片倉館の魅力とは?歴史と建築美、そして地域との繋がりを紐解く(?)諏訪湖畔の温泉施設「片倉館」の魅力を徹底解説
大正ロマン薫る、諏訪湖畔の温泉郷「片倉館」。製糸業で財を成した片倉財閥が、地域住民のためにつくった壮麗な建築美。スパニッシュ・ミッション様式の外観、204畳の大広間、100人入れる千人風呂など、見どころ満載。国の重要文化財にも指定され、歴史と文化を感じられます。温泉と建築美、そして地域への想いが詰まった、特別な空間体験を。

💡 片倉館は、製糸業で財を成した片倉兼太郎によって、地域住民の福利厚生のために建設された温泉施設です。
💡 特徴的なのは、森山松之助が設計した「湖畔に佇む西洋の古城」を思わせる八角形の塔屋を持つ建築美です。
💡 温泉施設としての機能に加え、大広間など文化的な要素も持ち合わせ、地域住民の交流の場としての役割も担っています。
それでは、片倉館の歴史、建築美、そして地域との繋がりについて、詳しく見ていきましょう。
シルク王の夢、地域を照らす温泉
諏訪湖畔の片倉館、建設のきっかけは?
片倉兼太郎のヨーロッパ視察と地域貢献の志。
片倉館は、大正から昭和初期にかけて製糸業で栄えた片倉財閥によって建設されました。
その背景には、地域住民への深い思いがありました。
公開日:2019/05/07

✅ 片倉館は、製糸業で栄えた片倉財閥の二代目、片倉兼太郎が、従業員や地域住民の福利厚生のために建設した温泉施設。
✅ 二代兼太郎は、欧米視察で労働者の保養施設に感銘を受け、上諏訪の温泉を利用した浴場を建設。昭和恐慌下の地域経済活性化にも貢献した。
✅ 片倉館は、森山松之助が設計し、「湖畔に佇む西洋の古城」をイメージした八角形の塔屋が特徴。当初から一般市民も利用可能だった。
さらに読む ⇒日本のすばらしい建築物出典/画像元: https://sumai01.hatenablog.com/entry/2019/05/07/092244片倉館の建設に至る過程は、地域への貢献を強く意識したものでした。
建築家との協働や、市民への開放など、その姿勢に感銘を受けます。
大正から昭和初期にかけて製糸業で財を成した片倉財閥の二代目当主・片倉兼太郎は、ヨーロッパ視察で見た厚生施設に感銘を受け、地域住民のために温泉、社交、娯楽、そして文化向上の場を創ることを決意しました。
その構想を実現するため、1928年(昭和3年)に建設が始まったのが、長野県諏訪湖畔に佇む歴史的温泉施設「片倉館」です。
設計は、台湾総督府庁舎も手がけた建築家・森山松之助。
ゴシックリバイバルやロマンティックリバイバルを基調としつつ、様々な様式が巧みに取り入れられた個性的な建築が誕生しました。
片倉館は、片倉製糸紡績株式会社の創立50周年記念事業として、片倉家が私財を投じて建設され、社員だけでなく地域住民にも開かれた公共の福利厚生施設として、その姿を現しました。
なるほど、地域住民の福利厚生施設として建設されたというのは興味深いですね。当時の人々の生活を支えた温泉施設、ぜひ行ってみたいです!
西洋建築美と日本の心、細部へのこだわり
片倉館の魅力、一言で言うと?
洋風建築と和風の融合!
片倉館の建築美は、訪れる人々を魅了します。
その外観、そして内部の細部に至るまで、様々な工夫が凝らされています。

✅ 群馬県富岡市の富岡製糸場が世界遺産登録された際、操業停止後に私財を投じて建物を守り抜いた人物の存在を知り、筆者は感銘を受けた。
✅ 長野県諏訪市にある片倉館は、日本最大の製糸企業「片倉組」の2代目・片倉兼太郎が、地域住民のための厚生施設を建設したいという思いから、温泉大浴場などを備えた福祉文化施設として建てられた。
✅ 片倉工業(旧片倉組)は、世界遺産登録後も私財を投じて富岡製糸場を守り続けたことへの感謝を込めて新聞広告を出し、片倉館も現在もその歴史を伝えている。
さらに読む ⇒アメーバブログ(アメブロ)を無料で始めよう!出典/画像元: https://ameblo.jp/toyoeiwa-koala/entry-12423326610.html外観の美しさ、内部の和洋折衷の空間構成、そして細部へのこだわり。
建築家の方々の技術と、人々を迎え入れるための工夫に感銘を受けます。
片倉館の外観は、スパニッシュ・ミッション様式を基調とした洗練された洋風建築で、白い漆喰の壁、アーチ状の窓、赤瓦の屋根が目を惹きます。
まるでヨーロッパの古城のような重厚感を醸し出し、正面の左右対称デザイン、円形塔、ステンドグラスの窓などが訪れる人々を魅了します。
その美しさは外観だけに留まらず、内部は和洋折衷の空間構成で、204畳の大広間や東郷平八郎・中村不折の書が飾られた和室など、機能性も兼ね備えた造りとなっています。
建築家目線で見ると、その空間演出へのこだわり、職人の高い技術力、素材選びの丁寧さが際立っています。
回廊のカーブや柱のディテール、石材や木材の質感、照明の温かみなど、細部にまで「人を迎え入れる」ための工夫が施されています。
まるで映画のセットみたい!細部までこだわって作られた建築、本当に美しいですね。写真映えもしますし、ぜひ行ってみたいです!
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圧巻の千人風呂が魅力!国の重要文化財・片倉館。歴史を感じる温泉と、地域交流イベントで心も体もリフレッシュ。アクセスも便利!