸出に転用することで、2029年の1番艦納入を目指すという、納期遅延リスクを最小限に抑える戦略を採用しました。
これは、過去にイタリアやフランスが行った手法と同様で、オーストラリア海軍が海上自衛隊よりも先に同型艦を入手できるというメリットも提供しました。
納期重視って、旅行でも同じですよね。早く行きたいから、確実なものを選ぶ! みたいな。
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日豪防衛協力が加速!三菱重工の新型FFMがオーストラリア海軍に採用決定。ステルス性、航続距離、米軍との連携が評価。日本初の艦艇輸出、歴史的勝利!