護衛艦「もがみ」型とは？多機能性、省人化、機雷戦能力… 海上自衛隊の新戦力とは？未来の海の守り手、多機能護衛艦「もがみ」型

機雷戦能力の強化と、多様な任務への対応

「もがみ」型は、対空・対潜・対水上戦だけでなく、機雷戦能力も強化されています。

さらに、多様な任務への対応能力も備えています。

特集》「もがみ」型護衛艦とは？ オーストラリア海軍の新型フリゲートに能力向上型が選定

公開日:2025/08/08

✅ 海上自衛隊の新型フリゲート「もがみ」型は、対空・対潜・対水上戦能力に加え、機雷戦や災害対応など多機能性を付与され、FFMという新たな艦種記号が与えられています。

✅ 装備面では、近接防御用ミサイル、VLS（一部艦）、5インチ単装砲、17式艦対艦誘導弾などを搭載。対潜能力は曳航式ソナーによるマルチスタティック作戦が可能で、VLSからの魚雷運用も検討されています。

✅ 最大の特長は対機雷戦能力で、機雷探知UUV、無人機雷排除システム、USVなどを搭載。航空機はSH-60K/L哨戒ヘリコプターを搭載可能で、レーダーは多機能レーダーOPY-2を採用しています。

さらに読む ⇒日本の防衛と安全保障の今を伝える｜［J ディフェンス ニュース］出典/画像元: https://j-defense.ikaros.jp/docs/special/003634.html

機雷戦能力の強化は、非常に重要ですね。

機雷の脅威から、日本の海を守るために不可欠な要素です。

「もがみ」型は、機雷戦能力を格段に向上させています。

機雷の捜索・処分を行うための無人機USV/UUVや水中処分員（EOD）を搭載し、機雷除去能力を飛躍的に高めています。

機雷捜索から処分までをアウトレンジで行うことが可能になり、掃海長の胡3佐は、これらの体制確立と早期戦力化を目指しています。

また、多様な任務への対応能力も大きな強みです。

平時の警戒監視活動から有事の対潜・対空・対水上戦まで、幅広い任務に対応できる能力を備えています。

艦長の関2佐は、「もがみ」型が後続のFFMの道標となることに、乗組員一同、パイオニアとしての使命感を共有していると語っています。

機雷って、映画でしか見たことないけど、こんなにすごい性能があるんだ！まさに海を守るプロって感じですね！

未来を見据えた設計と、乗員の快適性を追求

「もがみ」型は、オーストラリアへの輸出も決定し、国際的な評価も高まっています。

その未来を見据えた設計について解説します。

豪政府、海軍の新型艦に「もがみ型」11隻を導入 採用を正式発表

公開日:2025/08/05

✅ オーストラリア政府は、2030年運用開始を目指す新型フリゲート艦に、日本の三菱重工業が開発した「もがみ型」を採用することを決定し、日豪が共同開発を進める。

✅ これは、日本にとって2例目の完成品の装備品輸出であり、日豪間の安全保障連携強化を象徴する。

✅ 豪州は11隻の新型艦導入計画を進めており、日本案は、少ない人員での運用や米国の艦艇との連携のしやすさが評価された。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20250805/k00/00m/030/042000c

女性専用エリアの設置など、乗員の快適性への配慮が進んでいるのは良いですね。

自衛隊の組織文化の変化も興味深いです。

「もがみ」型は、未来の海上防衛を体現する革新的な設計が施されています。

居住区画においては女性専用エリアが完全に区切られ、女性隊員への配慮も徹底されています。

これは、少子化という社会情勢の中で、自衛隊が組織文化の見直しを進めている一例です。

省人化に伴い、幹部と曹士が科員食堂で食事を共にしたり、停泊中のサイドパイプ使用が廃止されるなど、従来の護衛艦とは異なる運用が行われています。

これらの変化は、乗員負担の軽減と、限られた人員での効率的な運用を目指す海上自衛隊の方針を反映しています。

女性専用エリアがあるとか、すごい！ 働きやすい環境作りって、すごく大事ですよね！

世界をリードする可能性と、今後の展望

「もがみ」型は、世界をリードする可能性を秘めています。

今後の展望について、詳しく見ていきましょう。

オーストラリア海軍の再編計画、汎用フリゲートの検討候補にもがみ型が浮上

公開日:2024/02/21

✅ オーストラリア政府は海軍再編を発表し、中国に対抗するため水上艦戦力を増強する。有人運用可能な大型無人艦と汎用フリゲートの取得を計画し、後者の候補としてMEKO A-200、Alfa3000、もがみ型、大邱級を検討。

✅ 再編では、既存のハンター級フリゲートやアラフラ級哨戒艦を削減し、代わりに大型無人艦6隻と汎用フリゲート11隻を取得する。これにより、水上艦の戦力規模を2倍に増やすことを目指す。

✅ 汎用フリゲートの乗員規模の合理化と省力化技術による人員増加の抑制を目指し、AUKUS級原潜の取得も考慮されている。しかし、計画に必要な資金111億豪ドルの調達は未定である。

さらに読む ⇒航空万能論GF出典/画像元: https://grandfleet.info/indo-pacific-related/australian-navy-reorganization-plan-gami-type-has-emerged-as-a-candidate-for-general-purpose-frigate-consideration/

省人化技術は、日本の強みとして、今後ますます重要性を増していくでしょう。

国際的な共同開発にも期待したいですね。

「もがみ」型は、世界的に見ても省人化が成功した艦船であり、その優れた技術は他国からも高く評価されています。

国際的な共同開発や輸出も期待されており、日本は、この先進的な省人化技術を活かし、世界の船舶省人化市場をリードする可能性を秘めています。

現在12隻の建造が計画されており、2025年8月時点で8隻が就役済みです。

整備途中の改修も視野に入れ、安全保障と経済成長の両立を目指し、官民一体となって技術開発を加速させていくことが求められます。

省人化技術って、すごいですね！ 現代の技術って、本当に進化してるんだなーって、改めて感じました！

「もがみ」型は、日本の海洋防衛力を強化するだけでなく、世界をリードする可能性も秘めた革新的な護衛艦です。